科学技術委員会公聴会
○森公述人 森でございます。発言の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。 私は、この委員会に出てまいりますのは「むつ」の事件以来二十五年ぶりでございまして、中曽根さんや、お父さんですけれども、岡良一先生のお手伝いをして、原子力開発に四十数年携わった者として、特に原子力関係者の一員が今回のような事故を起こして皆様に大変、村の皆様はもちろんでございますが、御迷惑をおかけしたこと、大変遺憾に思っております。その結果、本日御提案
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発言数 56件
初発言日: 1962-06-01 / 最新発言日: 1999-11-24 / 1 ページ目 / 全体 3ページ
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○森公述人 森でございます。発言の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。 私は、この委員会に出てまいりますのは「むつ」の事件以来二十五年ぶりでございまして、中曽根さんや、お父さんですけれども、岡良一先生のお手伝いをして、原子力開発に四十数年携わった者として、特に原子力関係者の一員が今回のような事故を起こして皆様に大変、村の皆様はもちろんでございますが、御迷惑をおかけしたこと、大変遺憾に思っております。その結果、本日御提案
○森公述人 お答えいたします。 まず、少し技術的なことを申し上げさせていただきたいのですが、あのような特別な施設、これは全国でただ一つの低濃縮でないウランの転換をやっておった。低濃縮でないというか、中濃縮、一八・八%の施設。施設というより小屋ですね。皆さん訪問になったと思いますが、本当に小さな部屋。大きな設備が、大部分は軽水炉用の低濃縮の転換をやっておるのです。その隅にある本当に小さな小屋でやっておった。こういった本当に注意しなけれ
○森公述人 現在リストラに取り組んでおるのは、経営者の当然の責務でございます。しかし、そのときに、やはり特に原子力については安全といったことを忘れては絶対困る。幾らリストラといいましても、まず警備員から首を切っていこうという会社はないと思うんですね。それと同じように、今回の場合は首を切ったわけじゃないのですけれども、これは御存じと思いますが、これ全体がジェー・シー・オーの工場で、この赤いのが例の小屋でございますが、そこはときどきしか仕事
○森公述人 強化ということの内容が問題でして、日本のような、役所が三年ごとにくるくる変わるような組織の中で人数をやたらとふやしたから強化になるかという基本的な問題がございます。 それから、やはり何と申しましても、アメリカもそうだったんですけれども、確かに規制委員会ができたこともあれですけれども、幾つかの、先ほど申しましたような民間の相互警戒組織ができたことが安全性を強化した中心になったわけでございまして、形式的な強化だけでは余り実効
○森公述人 私の意見に御賛成いただきまして、ありがとうございました。 今おっしゃったことに尽きるわけでございまして、随分共通するものもございますし、もともと原子力文化といいますか原子力都市というのは、科学技術の粋である原子力を扱うわけですから、あらゆることにおいて最も整備しておる社会である。病院もそうですし、今の被害対策もそうですし、そうなるべきだという哲学からいって、そうすべきだし、またそうすることによって、専門家が、しょっちゅう
○森公述人 もう大部分は今の御質問には答えておりますので、一言で申しますと、重点的に効率的に実施するということに尽きると思います。 今角田参考人のおっしゃったのは、それこそチェルノブイリ級の事故の話を例に言われたわけですけれども、平素から、先ほど申し上げました放射線の安全ということについての本当に親切な、科学的な事実に基づいた説明をしておくということが何といっても一番基本的な大事なことではないかと存じます。 以上でございます。
○森公述人 お答えいたします。 四十年前に私自身が、今存命の者の中では私ともう一人ぐらいですが、中心になってまとめたものでございまして、先ほどもちょっと申しましたけれども、あの調査の目的は、頭から原子力発電所の中にある放射能が五〇%とにかく出てしまったとした場合にどうなるか、これは原子力損害賠償制度法をつくるための材料としてつくったわけでございます。それに付随して、退避道路が必要であるということを。 だから、恐らく全国唯一だと思
○森公述人 百三十五万と十六万で、被害額が比例するわけではございません。あの当時はそれこそコンテナなど安全設備の全くない原子炉で、いろいろな安全装置が全然働かない、ないものを想定しておりますから、キロワットには比例しない。 私の方でやるかどうか。あれは政府の委託でやったわけでございますけれども、私のところよりは適当な機関があろうかと思います。まあ、やれと言われれば断りはしませんけれども。 以上でございます。
○森公述人 ジェー・シー・オーの責任については全く今能澤先生がおっしゃったとおりで、私もそのとおりだと思います。 しかし、さっきから申しているように、あの小屋は一八・八%濃縮というウランを扱っている。これは、安全はもちろんですけれども、いわゆるPP上もそれから核不拡散上も注目しなければいけない施設なんです。それを、これは私も全く責任がないとは言えぬかもしれませんが、注目していなかったという点から、科学技術庁の責任は小さくないと思いま
○森参考人 先ほどオット・ハーンの例等を申し上げました。もちろん放射線漏れということは自慢できることでも何でもないと思いますけれども、後で判明したとおり、あの当時の軽水炉の技術からいえば、先進国のアメリカあるいはドイツでも同じことを実は起こしていた、だからちっとも構わなかったと申しているのではないので、その辺誤解いただきたくないのですが、そういう意味で、あの時点の水準からいって決して失敗作であるというようなことではないと思います。それか
○森参考人 先ほど渡部先生からもお尋ねのあったところでございますけれども、原子力船の見通しにつきましては先ほど熊谷さんからもお話があったように、確かに延びたということは言えると思います。しかし、私ども三十年近く原子力の開発を外国からの技術導入でやってきたものから見ますと、外国から技術を買ったりそっくり入れてきてまねをしてつくればいいというものでないことは、随分痛めつけられて苦しい思いをしておるわけでございます。そういう意味から申しますと
○森参考人 これは私のように技術の系統ではございますけれども実験等をやったことはない者にとって大変難しい質問でございますが、軽水炉が現在までどれだけの運転をしてどういうふうになってきておるかというデータはかなり蓄積されております。これはしかしある意味では、水が回っておるためによい面と、回ったために傷む面と両方あるわけでございます。「むつ」のように動かしてないという点もございます。私の感じで申し上げることを許していただければ、最低十年は大
○森参考人 私は安全審査の方の専門でございませんけれども、そういった点非常に素人なりに気になりまして、安全審査、この前の総合点検の結果を随分詳しく聞きましたけれども、あれだけの専門の方が集まって御検討なさった結果、随分と保守的といいますか厳しい方向で見て、安全性には問題がないというふうに理解をしております。
○森参考人 ただいま御紹介いただきました原子力産業会議の森でございます。 世界的なエネルギー、特に石油を中心といたします価格の緩和あるいは低下といったことで、原子力船の実用化の時期が当初の予測よりもおくれてきているということは事実であろうと思います。しかし、最近の中東情勢にもございますように、石油の情勢は極めて不安定でもございますし、絶対量から申しましても、先ほどお話にございましたように、二十一世紀には石油以外の原子力のような燃料に
○森参考人 御質問が三つほどあったと思いますが、まず原子力船時代が何年後に来るか、もちろんこれはだれも知らないことでございますけれども、日本の努力ということが非常に影響すると思います。現に私どもも、このことに関連しましてドイツ、アメリカ等いろいろな人に聞いてみましたけれども、それはやはり日本の努力にかかっているのじゃないか、我々は海上で原子力の商船を現に世界を二、三十周するくらいの研究をしておるのだから、それが見えてきたらいつでも対応で
○森参考人 将来の原子力船におきまして、経済性を追求するという観点で言えば確かに時代おくれだと思いますけれども、現在原子力船「むつ」を動かした場合に要請されておる実験をやっていくには十分で、この数年前ではステンレスはどうもというあれはありましたけれども、むしろステンレスの方がいいという面も最近は指摘もされておりますし、将来キャラメル型、今おっしゃったようなことは、御承知のように研究炉等でなるべく高濃縮ウランを使わないようにするためにキャ
○森参考人 今御質問の中に関連があって話が出ておりますけれども、陸上での試験が必要かどうかという問題でございます。確かに十数年前の原子力船に手をつけたころには、軽水炉の経験がほとんどございません。したがって、やはり小型軽水炉の試験という意味で、一応陸においてやってそれを積むというのが一つの常識でもあったと思います。しかし、現在の時点に立って日本のしかも軽水炉技術の蓄積という立場で見ますと、これは今からつくる必要がないのではないかというの
○森参考人 原子力船にどの程度のウエートをかけ、お金をかけてやるべきかという点につきましては、いろいろな考え方があると思いますけれども、私原子力の仕事をしておりますので、そういうことを言うのは当然だとおっしゃるかもしれませんが、せっかく日本が軽水炉も含めて、電気も既に五分の一は原子力で供給しているわけでございますから、それだけの技術を持ちながら、これが原子力船に実用できる準備はやはり最低限しておくべきであろう、かように思うわけでございま
○森参考人 日本の原子力開発は公開でございますから、すべての情報は国民の前に示されておるわけでございますけれども、私この際一言だけ申し上げさせていただきたいと思いますが、それについての説明について、先ほど私ら自身の努力の足りない点も申しましたけれども、また一方で逆な努力もございまして、非常に誤解を生んでいるという点が非常に大きいように思います。 そういう意味で、これは一例でございますけれども、先ほどから、中性子のストリーミングがあっ
○森参考人 若干繰り返しになりますけれども、実は原子力発電を始めるときに全くそういう考え方で甘く見て、この二十年間どれだけ苦労したかという実感から申しまして、とてもそれで日本で物に、できるということは考えられないというのが原子力関係者の実感であろうと思います。本当に軽水炉は陸の上でございますから、先ほどからお話がありますように、ある意味では修理が簡単だとかいろいろなことがございますし、楽な面もあるのでございますが……。もちろん、一歩一歩