外交・安全保障に関する調査会
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 私は、軍縮会議、今動かないですけれども、存在価値はあると思います。つまり、会議そのものは動きませんけれども、そこにフォーラムがあって、様々なフォーマル、インフォーマルな形で多くの国が様々な議論を交わしていく、そして、その中で幾つかのアジェンダができていったりとか、それから議論が深まっていくという、そういう装置であると。ですから、会議だけではないという点で存在意義があるというふうに考えて
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発言数 29件
初発言日: 2015-03-26 / 最新発言日: 2024-02-21 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
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○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 私は、軍縮会議、今動かないですけれども、存在価値はあると思います。つまり、会議そのものは動きませんけれども、そこにフォーラムがあって、様々なフォーマル、インフォーマルな形で多くの国が様々な議論を交わしていく、そして、その中で幾つかのアジェンダができていったりとか、それから議論が深まっていくという、そういう装置であると。ですから、会議だけではないという点で存在意義があるというふうに考えて
○参考人(秋山信将君) ただいま御紹介いただきました一橋大学法学研究科の秋山と申します。 本日は、このような機会をいただきまして、誠にありがとうございます。 このFMCTは、総理も御尽力されているということと、あと猪口先生も軍代大使のときに大変に御尽力をされたということで、むしろ先生の前でお話をしなければいけないということで緊張しているところでございます。 本日私がお話しさせていただきたいのは、このFMCT、あるいはより広く
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 御質問、まさに非常に難しいところだと思います。特に、もしFMCTという文脈に限って言うということであるならば、条約そのものというよりも、先ほどの私の話繰り返しになりますけれども、やはり普遍的なこの核軍縮の原則という意味で言うところの透明性の確保であったりとか、あるいはこの核軍縮へのコミットメントを示す、目に見えた形で示すという意味でのフィッサイルマテリアルの生産モラトリアムといったもの
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 今先生おっしゃられたとおり、今、記念行事というふうにおっしゃられましたけれども、まさにこのような名前の付け方が、いかにこのアジェンダを国際社会においてコンセンサスを持って推進するのが難しいかということを示唆しているように思います。 つまり、表向き、この目標、核兵器用の核分裂性物質の生産禁止というものは、表向きというか表面的には非常に重要なことであるということについて誰も否定するわけ
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 FMCTの意義、これはやはりそれぞれの条約、目的が異なっていると思います。例えば、核兵器禁止条約は、ある意味では幾つか非常に重要な禁止事項が定められていますけれども、それぞれの条文についてやはり今後更に精緻化していく必要がある。また、NPTも同様だと思います。 そうした幾つかの条約にまたがるような案件ですね、共通しているものについて、やはりそれとはまた別個により細かい、しっかりとし
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 今御紹介いただきました賢人会議ですけれども、これは、日本から三名、それから世界の各国から十二名、前回NPT運用検討会議で議長を務められたアルゼンチンのスラウビネン大使も含まれて、で、メンバーの構成も、多国間の軍縮をやっておられた方と、それから核戦略を中心として安全保障をやられていた方、それからP5全ての国から参加を得ているということで、実は非常に、裏を返すと議論をまとめるのが難しいとい
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 やはりこれ、モラトリアム、自主的な取組であるので、私は中国がこれに取り組まざるを得なくなるように外堀を埋めていく必要があるんだと思います。そのためには、中国に対して働きかけるのと同時に、中国以外の国々とどのように協力をしていくかということについて日本は戦略を練っていくということかなと思います。 私は、川崎さんと核禁条約については立場違うんですけれども、核禁条約のメンバーとは幾つか協
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 今のお話ですけれども、一つ大きな課題は、どれくらい国際社会がそこにコストを掛けるかということになってくるかと思います。 と申し上げますのは、IAEAの保障措置協定、これは、NPT上の非核兵器国の場合には、包括的保障措置協定というものをIAEAと結んで査察を含めた保障措置を受けることによって、平和目的の核物質であったりとか、それから施設が軍事転用されていないということを担保するという
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 私は、この再処理してプルトニウムを利用するということ自体には反対ではございません。 これは、やはり、技術、あらゆる技術には汎用性の部分があって、例えば、今我々が最も関心を持っている人工知能もそうですし、それからロボット技術もそうですけれども、宇宙もそうですが、あらゆる技術が軍事用にも民生用にも使われていると。その中で、どのようにこれが軍事転用されないのかということをしっかりと担保し
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 まず一つは、やはりその核兵器の拡散、それから核兵器の軍拡、これが人類に対して大きなリスクをもたらすものであると。ですから、国際社会は今、ウクライナの事例もありますけれども、核兵器が使われるのではないかという懸念が高まっておりますし、それによってその核軍拡を許容するような空気が醸成されてきておりますけれども、これが究極的にはどんなリスクを世界全体にもたらすのかという、これをしっかりと理解
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 よく、やはりいろんな国の方々と話していて、それぞれ核に関する受け止め方は違うなというふうに思っているところですけれども、同時に、多くの広島、長崎を訪問した方々が言うのは、やはりこういうことはあってはならないということだと思うんですね。ですから、一つは、やはりその軍縮教育というのは極めて重要であるということだと思います。 他方で、中国やパキスタンが考えていることというのは、当然ながら
○参考人(秋山信将君) まあ核、核の場合には恐らくお金で動くものではないとは思いますが、なぜ核を持とうとするのか、どういう安全保障上の懸念に対してどのように対処しようとしているのかということをお互いに知っていくこと、それは最終、まあ短期的にはそれによって関係が著しく改善することはないわけですけれども、少なくとも核という問題に関して言うと、共通の認識としては、この対立がエスカレートして最終的には地球が滅びるような状況になることは避けるべき
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 G7という枠組みの中での宣言という、ビジョンということで、一定程度やはりこのグループの性質に左右されるというのは致し方ないところではあると思いますけれども、他方で、G7として初めて軍縮に特化した文書を作ったと。これは、やはりG7が国際社会の秩序にとってどんな責任を担っていくかということ、非常に小さな一歩かもしれないですけれども、グローバルガバナンスに対してG7がコミットするんだというと
○参考人(秋山信将君) ありがとうございます。 やはり、これは構造的に厳しいと言わざるを得ないと思います。 ただし、国連は、問題を解決するだけが国連の役割ではなくて、新しいルールを作ったりとか、それから人類が直面する新しい課題についてアジェンダを設定する、そうした様々な機能があって、そうした機能を考えると、国連が例えばガザにおいての問題で機能しなかった、あるいはウクライナに対するロシアの侵略についてこれを止めることもあるいは断罪
○公述人(秋山信将君) 本日はこのような機会をいただきまして、誠にありがとうございます。 私からは、日本を取り巻く国際環境が変化する中で、これからの日本外交、安全保障をどのように考えればよいのか、そしてそのためにはどのように限られた政策資源を投資するべきなのか、将来日本がより住みやすい国際環境づくりに自ら関与すべしとの立場から、お話をさせていただきたいと思います。 最初に、これまでの日本外交がどのような性格を持ったものであったの
○公述人(秋山信将君) はい、失礼いたしました。あと一分でまとめさせていただきたいと思います。 この中で、日本の外交予算を見てみた場合に、国連軍縮会議、日本が主催しているものですけれども、過去五年で約三分の一に削減され、また、軍縮・不拡散調査研究等においても過去五年間で四百五十万削減され、八百万円弱となっております。こうした予算の削減というのは、日本が勧進元としてこうした軍縮外交を進めていく上での大きな足かせになっているというふうに
○公述人(秋山信将君) 私は、この国際協調主義の中ではつまみ食いは許されないという立場でございますので、今後の安保法制の見直しにおいて、より大きな役割を日本が安全保障においても果たすようになれば、これは国際協調に寄与するものであるというふうに考えております。
○公述人(秋山信将君) 山下先生、御質問ありがとうございます。簡単にお答えしたいと思います。 一つは、ロシアの核の使用の威嚇の発言でございますけれども、これは恐らく、実際に実戦で核兵器を使用した場合にどこで使用するのかということを考えていくと蓋然性は低いであろうということでありますが、他方で、核の力を背景として自らの政治的な主張あるいは意思を押し通そうとするということが今後常態化するリスクというものを高めるということであります。
○公述人(秋山信将君) ありがとうございます。 おっしゃるとおり、まさにその戦後の秩序というものが五〇年代半ばを境にして、あるいは中国が国連加盟というか、中国と台湾の代表権が入れ替わった七〇年代、幾つかの転換点はあると思いますが、基調としてはやはりサンフランシスコ平和条約に基づいたものであって、日米の関係という、すなわちアメリカが提供してきた公共財というものに我々の繁栄というのは立脚しているという意味でいうと、我々が既存の秩序の受益
○公述人(秋山信将君) 御質問ありがとうございます。 今のお尋ねのいわゆる流出ニューク、核の流出、あるいはテロリスト、非国家主体が核兵器を持つかもしれないというリスクですけれども、これは明らかに国際社会において共有されている認識であります。特に、最近のテロリストの活動が活発化しているということと、それから核の利用、原子力の利用が広がっているということで、核爆発以外にも放射性物質をまき散らすような核テロというリスクというものはより身近