厚生労働委員会
○参考人(神野直彦君) 社会保障審議会の年金部会長を仰せ付かっております神野でございます。 私、網膜剥離で視覚障害を起こしております。したがいまして、欠礼があるかもしれません。御寛容いただければと存じます。 私は、本日、年金部会での議論を念頭に置きながら、私の責任において、今回の制度改正を年金改革の流れの中に位置付け、その意義と概要、さらに今後の課題について意見を陳述させていただきたいと考えております。 お手元にメモを準備さ
日本の国会議事録 全文検索
発言数 173件
初発言日: 1994-11-21 / 最新発言日: 2020-05-26 / 1 ページ目 / 全体 9ページ
発言データをコピーしてAIに貼り付けると思想・価値観・主義主張などの分析ができます
※AIによる分析結果は必ずしも事実とは限りません。正確な判断はご自身でお決めください。
○参考人(神野直彦君) 社会保障審議会の年金部会長を仰せ付かっております神野でございます。 私、網膜剥離で視覚障害を起こしております。したがいまして、欠礼があるかもしれません。御寛容いただければと存じます。 私は、本日、年金部会での議論を念頭に置きながら、私の責任において、今回の制度改正を年金改革の流れの中に位置付け、その意義と概要、さらに今後の課題について意見を陳述させていただきたいと考えております。 お手元にメモを準備さ
○参考人(神野直彦君) それぞれちょっと事情ございますけれども、時間ですね、時間について言うと、これまでと変わらないことで前提にしてやるべきだということと、それから、賃金についてはこのままでいいんじゃないかと。これは、賃金要件について言えば、最賃等々の動きも見据えながら、これ以上引き下げるということについて言えば、逆に不公平が生じる可能性もあるということなどを考えて、この要件はそのまま据え置くということにしながら企業規模要件で改正を提案
○参考人(神野直彦君) これは繰り返しになるかもしれませんが、先ほど私が課題として残したところ、二点ございます。 様々な現実を和解させるために今できることを今やったつもりなんですけれども、まだ引き続き努力しなくてはいけないところとして、先ほど指摘させていただきましたように、適用拡大というよりも、なるべく被用者には、被用されている人は全てのセーフティーネットが掛かるように広げていくということと、それからもう一つは、先ほど来ちょっと議論
○参考人(神野直彦君) どうもありがとうございました。 それで、私どもがというか、年金部会の結論として一応五十人ということを目指すということにした理由は、既に御案内かと思いますけれども、本来、企業規模について言えば、いかなる企業であろうとも雇用する主体としての責任としてやるべきなんだけれども、今様々な、特に規模の小さい企業ではいろいろな問題があるので、それを、この両方の要請を和解させるような形で、今現実には五十人という目標を設定いた
○参考人(神野直彦君) コロナ対策としては別途、ちょっと私、全部承知しておりませんが、税なり、それから社会保険料なりの猶予とか、そういう政策は打たれるだろうというふうに思っておりますが……
○参考人(神野直彦君) かかわらずということですね。ということであれば、様々なサポートということについては行うべき、中小企業等々への対策等々を行うべきことは盛り込んでございます。盛り込んでございますというか、我々の方としては要請して、それとセットになって、先ほども言いましたように、本来やるべきこととそうした支援との両方を和解させるという意味で五十人にし、かつ、そのためになるべく進めるような形でサポートもしていきましょうということを提案を
○参考人(神野直彦君) まず、誤解があるかもしれませんのでちょっと繰り返しておくと、財政検証をやった結果二〇〇四年の財政のフレームワークが機能しているということを申し上げたので、その財政検証のやり方云々とかということを言ったのではなく、検証したらば、テストを掛けてみたらばちゃんと機能しているということができたので、それを前提に、より精緻なものにする改革を進めていますというお話をしたということでございます。 財政検証をやる場合に、先ほ
○参考人(神野直彦君) 基礎年金の問題については、年金部会の方で検討したときもいろいろな考え方があって、言わばまとまっていないと。これは、先ほども西沢さんからお話がありましたけれども、税の問題とかそういうような含めてどういう改革をやっていくのかと、私の言葉を使えば、もうビジョン型改革に踏み込まないと駄目なのかどうか含めて、いろんな意見があるかと思います。ビジョン型改革といっても、それはいろんなプランがありますので、いろんなプランがあるか
○参考人(神野直彦君) 特に新しいというわけじゃないんですけれども、一番重要なのは、そういう問題意識からいって、適用拡大というのが一番重要なのではないかと思っております。そもそも、被用者といいましょうか、労働市場で働いているにもかかわらず被用者保険の方に入れない人たちをなるべく網の目の中に入っていく、抱えていくということが重要だと思います。 ちょっとこれ、私の個人的な意見なんですけれども、確かに、日本の貧困だと言われていたことについ
○参考人(神野直彦君) これはなかなか難しいというか、比較の仕方はなかなか難しいんですが、被用者の方は被用者保険に入るとして、被用者でない方ですね、自営業で農業をやられているとか商工業をおやりになられているという方を年金のネットの中にどうやって組み込んでいくのかというのは各国とも悩んでいるというふうに言っていいだろうと思います。言い古された言葉で言うと、よく赤、つまり労働者と緑、つまり農民、自営業者の方が年金制度を連帯するということはな
○参考人(神野直彦君) これも個人的な意見になるかと思いますが、私の場合には、年金の権利ですね、年金権、これは全ての人間に割り当てるべきだというふうに考えています。そのことは、先ほども最初に申し上げましたけれども、これまでは家族でお互いに助け合おう、高齢者やなんか助け合おうねとやっていたのがうまくいかなくなっているわけですから、世帯単位でやってもしようがないわけですね。つまり、そもそもの家族というのがセーフティーネット機能を果たせなくな
○参考人(神野直彦君) これちょっと繰り返しになりますが、年金に対しての考え方二つあって、ベバリッジ型とビスマルク型と二つあるというお話をいたしました。これは全ての人が、社会保険というのは、そもそも正当な理由で、失業とかそういう正当な理由で賃金を失ったときに、それに代替するものを政府が市場の外側で給付するという性格のものですので、現役世代と退役したときの生活水準が余りにも大きく下がってしまうということを調整するんだという考え方と、先ほど
○参考人(神野直彦君) 今のところ、ちょっと私は読みができませんが、おっしゃっているのはこういうふうに理解させていただくと、現在起きている様々な雇用問題が将来の年金問題なり、その人がもらうときのですね、影響するんじゃないかというふうに理解させていただくというふうにさせていただければ、それは、先ほど来言っているような問題を、つまりセーフティーネットの網を広げたり網の目を細かくしていくという一般的な充実していくという政策を取ること、これが重
○神野参考人 現物給付と現金給付ということに関して言えば、先ほども申し上げましたけれども、日本は、余りにも現物給付がみすぼらしい、それに対して、年金とか社会保険について言えば、そういう現物給付に対しては充実しているというふうに言っていいのではないかと思っております。
○神野参考人 神野でございます。 私のような者をこの場にお招きいただきましたことに、厚生労働委員会の皆様方に深く感謝を申し上げる次第でございます。 とはいえ、私は網膜剥離を患っておりまして、手術でどうにか失明をもたせているという状態です。それで、目が思うように機能いたしませんので、きょうの発表でも失礼があるやと思いますので、その点、何とぞ御寛容いただければと思います。また、私、おとといまでずっと長野の方で調査活動等々やっておりま
○神野参考人 年金制度だけに関して言えば、先生の御指摘のところがあるかと思います。 つまり、日本は少し年金制度に対して自信をなくしているというところがあるかと思います。ただ、それは、逆に悪口を言われていて、ペンションステートと日本は国際的に言われておりまして、つまり、社会保障の中で年金だけが突出しているじゃないかという批判です。 そこで、改革する必要がないかとおっしゃられれば、私は、いろいろな状況に合わせて改革していく必要がある
○神野参考人 先生のおっしゃるとおりだと思います。 つまり、年金というのは、現在の枠組みに立てば、当然のことながら、世代間の分かち合いであり、世代間の連帯のお金ですから、御指摘のように、負担の方を決めたというと、給付の方で調整せざるを得ないということになると思います。それから、生活保障とかそういったものは、社会保障全体でやっていくものだというふうに私は考えております。 したがって、社会保険、年金はどういう意義を持っているのかとい
○神野参考人 先ほども申し上げましたけれども、そもそも年金というのは賃金代替である、賃金を正当な理由で失ったときの代替であるというふうに考えていいかと思います。 それで、それとは別に最低保障年金というのをつくると、通常の場合、生活保護の水準等を考慮しながら考えていくというのが国際的な考え方だろうと思っております。その場合には、普通は、私の理解している限りであれば、租税資金を導入する。したがって、日本のような制度でいけば、社会保険料と
○神野参考人 私どもでも、部会の方の議事録等々をお目通しいただければわかりますように、さまざまな観点から議論をいたしておりますが、この点については、見ていただければわかりますが、そう大きな問題というか、指摘はなかったというふうに了解をいたしております。それが全体の部会の雰囲気だったというふうに理解しております。 この手の予測、計算というのは、期間が長くなるほど外れます。前提条件が狂ってくるからですね。先ほど申し上げましたように、私た
○神野参考人 これも繰り返しになりますが、金銭的な収入だけでは生活の困窮度というのははかれないんですね。カルドアという有名な経済学者が、所得はマイナスなのにマハラジャのような生活をしている人がいるということで、新たな税金を提案したりするわけです。つまり、財産を食い潰して生活をするということもできるので、ストックの面等々を考えなくちゃいけないということですね。 したがって、貧困問題、つまり、私は、生活困窮という問題には極めて深刻な問題