「英正道」の過去の国会発言

発言数 297件

初発言日: 1981-10-15  /  最新発言日: 2004-04-21  /  1 ページ目 / 全体 15ページ

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2004-04-21 参議院

憲法調査会

○参考人(英正道君) 英でございます。 周知のことでございますけれども、現行憲法には第九十六条という改正規定がございます。これによりますと、国会が発議した憲法の改正提案が成立するためには、国民の過半数の賛成が要件となっています。日本は自他ともに許す先進民主主義国でございますから、この規定は至極当然のことであります。しかし、現実には、有史以来、日本国民は国の最高法規である憲法を作る作業に直接参加したことがありません。明治憲法は欽定憲法

2004-04-21 参議院

憲法調査会

○参考人(英正道君) 憲法前文がなくても憲法はあり得ると思うんですね。私の立場は、せっかく、今の憲法の前文をなくなしちゃうと、やはり日本はこれ軍国主義になるのかという心配をする人も出てくると思いますので、やはりいいところは残して、それに更に新しいものを足すという立場しかあり得ないだろうと思うわけなんですね。 そこで、もうちょっと一歩進んで、そういうものを作るのであれば何らかの役割を果たすことを憲法前文に求めたらどうかと。現在の日本人

2004-04-21 参議院

憲法調査会

○参考人(英正道君) 私は、前文の中に天皇の存在を入れる、また入れるとすればどういう形で入れるかということも考えてみたわけでございますが、率直に言って、どのようなコンセンサスが、つまり各院の三分の二の賛成が取れて、なおかつ国民の半分が支持し得るような形でということになりますと、私のとても浅学非才の身をもってしては答えが出せなかったというのが率直なところでございます。 私は個人的には、現在の憲法の書き方、すなわち国民、国家と、日本国の

2004-04-21 参議院

憲法調査会

○参考人(英正道君) ありがとうございます。 私は、なるだけ広く国民が、若い世代も含めて、やはり憲法改正の問題について実際に参加させる、させるという言い方はちょっといけないかもしれないけれども、参加する機会を考えるということがやはりこれは重要だと思っておりまして、私個人としては、前文は国民の手で作ったらどうかという意見を実は私の本の中では述べたのでございます。 それは具体的にどういうことかと申しますと、一体どういう理想、どういう

2004-04-21 参議院

憲法調査会

○参考人(英正道君) 基本的に、私は新憲法を新たに作るということはおろか、今の現行憲法の全部を対象にした大改正は、私は実際問題として無理だという考え方を持っております。それはもう非現実的であると。やはり段階的に改正をしていくと、これが私の基本的な姿勢でございます。 ですから、若干福島先生のおっしゃったこととは違うんですけれども、現実に考えると、やはり憲法の一条文の、本文の一条文の下には無数の法律があるわけですから、結局その法律も変え

2004-04-21 参議院

憲法調査会

○参考人(英正道君) そういう考え方もあると思うんですね。つまり、憲法前文、憲法を改正するときに前文はそのままにしておいて、今おっしゃったようなやり方でやるのがいいかというところをどう判断するかという問題だと思うんですね。せっかくそういう憲法を改正するという機会が生まれたときに、やはり前文をもう少し働くものに直したらどうかなという考え方が受け入れられるかどうかだという問題だと思います。 それから、やはり大事なことは最も大事なやはり憲

2004-04-21 参議院

憲法調査会

○参考人(英正道君) 大変に重い質問なんですけれども、私は、やはり今の憲法、また日本人の意識の中にそういうフランス革命以来のそういう流れを持つ普遍的な政治原理というようなものも定着している。しかし、私、今の憲法前文に非常に反発を感じますのは、日本らしさが全くないということなんです。これはもう歴史的な経緯を反映しているわけで、ある人は降伏文書だと言う人もいますが、僕はまあそういう立場は取りませんけれども、しかしあれは基本的に流れからいうと

2004-04-21 参議院

憲法調査会

○参考人(英正道君) 私は、自分の書いた本のことをちょっと言うのはあれでございますが、本の中ではっきり書いているのは、日本はいい国であると書いてあるわけです。現在の憲法の果たした役割を否定するものでもないし、与えられたからこれを排斥するという立場も取りませんとはっきり書いてあります。 ただ、問題は、やはり不磨の大典といいますけれども、やはり五十年前、六十年前の人の考えたことが将来の世代を永久に拘束するというのはおかしい話なんですね、

2004-04-21 参議院

憲法調査会

○参考人(英正道君) 国連憲章が想定している平和維持のシステム、それはもちろん連合国がお互いに冷戦のように戦う時代には通用しなくなっちゃったわけですが、もしそれが、ちゃんと五大国が協調して世界の平和を国連憲章の規定に従って守るというのがもし実現していたとすれば、国連憲章第七章は、平和の破壊、平和に対する脅威が行われたときには、それを侵略と認定して各国に軍事的な行動を取るように決定するわけでございますね。正に田先生の御質問に絡むわけですが

2003-07-03 衆議院

憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会

○英参考人 これは、先ほど申し上げましたように、私は、そういう問題を含めるかどうかという点も含めて一応考えて私の案をつくったので、ですから、その段階でその問題は入れるのは適当でないというふうに考えたわけでございます。ですから、結論的に申し上げますと、今の点については、私はその問題は前文に入れない方がいいんじゃないかなという気持ちがあります。 では、なぜそういうふうに考えるかということでございますけれども、これは本当に残念なことであり

2003-07-03 衆議院

憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会

○英参考人 私の試案を前文としたときに、現在の憲法の条文の解釈が変わるということもないと思いますし、規範性はもちろんないわけですから、憲法に変化が生ずるわけでもないし、さらに、そのもとでの種々の法律にも変化は及ばない。 私は、日本国の顔であるというふうに思うものですから、やはり、前文がない国も確かにあるんですけれども、私は前文は欲しいなという意見で、そういう意味で、ではどんな顔をつけたらいいかなという考えで書いたわけでございます。

2003-07-03 衆議院

憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会

○英参考人 私は、約四十年間国家公務員として日本国憲法を遵守する生活をしたものでございます。六年ほど前に外務省を退官してからも、民間人として憲法問題、特にその前文について関心を持ち続けてまいりました。 三年ほど前に思うところがございまして、ある総合雑誌に「まず憲法前文の改正を論じよう」と題する一文を寄稿いたしまして、掲載されました。これがきっかけとなりまして、一昨年の六月に、ある出版社から、特に若い人たちに読んでもらおうと、「君は自

2003-07-03 衆議院

憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会

○英参考人 私は、日本のアイデンティティーを含めるということはぜひ必要だというふうに思います。このことを含めることによって憲法の他の条文に影響を及ぼすことはないと思います。 それから、前文にそもそも規範性があるかどうかという点については学説が分かれると思いますけれども、これはやはり憲法全体を解釈する上の考え方を示すものである。そうなりますと、現行憲法もこれまで解釈によってかなりいろいろなことが行われている。率直に個人的な意見を申し上

2003-07-03 衆議院

憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会

○英参考人 その点につきましては、今、完全無欠の国家主権というものはもう存在しない、国家主権というものはあちらこちらがへこんでいる、これはもう二十一世紀の現在の現実でございます。 例えば、明治の初年に、関税を日本が勝手に決められないということで、関税自主権回復交渉というのをもう必死になってやったわけでございますが、現在はWTOにそれをもうゆだねてしまっていて、WTOに違反して日本は勝手に関税を動かせないというふうな時代になっているわ

2003-07-03 衆議院

憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会

○英参考人 基本的な、私が問題としておりますのは、現在の前文の思想、つまり日本の外がみんな平和愛好国であって、日本はちょっとそうでなくて、したがって日本の安全は外の平和愛好国の善意にゆだねる、こういう形になっているわけですけれども、戦後五十年、もう日本は完全な平和愛好国であると思います。ですから、そういうところで今の前文と現実の間には相当のギャップがあるんじゃないかなという気持ちがするということが一つと、それでは、平和愛好国となったらば

2003-07-03 衆議院

憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会

○英参考人 おっしゃるとおり、日本の文化というものは、押しつけるというのではなくて、むしろ受容的なものでありますけれども、私は、基本的には自然との共生、そういうような、さっき申し上げた点について、ほかの国と比べればかなり違うところがあるなと思います。これを議論していくと切りがないので、ここでは差し控えさせていただきますけれども、私は、決して文化をかざして世界に乗り出していこうというのではなくて、やはり、一つの社会として、ほかの国と違う文

2003-07-03 衆議院

憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会

○英参考人 私は、その点については、やはり、自然と人間との関係に関する態度の問題だというふうに思います。 もちろん、日本は西欧文明を取り入れましたから、むしろ西欧的な考えで自然を傷めつけている面がありますけれども、しかし、歴史的には日本人はずっと、そういう意味では、西欧、欧米に比べると、自然との間には共生という考えを実践してきたと思います。これは、とても貴重なことだというふうに思っております。 それから二つ目は、資源の有限性を知

2003-07-03 衆議院

憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会

○英参考人 私は、その点については、本を出してからもいろいろな方と議論をしたのですけれども、冒頭の陳述の中で、あいまい性を持っている前文という言葉をあえて使わせていただいたのですが、お答えはそこにございます。かなりあいまいなものである、抽象的なものである、したがって、規範性を持っていない、これが今までの結論だと思いますので。逆に言えば、前文が変わったから規範性に変化が行われたのではないというふうに私は考えますので、そこを余り神経質に考え

2003-07-03 衆議院

憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会

○英参考人 日本国現行憲法の前文に、非常に進んでいるところがございます。それが五十年たっても実現していないことは残念だという気持ちは私はありますけれども、私は、そこはやはり現実の中の憲法だったというために実現できなかったんだろうというふうに思うわけです。 ただ、その先進的な面を取り除くということは、私は一つも言っていないつもりであります。現在の憲法の中の普遍的な価値の中で、ほとんどのものは新しい憲法の前文の中にも残るべきだろうと思う

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