厚生労働委員会
○沢田参考人 きのうの議論の結果、特に、子供たちにどういう影響があるかということについて触れていないということに対する不満がたくさんありました。そういう資料がないということでお答えになっていたようですけれども、私が承知していますのは、広島大学の原医研で、かなり丹念に、年齢別にいろいろな種類の晩発性障害についての死亡率を研究されています。早川さんたちが中心になってやったんですけれども、現在は、多分、そこにいらっしゃる方で、そのデータをもと
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発言数 18件
初発言日: 1997-06-03 / 最新発言日: 2011-07-27 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○沢田参考人 きのうの議論の結果、特に、子供たちにどういう影響があるかということについて触れていないということに対する不満がたくさんありました。そういう資料がないということでお答えになっていたようですけれども、私が承知していますのは、広島大学の原医研で、かなり丹念に、年齢別にいろいろな種類の晩発性障害についての死亡率を研究されています。早川さんたちが中心になってやったんですけれども、現在は、多分、そこにいらっしゃる方で、そのデータをもと
○沢田参考人 沢田です。 私は、広島の原爆の被爆者の一人なんですけれども、十三歳のときに爆心地から千四百メートルのところで被爆をしました。私はつぶれた家の中からうまくはい出すことができましたけれども、同じ部屋にいた母親は柱か何かに足を挟まれて動けないということで、とうとう火事になるまで助け出すことができませんでした。そういう体験を持っているんですけれども、被曝の方は、千四百メートルですから、初期放射線もそれなりに、それから放射性降下
○沢田参考人 健康調査をするということなんですけれども、私は、特に子供たちに対する影響が大きいということになりますと、三十年は短過ぎて、実は、私が報告した図の中にありますけれども、広島、長崎の被爆者の場合は原爆手帳というのを持っています。それによって、毎年、健康診断をやっています。その結果、爆心地から一キロメートル以内の被爆者を除きますと、その他の被爆者は日本人の平均よりも死亡率が低いわけです。ということは、がんなんかを発症する率は非常
○沢田参考人 先ほど広島原爆の話をしたわけですけれども、広島原爆の場合は、火の玉ができまして、それが上空に急速に上がっていって、一万六千メートルぐらいまで上がっていったところが、雨が降ってくる。ですけれども、途中、一万メートルぐらいのところで圏界面に沿って横に広がったところがあります。ここは雨粒が小さくて、途中で蒸発して放射性微粒子になるわけです。それはほとんど測定されなかったわけです。そして、それは風で流されてきましたので、後で知ろう
○沢田参考人 私が先ほど報告の中で示したのは、実効的な被曝線量という意味で理解していただきたいんですね。主に放射性降下物の影響というのは内部被曝だと申し上げたんですけれども、外部被曝の方は測定ができるわけです。しかし、内部被曝の方はなかなか測定というのは難しくて、外部被曝と同じ影響を与える内部被曝線量という表現しか現在のところできないと思っています。 例えばホール・ボディー・カウンターで内部被曝がわかるんだということで、今、セシウム
○沢田参考人 レスボス宣言は、ヨーロッパ放射線リスク委員会というのが一九九八年だったと思いますけれどもスタートして、そして一貫して、国際放射線防護委員会のいろいろな放射線防護の基準というのが内部被曝の影響を十分考慮していないという批判を続けてきました。 先ほど、私の資料の中に、医学的な疫学調査をやる場合には比較対照群をどこに設定するかというのが極めて重要なんですけれども、放射線影響研究所は、初期放射線を浴びていない遠距離被爆者や入市
○沢田参考人 先ほど内部被曝の問題についてお話ししたんですけれども、内部被曝というのは極めて複雑なものなんですね。原爆だけではなくて今度の場合もそうですけれども、放射性の微粒子が五ミクロンよりも小さければ、鼻毛にひっかからないで肺の肺胞というところまで入ってきます。そして、一ミクロンよりも小さければ、その微粒子は肺胞の壁から血液の中に入ってくるわけです。そのときに、その微粒子がどういう性格の微粒子であるかによって振る舞いが変わってきます
○沢田参考人 私は、広島原爆の遠距離の放射性降下物の影響というのは急性症状を発症させるレベルということで、広島ですと約六キロという一番遠いところでも八百ミリシーベルト、長崎では千二百から千三百ミリシーベルトという被曝をしている。ということは、発症率は低いんですけれども、急性症状を発症しているわけですね。 その線量から考えますと、福島の原発の場合、先ほど、原発の事故を収束させるために働いている労働者の場合は、二百五十ミリシーベルトを超
○参考人(沢田昭二君) 先ほど少しお話をしたんですけれども、大学で人事交流を進めなきゃいけないということの一番の背景は何かといいますと、やっぱりそこが閉鎖的になるというと、ともすればいろんな広い視点からの研究ができなくなるとか、そういうことが背景にあるわけですけれども、しかし一方ではまた、そこで伝統的ないろんな研究が積み上げられてすばらしい研究システムができている。そういう場合に、それはやっぱり残していかなきゃいけないという側面もありま
○参考人(沢田昭二君) 私は二年前に名古屋大学を退職した者です。それまで物理学の研究をやっていました。きょうは、この委員会にお招きいただきまして、どうもありがとうございます。 この大学の教員等の任期に関する法律案の目的には、学問的交流とそれから教育研究の活性化ということがうたってあるわけですけれども、この任期制法案が通りますと、従来の民主的な研究者の間で自主的に行われていた、紳士協定で行われていた任期制とはかなり質が違っていまして、
○参考人(沢田昭二君) 私の物理学の分野でも女性の研究者にはすぐれた研究者がたくさんいまして、キュリー夫人の例もありますし、マイトナーなんというのもすばらしい研究をしていますし、それから今日本の物理学会の会長は米沢さんという女性の方なわけですね。ですから、そういう意味では女性研究者というのが特にというか、むしろすぐれている面も持っているだろうと思いますし、今、有本さんがおっしゃったように、教育という面では女性がすぐれた側面を持っているん
○参考人(沢田昭二君) 日本の大学の教員の給与というのは諸外国に比べてすごく低くて、私がスイスのジュネーブにありますCERNの国際共同研究所に行きまして、アパートを借りようと思ったんですけれども、自分の日本での給料を書いたら、これでは貸してもらえませんよ、二倍にしておきなさいなんで言われて書き直しましたけれども、それほど諸外国に比べて日本の大学の教員の給与は低いわけです。 私が一番心配しているのは、若い優秀な人たちが大学に魅力を持っ
○参考人(沢田昭二君) チュートリアル制度のように一対一でやれるというのは本当にうらやましいなと思うんですけれども、例えば私のいた物理学教室は、一学年大体百人の学生です。ですけれども、少人数教育というのを重視しないと、それまでの受験競争でやってきたそういう発想から抜け出せないで、自分で疑問を持つということをやろうとしますと、やっぱり少人数教育でのセミナーなどでお互いにいろんな違った考え方を議論し合うということがすごく大事になってきます。
○参考人(沢田昭二君) 研究というのはある程度いろんなスケジュールを考えてやっていくわけですけれども、でも、思ったとおりにすっと進むものでもないわけです。研究の発展段階というのはいろいろありまして、枠が先にあってその中でやるというのではなくて、むしろ研究の発展状況に合わせてその人の処遇をいろいろ考えていくということが大事だと思います。 私どもの物理学教室で任期制をやめるときに、任期制の意義として、我々は、ある一定の期間たったらその間
○参考人(沢田昭二君) 今、大学で人事交流がなかなか進まないという根本原因は何かという問題があると思うんです。先ほどからいろいろ有本さんからも話がありましたけれども、諸外国、特に欧米の大学とそれから日本の大学の違いというのは、大学間格差というのがこれはもう全然違うわけです。特に日本の場合大学間格差というのが非常にシビアでして、大学の教員になるような研究者を育てる大学というのは指折り数えるところしかないわけです。 ですから、そこから育
○参考人(沢田昭二君) 名誉教授というのは、その大学にいたということぐらいしか特に何もありませんで、給料も何ももらっていませんし、その大学の図書館を利用するとかそういうくらいのことですし、それから年に一回名誉教授の集まりというのがありまして、そこで顔合わせしてお互いに元気だったかというそういう状況なんですけれども、でも、諸外国ですと名誉教授の場合はちゃんと部屋がありまして、それで研究活動を続けるということが保障されていますよね。日本の場
○参考人(沢田昭二君) そういう十年も一日の同じ講義ノートでやっている人がゼロだとは思いませんけれども、先ほど申し上げましたように日本の研究教育条件というのはすごく悪いわけですけれども、でもそういう中で、大部分の教員の方々は一生懸命やっていらっしゃると私は思っていますし、私がいた物理学教室でもそんなにのうのうとしているという人はだれもいませんでした。 物理教室の中で毎年教室講演会というのをやっていまして、その一年間でどういう研究活動
○参考人(沢田昭二君) そのとおりになるのではないかと心配しているわけです。 先ほどもちょっと申し上げましたように、全員に任期がついておればまた逆の問題が起こったわけですけれども、任期がついている人とついていない教員の間に差別が出てきますよね。周りの研究者が議論してその人を再任するかどうかということを決める場合に、やはりどうしてもそういう配慮をせざるを得ない。特にデリケートでない人、参議院の場合はどうかわかりませんが、大学の教員とい