資源エネルギーに関する調査会
○参考人(田中浩一郎君) よろしくお願いいたします。 私の方は、お手元の資料の方にもございますが、基本的にこのスライドをベースにお話をさせていただきます。(資料映写) 要点は何かといいますと、地政学の観点から、この中東、それから世界情勢が今どういうふうに動いているのかということを少し味付けとして加えることができればと思った次第でありますが、原油価格が近年低迷しておりますので、その地政学リスクという言葉が余り価格の上には反映されて
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発言数 64件
初発言日: 2001-10-25 / 最新発言日: 2020-02-12 / 1 ページ目 / 全体 4ページ
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○参考人(田中浩一郎君) よろしくお願いいたします。 私の方は、お手元の資料の方にもございますが、基本的にこのスライドをベースにお話をさせていただきます。(資料映写) 要点は何かといいますと、地政学の観点から、この中東、それから世界情勢が今どういうふうに動いているのかということを少し味付けとして加えることができればと思った次第でありますが、原油価格が近年低迷しておりますので、その地政学リスクという言葉が余り価格の上には反映されて
○参考人(田中浩一郎君) 余り申し上げることはないんですけれども、基本的に環境政策がどちらに振れるのかということで最も大きく影響を受けるんじゃないでしょうか。 先ほど岩瀬参考人が述べられましたIMOの規制についても、今まで、逆に言うと、ある種エミッションが垂れ流し状態だったものに少しキャップを掛けると、あるいはそこで環境に少し優しいものにするということで変わってくるわけですので、どういう製品が扱われるかということは、精製の過程ではあ
○参考人(田中浩一郎君) 私も長い間、イランを始め中東と関わってきているんですけれども、多様化の議論、多角化の議論、いろいろ出ている中で、現実がなかなかそれについてこないという状況は私も非常に懸念を覚えております。例えば、中東以外、じゃ、どこに目を向けるのかということで、今先生もおっしゃられました例えば東アフリカとか、あるいはもう少し遠くなりますけれども、西アフリカというところも視野に入れてもいいのかもしれません。 ただ、問題は、最
○参考人(田中浩一郎君) ありがとうございます。 非常に難しい質問だと思っております。それはなぜかといいますと、どちら側に立つかで我が国の自衛隊の派遣がどう見えるのかというのは明らかに異なってくるわけですね。一応、日本政府の説明では、先ほども挙げました有志連合とは別であるということでの説明はもちろんなされておりますけれども、実態として、じゃ、現場に出ていったときにどのような活動になるのかというのはこれから見られるわけですから、当初理
○参考人(田中浩一郎君) ありがとうございます。 もちろん、今先生がおっしゃられましたようないろんな方策あるいはツールがあると思っております。 ただ、私がこの場で申し上げたいのは、現状において、例えばこの十年間を振り返っても、これは湾岸の、あるいはイランやイラクを含めた国々のいわゆる産油国、産ガス国を混乱に陥れることは実際にはなかったんですが、その周辺においては、例のアラブの春という政治・社会運動が広がりました。その結果、何が生
○参考人(田中浩一郎君) ありがとうございます。 日本の外交あるいはエネルギー安全保障に資する外交という点においては、やはり首脳外交も含めて頻繁に関係国との間での連絡を取り合っているというこの状況について、私は非常にいい状態にあると思っています。 ただ一方で、エネルギーの輸入相手先ということを見ますと、特に原油に関してはサウジアラビア一国にやっぱり四〇%を超える量を今依存しておりますので、いろいろな観点から申し上げますと、やはり
○参考人(田中浩一郎君) どちらが勝つかということはちょっとまださておき、中東の側から見ると、多くの国々は実は共和党政権の方が好きなんですね。これはもう伝統的にそうでして、やはり自分たちの資源の価値や地政学的な有り難みを理解してくれるのは共和党政権であるということを長く考えてきております。 現在トランプ政権にいじめられているイランですら元々共和党政権の方が好きですので、これが最終的にどちらが勝つにせよ、最低限、イランのことに関して申
○参考人(田中浩一郎君) 発言を行った御本人の意図を私は察することはできませんが、こういう行為、すなわちアメリカが取った行為、特にその法的な根拠が極めてあやふやであり、今日に至るまでそれをれっきとした形で示すことができない状況が度重なるようであれば、やはりそれは、アメリカの国際社会における発言権ないしは発言力ですね、これに対するその信憑性を大きく揺るがすものだと思っております。 それほど遠い昔ではありませんけれども、例のイラク戦争に
○参考人(田中浩一郎君) 合意の現状を考えれば、かなり危ういところに来ているというのが私の認識であります。ただ、まだそれで破壊されたとか崩壊したというわけではないので、まだ一縷の望みは持っているんですが、今先生がおっしゃられましたように、アメリカが一方的に離脱したということからある種、緊張関係が一段と高まる、こういったエスカレーションを生んでいるわけですけど。 もう一つ申し上げたいのは、これはあくまでも報道ベースではありましたけれど
○参考人(田中浩一郎君) イランとの伝統的関係もそうですけれども、サウジアラビアとの緊密なやり取り、UAEも同様ですね、カタールとも緊密な関係を保っております。ある種、八方美人に見えるかもしれませんけれども、うまくバランスさせているかなとは思っております。 願わくばまだほかにもできることがあるんではないかなと思うんですが、脱炭素化というキーワードがありましたので一つだけ申し上げますと、実は、湾岸諸国、これ押しなべて、産油国、産ガス国
○参考人(田中浩一郎君) 価格予想ってなかなか難しいですし、それが分かっていたら私も違うことをやっていたと思うんですけれども。 先物のカーブを見ていると、やっぱり六十か月先、すなわち五年ぐらい先を見ると、大体あるところに収れんしてきていたのがここ何年間かの動きだと思います。大体、WTIでやはり五十ドルぐらいのところに来ますので、いろいろな、地政学リスクであるとか、その時々のマーケットを動かすような要素を排除したような、あるいは引き剥
○参考人(田中浩一郎君) これも非常に難しい問題だと思うんですが、まず申し上げておきたいのは、イランは非常に多様性があるということでありまして、もちろん反米デモもありますけれども、反政府デモ、あるいは政策に対しての反発を示すデモ、それから、この前ウクライナ機を誤って撃ち落とした後には反体制デモですね、これはもうしょっぱなから反体制デモでした。こういうことも起きます。 この多様性があるのがイラン社会のある部分の特徴だと思うんですけれど
○参考人(田中浩一郎君) エネルギー特会のことに関しては私は特段意見は持っていないんですが、むしろ、エネルギー基本計画を何度か作り直していますが、その中でどうしても、石炭をどう置くか、それから原子力をどう置くかというところがある種、堂々巡りの議論をずっと続けてきているなという印象はあります。 もちろん、現実を見据えたときに、それに代わるものがなかなか打ち立てられないということのジレンマがあるんだと思うんですが、やや中長期的に、先を見
○田中参考人 おはようございます。日本エネルギー経済研究所の田中でございます。 今、宮家参考人の方からイラクの生々しい御体験についてのお話がありましたけれども、私の方は、幾つかの想定されるようなケースをドリルのように頭の体操として提案して、それによって生じ得る不測の事態というものがどういうものであるのかということ、もちろん皆様もそのようなエクササイズをされていると思うんですけれども、それを提供したいと思っております。 それに当た
○田中参考人 私も、前政権のときにそういう名称が使われていたと思いますが、キネティック、機動的な対応ができる姿が、今後、日本を守る、国土を守る、国民を守る上で必要な自衛隊の姿ではないかと思います。
○田中参考人 もちろん、当該国の政府及び警察それから軍、こういった組織が十分な治安維持を行うのであれば、そもそも自衛隊を派遣する、これが陸送であれ空輸であれ、いかなる手段であれ、これを行うこと自体の本質的な必要性がむしろないと言えます。 ただ、世の中は、そのように幾ら自助努力を行ってもそこに行き着かない事例もありますし、また、外国からの支援を受けても、それを立ち直らせる、あるいはそこをきちんと機能させることができない国というものも不
○田中参考人 朝鮮半島有事がどのように展開するのかということ、そして、それに対しての米軍などの動きもどのようになるのかということについては、私は全く門外漢でありますので、それをはかること、それから、韓国を含めて、救出されなければいけない、あるいはその対象となる邦人が何人いるのかということのデータもございませんので、明確に対応について申し上げることはできません。 しかしながら、今、宮家参考人も指摘されたように、こちら側の対応があるとい
○田中参考人 お答えします。 法案につきましては、先ほど私も立場を述べさせていただきましたように、邦人を輸送するあるいは救出するという任務から考えて、当然必要なものだと思っております。その思いは変わりません。 今、宮家参考人の方から御自身の体験に基づくお話もありましたので、私も一つお話をさせていただきたいと思います。 アフガニスタンのカブールで、NATOの車列に入って移動したことがあります。これは私にとりまして、今までで、ア
○田中参考人 確かに、今回の法改正でも、駆けつけ警護ができないという点については同様かと思いますが、一方で、駆けつけ警護自体を、少なくとも私が経験したアフガニスタンでは、行っている軍が実はそれほど多くないという情勢もありますので、これをもって今回の法改正が足りていないということは、私は少し違うのではないかという考えを持っております。
○田中参考人 先ほど申し上げましたとおり、自衛隊に集団的安全保障あるいは集団的自衛権を行使させるということについては、やはり、憲法の改正議論を経て、手続をしかるべく進めるということが必要だと考えます。解釈という判定で物事を進めるには、国内を含め、この問題の大きさから考えますと、やはり十分な議論が尽くされたとは言えないのではないかと考えます。