憲法調査会
○参考人(猪口孝君) ありがとうございました。 私の今申し上げたような普通の国というような形をもっとより良く実現できるような憲法を作るということであれば非常にいいことだと思うし、そうでなければまあ一定の留保があるだろうということであります。 国際協力についてですけれども、これはやはりもうちょっとよく考えないと駄目だという気はしますね。どんどんやるのは非常に大賛成で、それでいろいろもうちょっと頭を、それからもうちょっと現場といいま
日本の国会議事録 全文検索
発言数 18件
初発言日: 1994-11-02 / 最新発言日: 2004-03-17 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
発言データをコピーしてAIに貼り付けると思想・価値観・主義主張などの分析ができます
※AIによる分析結果は必ずしも事実とは限りません。正確な判断はご自身でお決めください。
○参考人(猪口孝君) ありがとうございました。 私の今申し上げたような普通の国というような形をもっとより良く実現できるような憲法を作るということであれば非常にいいことだと思うし、そうでなければまあ一定の留保があるだろうということであります。 国際協力についてですけれども、これはやはりもうちょっとよく考えないと駄目だという気はしますね。どんどんやるのは非常に大賛成で、それでいろいろもうちょっと頭を、それからもうちょっと現場といいま
○参考人(猪口孝君) ありがとうございます。 憲法改正かどうかになるとまた話がちょっと、また全然、全然でもないんですが、余り違うんだと思います。 それで、あと、何といいますか、中国とか韓国がどう思っているかということについて、少なくとも二十年ぐらいのタイムスパンで考えれば、中国政府とか韓国政府の日本政府による平和維持活動等のための自衛隊派遣についての非常に強い反対は比較的着実に低下しておるわけですね。ですから、そこら辺はまあ余り
○参考人(猪口孝君) ありがとうございます。 まあ、非常に難しい戦争だったと思うんですね。結局、日本は憲法を尊重すると言う限りにおいて、国連決議というのはある程度は大義名分がしっかりないとなかなかやりにくいというのを、前から言っても、何度言っても駄目で、西ヨーロッパの方はもう、何といいますか、日和るというわけじゃないけれども、何か反対になってしまって、何となくもう国連自身も駄目になって、うまくいかなかったんですね。それだからといって
○参考人(猪口孝君) ありがとうございました。 私は、日本の憲法、国際平和活動、国際協力と何かいうことなんですが、私の考えていることは先の話でありまして、それから法律とか慣行とか過去とは余り関係ないことをお話しするかと思いますが、御勘弁願いたいと思います。 私は、日本外交は非常に大きく変わっていると。今回だけじゃなくて、ほとんど各十五年ごとに結構大きく変わってきたんですけれども、日本のいろいろなところでは吉田ドクトリン万歳とか、
○参考人(猪口孝君) ありがとうございます。 まあこれからどういうふうに考えるかですけれども、ドイツみたいに、連邦共和国の中の連邦共和国軍の軍隊の中でいろんな役割をある程度区切っていくというふうにするのも一つかと思いますし、全く自衛隊と別に何か作るというのもあるんですけれども、今は日本はそんな大きなの考えているわけじゃないですから、現行のままでこのミッションを新たなものとしてしっかりと作っていくというのが重要かと思いますが、ただ、地
○参考人(猪口孝君) ありがとうございました。 言葉というのは使う人によって大きく違いまして、ローグステーツ、無法国家なんてブッシュ大統領が言えばそういう意味になりますし、それから、日米摩擦のころ活躍したやはりアメリカ政府の役人だっただれかさんの本によれば、ローグステーツと書いてあって、ユナイテッドステーツと書いてあって、アメリカが無法国家だというような本を書いている人がいるぐらいですから、そのぐらいの差はもういつでもありまして、小
○参考人(猪口孝君) はい、はい。──いいんですか。 それで、三番目は、やっぱりとにかく経済は市場経済、自由市場経済ということで、大変なこともあるけれども、何とかみんなで助け合おうというところが出てこないと普通の国になり得ない。 ただ、そういっても、とにかく破綻国家とかいろいろ難しい国家も、国家といいますか、社会がありますから、軍事力というものがある程度出てこなければ駄目な局面も幾らでもあると。こういうときに、何もただ茫然として
○参考人(猪口孝君) 憲法解釈に否定的というわけではないんですけれども、私は余り無理なことをやってもよくないし、それから帝国議会によって作られた法律を全部整合的にやろうなんというとてつもないことを考えていることは、要するに非常に超保守的な行政を生むことになって、日本社会が非常に何といいますか、生き生きとした、いろんな新しい問題に対する取組を非常に何というか難しくしている面があるんで、何かもうそれからある程度解放されるような仕組みを作る必
○参考人(猪口孝君) はい、ありがとうございます。 まあ戦争はとにかく余り起こらなくなってきているんです。それは僕の強い主張です。平和みたいな感じが増えておるんです。 ただ、この平和というのはへんてこな平和で、一九一〇年代にレオン・トロツキーは戦争でもなく平和でもないというふうに言いましたが、今のこの平和というのは、平和でもなく戦争でもない平和なんだと、ある日突然テロが起こる、ある日突然何かポシャってしまう、いろんなことが起こる
○参考人(猪口孝君) 非常に大きな主題を与えられているわけですが、私は、平和と安全保障を考えるときにどういうふうな観点から見たらいいのかという比較的原則的といいますか抽象的な事柄に限って二十分を使わせていただきたいと思います。西原先生、前田先生の方はもう少し具体的に政策に直接関連するような観点からお話があると思いますので、そのようなお話にさせていただきたいと思います。 二百年前を振り返ってみますと、ことしはくしくもイマヌエル・カント
○参考人(猪口孝君) 私は、中国と台湾の問題はそれらの人の国内問題であるから、これからの展開を注意深く見るのがいいのではないかなと思っております。 中国はアメリカと並んで日本の安全保障にとって非常に重要な国ですから、これに百八十度反対のことをやろうというのはちょっとリスクが大き過ぎるというふうに考えております。したがって、台湾の中及び台湾と中国とのこれからの関係の展開に非常に重要な面を見つつも、当面は台湾との関係の正式化といいますか
○参考人(猪口孝君) 日米安保条約についての私の考え方ですが、短中期的には、勢力圧倒によってほぼ安全保障の構図が決まっているときに堅持しないというわけにはいかないのでありまして、短中期的には堅持、その後は大いに勉強しようというぐらいな方が非常に正しいと私は思います。短中期的というのは、まあ二〇二五年ぐらいまでですね。二〇二五年以降についてはまだ何といいますか、これからどうなるともわからないというぐらいな方がいいんじゃないかなと思います。
○参考人(猪口孝君) 東南アジア、ASEANの場合は、平和、自由、中立の宣言を昔やって、現在でも一応それを堅持しているわけでありまして、その立場からいっても、非同盟会議に結集するというのはそれほど不思議はないですけれども、それだけの往時の政治的な凝集力というのは意外と少ないかなという感じはします。 それから、そういう平和、自由、中立のスローガンを掲げておっても、ASEANの国のほとんどは、日米安保条約はあった方がいいと思っていること
○参考人(猪口孝君) TMDについて、私の考えを。 今、TMDが技術的にフィージブルであるとか安全保障に資するところがどのぐらいあるかということについては、前田先生と同感するところが多いんですが、日本の防衛努力というのは、自衛隊ができてからはそんな隣国のロシア、アメリカ、中国の莫大な軍隊に対峙して何か安全保障力を高めるという観点はほとんどないのでありまして、そうじゃなくて、何かいろいろ口実にして、自衛隊の装備の力をある程度よくするぐ
○参考人(猪口孝君) 前者の問題についてはやっぱりこれからの世界、どんなふうなスタンスで日本は取り組んでいったらいいのかということですが、私は三つぐらい大きな原則が短中期長期にかかわらずあると思います。 一つは、やっぱりとにかく安全保障については紛争の平和的解決を各国がとるような基盤をできるだけ日本がつくるのに手助けする、長たらしく言いますが、そんなに万能じゃないことをよく知れば知るほど、ほんのささやかな努力しかできないことを知れば
○参考人(猪口孝君) まあCSCEもそんなによく機能していないわけでありまして、戦争抑止とか安全保障、そのメンバーカントリーのすべてに防ぐというようなことは成功していないわけですし、ましてやCSCAなんということは、当面は何といいますか余り期待できないと思うんです。 要するに、信頼醸成措置構築ということのすべての出発点は、とにかく一緒になって少しでもしゃべる、会うという機会をつくろうということですから、さっきのTMDと同じで、ちょっ
○参考人(猪口孝君) はい、同感です。 やはり、経済的な利害が一緒になる部分が大きくなればなるほど同じような考え方をするというのもありますけれども、共同事業で実際汗水流してやるということは非常に重要で、しかも国に限られた課題についてじゃなくて、国境を越えて、またがって大きなプロジェクトを一緒にやるということは、共同の気持ちといいますか感情を出すために非常に役立つわけですね。こういうものは積極的に進めるべきだと思います。 それは、
○参考人(猪口孝君) 私、実は国連大学のアフィリュート・スカラーでありまして、若干一言だけ宣伝させていただきたいと思います。 要するに、若干日本社会では評判が悪いんですが、日本で一番大きな大学出版会に国連大学出版会というのがあるんですが、国連大学出版会は年五十冊ぐらい本を出しているんですね、立派なアカデミックブックス、学術書を。学術書を英語で出している。年間四冊しか出していないんですよ、全然日本は。国連に入っているメンバーのいろんな