国際問題に関する調査会
○参考人(畠山襄君) 畠山でございます。 今日は、こういう機会をお与えいただきまして、大変ありがとうございます。関谷先生始め、私、昔、通産省におりまして、いろんなところの局長なんかで国会にお世話になりましたときに御指導いただいた方あるいはそれに関連した方がおられて大変、懐かしいと言っちゃ語弊がございますが、ありがとうございます。 今、深川先生がアジア全般のことをお話しになりましたけれども、私の方は、やや東アジア地域の経済統合に限
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発言数 993件
初発言日: 1979-05-23 / 最新発言日: 2003-02-26 / 1 ページ目 / 全体 50ページ
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○参考人(畠山襄君) 畠山でございます。 今日は、こういう機会をお与えいただきまして、大変ありがとうございます。関谷先生始め、私、昔、通産省におりまして、いろんなところの局長なんかで国会にお世話になりましたときに御指導いただいた方あるいはそれに関連した方がおられて大変、懐かしいと言っちゃ語弊がございますが、ありがとうございます。 今、深川先生がアジア全般のことをお話しになりましたけれども、私の方は、やや東アジア地域の経済統合に限
○参考人(畠山襄君) お答え申し上げます。 中国がWTOをよく守っているかどうかと、加盟後ですね、という点でありますけれども、必ずしもよく守っているとは言い切れないと思います。 例えば、例でございますけれども、カラーフィルム、フィルムですけれども、の関税は、それに限りませんけれども、従量税ではなくて従価税にしなくちゃいけないというふうに決まっているわけです。従価税にいたしますと言っているのに、従価税だと四二%ぐらいなんですけれど
○参考人(畠山襄君) 第一点の、今後のFTAの進め方の順番に関してでございますけれども、これは私は、申し訳ありませんが、全部同時並行的に進めるのが現実的ではないかというふうに思います。 そう言っては語弊がありますけれども、とかくこういうのはどういう順番で進めるんだという御指摘をいただきがちなわけですけれども、今申し上げましたように日本・ASEANと研究をやっております。それから、日本・タイ、日本・フィリピン、それからやがて日本・マレ
○参考人(畠山襄君) お答え申し上げます。 私も、御指摘のように農政の専門家じゃございませんので、貿易という狭い見地から日ごろ感じておりますことを申し上げさしていただくにとどめたいと思いますけれども、やはり農産物の世界も、その他工業製品及びサービスの世界と同様に、この自由主義市場経済の下では、やはり一番大事なのは競争力だと思います。競争力を保たないで、未来永劫特定の産業を保護していこうというようなことは、農産物に限らず許されないこと
○参考人(畠山襄君) 今の北朝鮮の問題でございますけれども、南北の統一が実現しました暁には当然、東アジアは自由貿易協定の当事者になるんだろうなというふうに思います。 ただ、今もお話が出ましたように、その統一の仕方でありますけれども、今恐れられているのは、先ほどのお話にもありましたように、北の負担が韓国の足を引っ張っちゃうということですね。ちょうど東独が当時の西独の足を引っ張って、ドイツ経済が今も調子が悪いのはあの東独を吸収したときの
○参考人(畠山襄君) お答え申し上げます。 二点ございましたけれども、第一点目の韓国の今後の方向はどうなるだろうかというお話でございますが、今まで入ってきています情報では、盧武鉉新政権はまだFTA問題についてまでは勉強が行き届いていないということでございまして、そのことから想像するに、特段異議があるわけではなかろうということでありまして、したがって金大中政権の方向をそのまま踏襲していくのではないか、とりあえずそう考えられるということ
○参考人(畠山襄君) お答え申し上げます。 ロバート・ファウバーでございますけれども、この人はクリントン政権のときにシェルパ、先進国経済サミットのシェルパもやったこの道の練達の士でありますけれども、そのころ私も、去年の暮れごろですけれどもお目に掛かりもしたんですが、中国とASEANの自由貿易協定に関しては彼の認識は余り深くありませんでした、率直に言って。 それで、十一月に、先ほど来話が出ておりますように、中国とASEANは合意を
○参考人(畠山襄君) 森元委員の御指摘に全面的に賛成でございます。 この深川先生に限らず、ほかの大学の先生も時々こんなような数字をお出しになるので、お出しになること自体は自由だと思いますけれども、ただ、それによって自由貿易協定推進にディスカレッジングなシグナルを送るというのは是非お考えいただきたいと思います。 何を言っているかというと、〇・三二%の方だけ出すのはアンフェアだと思います。そうであれば、ダイナミックな計算もいろんな前
○参考人(畠山襄君) お答え申し上げます。 産業立地というお話でございますけれども、まず日本が自由貿易協定に参加しないで、そして例えば中国とASEANの自由貿易協定だけが存在するというようなことになりました場合には、先ほど申しましたように中国なりASEANからお互いに輸出をしますと関税がゼロであって、日本から輸出すると関税が掛かるわけですから、したがって産業立地は中国なりASEANにより激しく動いていくだろうというふうに考えられます
○参考人(畠山襄君) お答え申し上げます。 中国の方向はどうだろうかと、日本が東アジア自由貿易協定を一生懸命進めようとするのはいいとして、中国には中国のスケジュールもあるんじゃないかというような御指摘だったと思いますけれども、御指摘のとおりですが、まず中国は、二〇〇四年ですから来年ですね、来年の六月までに、先ほど申し上げましたように、ASEANとの間では物の自由貿易協定は交渉を終了するという目標にしているわけでございます。それで、A
○参考人(畠山襄君) お答え申し上げます。 中国の一人っ子政策は、御案内のとおり、非常に中国の経済の将来にも暗い影を落としております。日本が少子高齢化するだけじゃなくて、中国が少子高齢化になっていくということで、それはそんなに遠い将来ではないということでございます。 それで、しかもその精神構造が、やはり甘やかされて、一人っ子で大事にされて育ってきていますので、今までの世代に比べて、さっきの世代の違いの論議じゃございませんが、やっ
○参考人(畠山襄君) 台湾に対して日本がどういうアプローチを取るべきかというお尋ねでございまして、台湾は先ほどの農産物供給国の順番では出ておりませんけれども、八八・九%が工業製品を日本に供給しておりまして、台湾から日本への輸出のうちの七%ぐらいしか農産物ではございません。そこで、そういう意味からも非常に自由貿易協定の相手経済として非常に適当なところであろうとまず思います。 それで、現実にどうなっているかと申し上げますと、民間ベースで
○参考人(畠山襄君) 二点お尋ねだったと思いますけれども、一つは戦中、戦前の世代と若い世代とは気質も違ってきて、ややその若い世代は現状に安住したいというか、そういうところがあるのかもしれないというふうにおっしゃったんだと思いますが、若い世代も、このごろ企業の人なんかに聞いてみますと、日本もいい社会になったと、ベンチャーをやろうとするとそれなりに付いてきてくれるということを言っておられまして、世代で違うのではなくて、恐らく人によって安住し
○畠山参考人 我が国の食糧安全保障上不可欠な品目であろうと思いますので、例えて申し上げれば、お米のようなものであろうと思います。
○畠山参考人 確かにそういう側面はあると思うんでございますし、経済の関係がよくなればお互いに戦いもなくなってくるということがあると思うんでございますけれども、ただ、余り安全保障の論理と経済の論理とが一緒くたになりますと、経済の分野での経済原則が透徹しにくくなるという側面がありますので、余り両者を一体化して考えるのはいかがなものかなと思っております。
○畠山参考人 本日は、この小委員会にお招き賜りまして、大変光栄でございます。お役に立ちますかどうか自信もございませんけれども、務めさせていただきたいと思います。 それで、意見の中には個人的な意見にわたる部分もあろうかと思いますが、今、小委員長からお許しをいただきましたように、忌憚のない意見ということでお許し願いたいと思います。 それでは、座ってやらせていただきます。 「国際社会における日本のあり方に関する件」ということで、自
○畠山参考人 それで、今お配りしております資料にありますように、主要な日本への農林水産物の輸入相手先をごらんいただきますと、一位が米国で、二位が中国、カナダ、オーストラリア、こういう順番になっているわけでございます。 それで、私は個人的には、この農産物の取り扱いについてどうすべきか、そういうことを申し上げられた義理ではありませんが、長年こういう問題にタッチさせていただいておりますので、あえて個人的な意見を申し上げさせていただきまする
○畠山参考人 適正規模の点でございますけれども、確かに、今までNAFTAが結ばれましたけれども、メキシコの経済とアメリカの経済の一人当たりのGDPを比較いたしますと、六倍というような状況でございます。EUと違いまして、NAFTAの場合は、先進国と開発途上国の格差の割合大きい協定であると言われているわけでございますが、そういう六倍程度になっているわけでございます。 ところが、もし日本が、先ほど申し上げましたように、仮にASEANと結ぶ
○畠山参考人 最後の点につきましては、全く委員御指摘のとおりだと私は思います。
○畠山参考人 まず、国民感情の点でございますけれども、国民感情で申し上げれば、ドイツとフランスだって、先生、先刻御存じのとおり、血で血を洗うような戦争を第一次世界大戦、第二次世界大戦と重ねてきたわけでございます。それを、もう絶対に戦うまいというリーダーの決意のもとに、炭鉄共同体をつくり、そしてECをつくり、EUに昇華させていったわけでございますので、国民感情の点だけで申し上げれば、そういう形でアジアも、リーダーの方々が、国民感情に残る違