外交防衛委員会
○参考人(木村汎君) いろいろ御質問されましたけど、一番最後の点が先生の御質問のポイントだと思いますので、お答えいたします。 おっしゃるとおり、北方四島の一部に地対空ミサイル等そういったものが、軍備が強化されていることに関しては私はもっと強く抗議すべきだと思います。特に2プラス2、皆様に御説明するまでもなく、ロシアが希望したのか日本が希望したのか、2プラス2という外務大臣のほかに防衛大臣が加わっての場というものができておって、確かに
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発言数 44件
初発言日: 1977-06-04 / 最新発言日: 2017-02-09 / 1 ページ目 / 全体 3ページ
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○参考人(木村汎君) いろいろ御質問されましたけど、一番最後の点が先生の御質問のポイントだと思いますので、お答えいたします。 おっしゃるとおり、北方四島の一部に地対空ミサイル等そういったものが、軍備が強化されていることに関しては私はもっと強く抗議すべきだと思います。特に2プラス2、皆様に御説明するまでもなく、ロシアが希望したのか日本が希望したのか、2プラス2という外務大臣のほかに防衛大臣が加わっての場というものができておって、確かに
○参考人(木村汎君) 最初に、米ロ関係について一言申し上げます。 私は、トランプ政権の外交行動様式が非常に予想困難で、時期尚早に何かしゃべることは慎まないといけないと思っておりますけれども、米ロ関係を長年研究してきた者の一人として一つのことだけ申し上げたいと思います。 それは、過去三代のアメリカの政権、ひょっとすると四代にわたってロシアとの関係には次のようなパターン、サイクルが見られるということでございます。どのようなパターンか
○参考人(木村汎君) いや、先生のおっしゃるとおりでして、ある意味で日本人とロシア人とはこの地球上で一番正反対の国民なんですよ。だから、国民性を理解することから交渉を始めないとね。 例えば、一例を挙げますと、日本人は最も気が短くて、もうこれ七十年間領土が返ってこないといって、もうこれ以上待てない、強制的に引き揚げさせられた人々はもう八十一・何歳になっている、もう少なくなってきている、もう時間がないといって、しかし、ロシアの人はもう反
○木村参考人 率直に申しまして、先生の御質問は非常に難しくて、学者の一人として、うれしい、そこまで勉強されて御質問されるのかと感心しております。 例えば、冒頭で引用された、領土を失うものはと。あれは私自身の本にも書かれて、恐らく日本で初めて書かれたので、先生が私の本を読んでくださったことを証明しております。それは自慢になりますけれども。 シェールガス革命に関して。プーチンが得点を上げたことは間違いございません。オバマ大統領、ある
○木村参考人 私の考えでは、ロシアが日本に対して北方領土の返還に踏み切るか否か、これを決定する要因が大きく言って三つあると思います。まず第一は、国際情勢が今後どのように変化するか。第二は、ロシア国内の情勢がどのように変化するか、特にプーチン大統領の権力基盤がどのぐらい強いかどうか。第三番目は、日本がそのような環境の中でチャンスをつかまえて十分生かせるかどうか。この三つであります。これについて十分間お話しいたします。 まず、国際情勢で
○木村参考人 はい。(拍手)
○木村参考人 宮路先生がおっしゃった状況は私も十分理解しておりまして、非常に困ったことだ、日本側にとって不利な分裂だというふうに結論を申し上げることができます。 私の考えは、ちょっと、最後に共産党の方が発言されるかもしれませんけれども、共産党の方の結論は正しいんですね。つまり、これは、四島どころではなくて、南樺太、全千島をソ連、現ロシアに対して要求できる立場にあるわけです。 平和条約もございませんし、ロシアが一方的に参戦してきた
○木村参考人 率直に申しまして、実に鋭い御質問でございます。 二つあったと思います。一つは、シェールガス革命が進展するからといって、ロシアは領土を譲歩するだろうか。それは、おっしゃるとおりです。それ一つだけでは譲歩しないと思います。それはもう間違いございません。 ロシアはなかなかしたたかでして、ロシアにもシェールガスというのは埋まっておって、ひょっとしたら世界一にあるかもしれない。ただ、それを掘り出すような、アメリカやカナダのよ
○木村参考人 先生のお話も多岐にわたっておりまして、一々私が、ちょっとニュアンスが違うところをしゃべり出しますと時間がかかってしまいますので、一番最後のあたりにおっしゃったことから述べて、さらに、御不満でございましたら、具体的に、改めてこの点を聞きたいんだとおっしゃってくださいませ。 最後におっしゃったことは、日本は、二島だ、二島プラスアルファだとか、フィフティー・フィフティーだとか、三島だとか、面積等分論だとかいろいろなことが出て
○木村参考人 ありがとうございます。よく勉強されているので、びっくりしました。 おっしゃるとおりでして、ソルジェニーツィンというノーベル文学賞をもらわれた方は、「廃墟のなかのロシア」という書物の中で、今御紹介していただいた、日本には有利になるようなことをおっしゃっています。 そして、かつ、彼は、御存じのように、事実上西洋に亡命して、私はそのときに、奥様が後から追いかけられるときに、飛行場で、シェレメチェボ・モスクワ空港で最後に話
○木村参考人 ビザなし交流は、日本にとって非常に大事な交流でございますので、ぜひとも続けるべきだと思っています。 まず、その理由の第一は、皆様も御存じのように、ゴルバチョフさんが来たときに我々は大変期待したんですが、彼は、島を返すということを約束せずに帰っていって、残念でありました。しかし、そのときに、彼がみずからこのビザなし交流を、その埋め合わせと言うとなんですけれども、お土産として提案してくれて、日本にとっては非常にありがたかっ
○木村参考人 これは、沖縄の方及び共産党の方がいつも鋭く提起される質問で、私自身も一部同感するところがあります。 しかし、この機会に、違うところも申し上げます。先ほどと重なりますけれども、この議論を続けていきますと、二つ三つの問題にぶつかるんです。一番大きな問題は、アメリカが結局悪かった、ソ連も悪いけれどもアメリカも悪かったんだという意見でこれをやっていきますと、ソ連に対する北方領土の返還が少し曖昧化されて、要求が弱くなってしまうん
○木村参考人 私は、午前中言葉が不足で少しおわかりにくかったと思いますが、従来の日本の立場は、北方領土が返らないうちはそれ以外の協力、交流をしないということで、入り口論の立場に立っておりまして、逆にソ連の方は、いろいろな協力や交流を進めていけばひょっとしたら最大の難題も解決するのではないか、しかしそれも別に保証するわけでもない、そのようなソ連の立場を出口論と呼んでいたわけですが、その場合技術的な問題になるのは、ソ連の場合は五六年のいきさ
○木村参考人 午前中申し上げましたように、四月のゴルバチョフの訪日の際にソ連がとる戦略は五つありまして、第一番目は、島の問題を突出させないで矮小化する。日ソの両国はもっと高等な目標に向けて努力すべきであるということを高らかにうたい合う。二番目に、島を水割り作戦をする。実務的な協定を十一から十五、ひょっとしたら二十結ぶことによって、一番肝心な島の問題には触れない。三番目に、ゴルビー・ブームのパフォーマンスで足らざるところを補う。四番目に、
○木村参考人 五十嵐先生からたくさんの御質問が全員に出たわけで、私は、その中から二、三を選んでお答えさせていただきたいと思います。 最初は、タイミングの問題が先生から出されて、全く同感でございます。私どもに、名前は挙げられませんけれどもソ連の方がひそかに言っているところでは、もう少し早く我々の書記長、大統領が日本に行ってもらった方がよかったというようなことで、やはり政治におけるタイミングを逸することの重要さということを述懐しておりま
○木村参考人 ゴルバチョフ政権が成立しましてから六年の月日がたちましたが、その中の展開には、日本の北方領土返還運動に有利な動きと不利な動きがございます。 有利な展開といたしましては、そもそもペレストロイカというものがなぜ始まったかといいますと、ソ連経済の低迷である。その経済を立て直す、その刺激になりましたのは、一九八五年、ゴ ルバチョフが政権をとりましたときに、くしくも日本のGNPがソ連の国民総生産を抜いて世界第二位になった、これ
○木村参考人 第一点は、難しい問題ですけれども、先ほどから私申し上げておりますように、ソ連の人々の間に行われている意識革命の結果、軍事力というものは国際政治においてはそれほど重要でないという認識が徐々に広まってきておりますから、そのような考えに一番強く抵抗している職業軍人の間にも共鳴者が出てきていると思います。軍部の中も決して一枚板ではなくて、一部の人は、今度の湾岸戦争にあらわされましたように、それ以前にゴルバチョフのペレストロイカの引
○木村参考人 私も同様に、島の数に関しては絶対に妥協はあり得ないけれども、四つの島が返還されることが、もう後になってソ連の当事者が死亡したり知らないということによって後退しないという保証、つまり明示的な、相互が調印し、それぞれの国に持って帰って批准された国際的な文書の中で明確にされるならば、その返還の時期とか態様とか方法というのは技術的な問題であって、そこまで深追いするとかえって返るべきものが返りにくくなるという点ではほとんどの方の同意
○木村参考人 同じ結論でございますけれども、一言つけ加えますと、今伊藤さんがおっしゃったことをソ連の学者も、ソ連の国際法の教科書にもそのように書いておりますから、間違いないと思います。 先生がおっしゃいましたように、五六年の共同宣言は、領土の問題さえ、つまり国境の確定さえ行われておればあるいは平和条約になり得たものでございます。そういう意味で、ちょっと私どもから聞ける立場じゃありませんが、先生が先ほど中間条約とおっしゃったのはどうい
○木村参考人 もちろん、いただけるものは先にいただいたらよろしいので、私の個人の考えでは、今度のゴルバチョフの訪日の一回で四島一括返還は難しい、日本共産党がお説きになっている全千島返還はさらに難しいと思いますので、歯舞、色丹をお土産のような形で平和条約締結と関係なく持ってきました、差し上げますと言ったら、それまで拒否することはないので、それは当然四島でもらうべきうちの二島を何の義務もなくいただいたというわけで、いただけばよろしいので、ロ