「池尾和人」の過去の国会発言

発言数 72件

初発言日: 1996-02-23  /  最新発言日: 2008-06-03  /  1 ページ目 / 全体 4ページ

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2008-06-03 参議院

議院運営委員会

○参考人(池尾和人君) 池尾和人でございます。 本日は所信を述べる機会を与えていただき、大変光栄に存じます。 私は、現在、慶應義塾大学で学生の教育、研究に携わっております。専門は金融論ですが、とりわけ金融制度・システムや金融機関行動にかかわる問題を中心に研究し、著述等もしてまいりました。それで、目の前の現実を無視して金融の研究をするということはあり得ませんので、一九九〇年代以降の状況の中では、政策的なイシューにも常に注意を払いな

2008-06-03 衆議院

議院運営委員会

○池尾参考人 池尾和人でございます。 本日は、所信を述べる機会を与えていただきまして、大変光栄に存じます。 私は、現在、慶応義塾大学で学生の教育と研究に携わっております。専門は金融論ですが、とりわけ金融制度・システムや、金融機関行動にかかわる問題を中心に研究し、著述等も行ってまいりました。 目の前の現実を無視して金融の研究を行うということはあり得ませんので、一九九〇年代以降の状況の中では、政策的なイシューにも常に注意を払いな

2008-06-03 衆議院

議院運営委員会

○池尾参考人 最初の所信の中でも述べましたが、九〇年代の日本経済は、いわゆる三つの過剰に非常に苦しんでいたというふうに思うんですね。過剰設備、過剰債務、過剰人員についての問題が企業部門の懸命な努力の結果として解消に向かった、適正な資本ストックの水準に戻ったということが、成長基盤が強化されたということの最も中心的な内容だというふうに思っております。 九〇年代、そういう形で企業部門が問題を抱えていたわけですけれども、それをさらに悪化させ

2008-06-03 衆議院

議院運営委員会

○池尾参考人 今の御質問は、私がかつて述べたこと等を踏まえて御質問いただいたというふうに思いますが、日本の金融機関のROEに象徴される収益性は、私は低いと思っております。 それで、収益性の改善に向けての努力をすべきだというふうに思っておりますが、他方、金融サービス業において継続的に四、五〇%のROEあるいは一〇〇%、二〇〇%のROEが上げられるというのは、これは不思議なことといいますか、それはそれで極めておかしなことだというふうに思

2008-06-03 衆議院

議院運営委員会

○池尾参考人 今の局面が極めて難しい局面であるというのは私も強く認識しておりまして、そういう意味では、今だけではなくて、九〇年以降、長期間にわたって極めて難しい局面が続いてきたということで、その中で、すべてを満足させるような形の経済政策の運営というのは不可能に近かったということがあると思います。その意味で、過去の金融政策に一切副作用がなかったなどということは私は思っておりません。ある種の好ましくない効果を部分的に伴っていた面はあるという

2008-06-03 衆議院

議院運営委員会

○池尾参考人 御質問いただいた金融監督のあり方については、基本としては金融庁を初めとした金融監督行政の課題だと思いますが、冒頭に述べましたように、中央銀行も、金融市場の問題、金融市場の参加者である金融機関の経営状態等についてよく知っている必要があるわけで、その当の金融機関の経営内容が御指摘のように極めて高度化するとともに複雑化してきているという中で、どのような形でのモニタリングのあり方が最も望ましいかということは、これはもう世界的にも議

2008-06-03 衆議院

議院運営委員会

○池尾参考人 これも難しい問題なんですけれども、御指摘いただきましたように、供給面に原因がある場合と需要面に原因がある場合で、物価上昇が起きた場合の対応の仕方というのは随分異なってこざるを得ないわけです。 それで、需要サイドが盛り上がってその結果物価が上昇するというのは、御指摘のように、いい物価上昇の可能性が高くて、その場合は自然な形で金利を上げていけばいいというふうに考えますが、今般のように供給面で、原材料価格、燃料価格等が高騰す

2008-06-03 衆議院

議院運営委員会

○池尾参考人 御案内のように、ゆうちょ銀行は、現在、資産運用の内容としては、大宗が国債の保有になっているわけです。したがって、ゆうちょ銀行が保有国債を大量に処分するというふうな行動に出た場合には、国債価格にかなりの大きな影響が出ることは懸念されるわけです。 ただし、私は、現時点でのゆうちょ銀行の経営内容といいますか、経営方針について熟知しておるわけではないので、その意味では断言しかねるところはあるんですけれども、ゆうちょ銀行がにわか

2008-06-03 参議院

議院運営委員会

○参考人(池尾和人君) 分かりやすく、企業統治といいますか、コーポレートガバナンスと比較する形で述べますと、私は、総裁、副総裁は執行に携わると同時に取締役を務める人たちであって、それに対して審議委員は執行には直接関与しないノンエグゼクティブな取締役に相当すると思うんですね。それで、全体として取締役会に当たるところで最高意思決定をするという、そういう構造に日本銀行もなっていると思います。 その場合、執行に直接携わらないという違いはあり

2008-06-03 参議院

議院運営委員会

○参考人(池尾和人君) 委員御指摘になりましたように、生活者、消費者に身近な財・サービスの価格につきましては明らかに上昇傾向が見られるわけです。そういう意味で、消費者、生活者の立場からはインフレの懸念を抱かざるを得ないような局面になっていると思います。 しかしながら、これも委員御指摘になりましたように、名目GDPは伸びていないということに示されておりますように、全体としての物価を何で測るかという問題がありますが、いわゆるGDPデフレ

2008-06-03 参議院

議院運営委員会

○参考人(池尾和人君) 金融システムの健全性維持という課題は、第一義的には金融庁を中心とした金融監督行政がその中心を担うべき課題だというふうに思っておりますが、やはり所信を述べさせていただいたときにも申しましたように、中央銀行の役割も非常に重要だというふうに考えております。 それは、今般の様々な経験からも記憶に新しいところですが、金融資本市場が不安定化した際には、中央銀行が最後の貸し手として流動性を供給するということが金融システムの

2008-06-03 参議院

議院運営委員会

○参考人(池尾和人君) ルール、規程を整備することは非常に重要なことといいますか大切なことだというふうに考えておりますけれども、最終的にはやはりそれぞれの職員ないし役員の自己規律といいますか、内面化された規範意識というのがやはり大切だというふうに思っております。だから、幾ら形式的に厳しいルールを作っても規範意識が内面化されていなければやはり十分ではないということで、その規範意識の内面化、充実を図るということが最も大切なことだというふうに

2008-06-03 参議院

議院運営委員会

○参考人(池尾和人君) 中央銀行の独立性という問題だと思いますが、民主主義社会におきまして、選挙によって選ばれたわけでもない中央銀行家に独立した判断をゆだねるということが民主主義の原則との兼ね合いでいかがなものかという疑念は基本的に存在すると思っております。しかしながら、世界各国の歴史的経験の積み重ねの中から、中央銀行の独立性ということが言わば歴史の知恵として非常に重要なことだというふうに認識され、それに対する理解が形成されてきていると

2008-06-03 参議院

議院運営委員会

○参考人(池尾和人君) 日本経済を考えましたときに、国内的にはやはり人口構成が更に高齢化していくとか人口自体が減少していくとかいったマイナスの要因があるわけですけれども、より、何というんですかね、開かれた経済に日本経済がなっていくことによって、もっと簡単に言えば、例えばアジアの成長活力を国内に取り込んでいくことによって日本経済は十分に成長をしていく余地を現在も持っているというふうに思います。 アジアの成長活力を取り入れていくという点

2008-06-03 参議院

議院運営委員会

○参考人(池尾和人君) 一九九〇年代には、所信の中でも述べましたが、企業部門が設備の過剰を始めとした三つの過剰を抱えていたわけですね。過剰な設備を保有しているときに更に投資をしようという人は余りいないわけですから、どうしても需要不足がちの経済になりがちでありまして、そういう中で景気の底割れを回避するためにはどうしても低金利政策を取らざるを得なかったということがあります。 そういう理解からいたしますと、基本的に企業部門が抱えていた三つ

2008-06-03 参議院

議院運営委員会

○参考人(池尾和人君) インフレーションターゲティングということについては、その内容をどう理解するかということだけで、我が国の議論の中では、何というんですかね、様々な理解の仕方があるというふうに思います。 一方では、あるターゲットにしたインフレ率を何が何でも実現するためにもうできることは何でもするんだというふうな政策としてインフレターゲティングを理解するような、私からするとやや乱暴な理解もあると思いますが、それに対して私が理解します

2008-06-03 参議院

議院運営委員会

○参考人(池尾和人君) 一番最初の榛葉先生の御質問にお答えした中でも触れましたけれども、やはり社会の構造が変化していることを反映いたしまして、それと、要するに、技術革新であるとか資源価格の上昇であるとか、様々な要因を受けて社会の構造が変化しておりますから、あらゆる財・サービスの価格が同じように動いているわけではなくて、大きく上昇しているものもあれば、むしろ今も下落を続けているものもあるというふうな形で、相対価格が大きく変化しているという

2006-06-01 参議院

財政金融委員会

○参考人(池尾和人君) 私は、実際の法律ルールに落とし込むのはなかなか難しいんですが、考え方としては、金融商品を大きく三つぐらいのカテゴリーに分けまして、一つは、基本的に元本が保証されているような金融商品ですね。それから二番目は、損失が発生したとしても元本まで、元本の毀損でとどまるようなタイプの商品、それから三番目の類型は、損失が発生した場合、当初の出資額といいますか、を上回って更に追加的な損失負担をしなければならないような可能性のある

2006-06-01 参議院

財政金融委員会

○参考人(池尾和人君) 慶應義塾大学の池尾と申します。 本日は、こうした場で意見を述べる機会を与えていただきまして有り難く光栄に存ずるとともに、感謝いたしたいというふうに思っております。 それで、私は経済学者で法律学者ではありませんので、御審議中の法律の詳細について言及するというよりは、こうした法律を通じたルール整備が現在の日本経済にとって必須の課題になっているというふうな点について意見を述べさせていただきたいというふうに思って

2006-06-01 参議院

財政金融委員会

○参考人(池尾和人君) 御指摘の趣旨はそのとおりだというふうに思います。 それで、金融規制に限らず、一般に公的な規制というのはある意味でちょっと矛盾した構造を持っておりまして、規制をする側とされる側を考えたときに、規制をされる側の業者の方が実は、自分自身でビジネスをしているわけですから、ビジネスに関する情報は豊富に持っているわけですね。で、規制をする側の当局というのは間接的にかかわっているだけですから、情報は少ないわけですね。そうす

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