国土交通委員会
○藤田参考人 東京大学の藤田と申します。 本日は、意見陳述のため貴重な機会をいただき、ありがとうございます。 私は、金融庁において自動車損害賠償責任保険審議会の会長を拝命しているほか、今回の自賠法改正に関する関係者の議論の場となりました今後の自動車事故対策勘定のあり方に関する検討会の座長を務めさせていただいております。 本日は、この検討会の審議に関与した立場から、中間とりまとめの内容を御紹介しつつ、今回の制度改正について意見
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発言数 43件
初発言日: 2019-11-28 / 最新発言日: 2022-06-03 / 1 ページ目 / 全体 3ページ
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○藤田参考人 東京大学の藤田と申します。 本日は、意見陳述のため貴重な機会をいただき、ありがとうございます。 私は、金融庁において自動車損害賠償責任保険審議会の会長を拝命しているほか、今回の自賠法改正に関する関係者の議論の場となりました今後の自動車事故対策勘定のあり方に関する検討会の座長を務めさせていただいております。 本日は、この検討会の審議に関与した立場から、中間とりまとめの内容を御紹介しつつ、今回の制度改正について意見
○藤田参考人 御質問ありがとうございました。 二つ御質問がございました。 最初の、被害者の方々の声につきましては、実は、私が座長を務めました今後の自動車事故対策勘定のあり方に関する検討会でももちろんお伺いはしましたが、より本格的なヒアリングは、その前年に開催された、福田先生を座長とする今後の自動車事故被害者救済対策のあり方に関する検討会で行われております。 したがって、より詳細なことについては、場合によっては福田先生にお伺い
○藤田参考人 どうもありがとうございます。 今、福田参考人、小沢参考人から伺った意見は私も全くそのとおりだと思っておりまして、今後の検討会では、とにかく施策の見える化を進める、そして、必要な施策が何であるかということについて慎重に検討し、ユーザーの納得の得られる無駄のない適切な施策を実施するように尽力していきたいと考えております。 今月も検討会は予定されておりますけれども、そこではそういう検討を始めたいと思っております。 以
○藤田参考人 繰戻しの問題というのが今回我々が議論するときに常に背後にあって、深刻な懸念として、また、私たちとしても非常に遺憾な状況にあるということについては、繰り返し申し上げさせていただきましたし、私も全くそのとおりだと思います。 今御指摘のあったとおり、五十四億円で、このペースで返すと百年以上かかるということが望ましいとも思えない。いずれ、増額して返せるときには、もう少しペースを上げて返していただくといったことをしていただく必要
○藤田参考人 時間も限られておりますので、手短に答えさせていただきます。 もちろん、透明性、客観性を担保するための第三者機関を介在させて、意見を踏まえた上で施策を決定し、それに必要な金額を定めるプロセスは必要であります。恐らく、現在の検討会か、それの後継のような機関、検討会のような組織をつくるんでしょうけれども、そこには、ユーザー団体と被害者団体、両方の代表に参加していただいて議論を踏まえることが必要だと思います。 PDCAサイ
○藤田参考人 交通事故が将来どういうふうになるか、とりわけ被害者が、どういう形の被害者が増えるか、あるいは減るか、そういった予想そのものについては検討会そのものが扱うことではございませんので、現在あるデータを基に議論をさせていただいたということにはなります。 ただ、個人的な感想を申し上げますと、亡くなるということがなくても、医療が発達することによって、命は助かったけれども、非常に重篤な障害を抱えた状態で命を長らえるという方が出てくる
○藤田参考人 御質問どうもありがとうございました。非常に重要といいますか、最も基本的な問題点について御質問いただいたと思っています。 今回の法改正の最大の目的は、これも繰り返しになりますけれども、被害者保護対策、事故防止対策の充実ということを、持続可能な安定的な財源によって実施することを可能にするということになるのだと思います。 これらのことは全くやってこなかったわけではもちろんなくて、従来も、被害者保護対策、事故防止対策は、平
○藤田参考人 一言でお答えさせていただきます。 本来、この自動車安全特別会計のお金を一般会計に貸し出すということ自身がやや安易な転用であったのではないかということは、私も感覚は共有してございます。
○藤田参考人 厳しい御意見ですが、私も、確かに、今ユーザーの信頼が完全に確保できているかというと、かつて、長年返さなかったということの悪いイメージというのは消えていないとは思います。 今回の大臣間合意というのは、内容としては私は画期的なものだと思いますし、少なくとも、一定の期間コミットするということを明言したということは非常に大きいと思いますが、その言葉の約束が、やはり長年の行いによって言葉の重みが薄められている感はあるかもしれませ
○藤田参考人 どこまでという問題は、もちろん、今後の検討会で検討するところでございます。 実際、次回の検討会はもうスケジュールされておりますが、そこでは、かつてなされた事業の評価や、さらには、今後やるべき事業のリストアップ、そういったことはもうアジェンダになっておりまして、早速検討を開始させていただく予定でございます。 以上です。
○藤田参考人 現在、足りない施策が幾つかあることは否めないところだと思います。今現在、百数十億円で施策を実施しておりますけれども、我々としては、二百億円規模ぐらいのものでやることが必要だと考えております。 ただ、因果関係として、繰戻しが進まなかったから、積立金の減少を抑えるために非常に節約して、やれるものがやれなかったということなのかどうかということについては、必ずしも因果関係があるというふうには私は認識してはおりませんけれども、た
○藤田参考人 平成十三年の段階にまで遡って、今、その段階でゼロベースで議論すれば、いろいろな議論は可能だったのかもしれません。 ただ、今現在、既にその平成十三年の政策を前提に、再保険の廃止に伴う資金を元に一定の事業を続けてきた実績があって、それを承継させるためどういう方法が適切かという形で議論を立てざるを得ないのではないかと思います。 その結果が今回の中間とりまとめなんですけれども、いろいろ、ゼロベースの議論というのは、思考実験
○藤田参考人 私は研究者として、自分の著作について予想もしなかった読者が得られたときの喜びというのはこの上ないので、非常に感謝させていただきます。 今のお話は、長期的に見たときに、人間のヒューマンエラーと無関係に事故が起きるという現象が増えれば増えるほど、確かに筋として、PL法の方に移行するのが自然のようにも思えます。ただ、自賠法をこのまま置いておくとその移行は非常に起きにくいというのが、長期的に見たときの課題だと思います。 自
○藤田参考人 御質問ありがとうございます。 特別会計の積立金の運用方法につきましては、財政融資資金法によって規制されておりまして、財投特会と年金特会を除いて、全て財政投融資資金に預託しなければならない旨、定められています。 したがって、財投以外で運用するようにするためには、この法律を改正して、年金特別会計のような例外規定を設ける必要があることになります。 これ自身は、国の財政の在り方に関わる重要な変更になりますので、非常に大
○参考人(藤田友敬君) 東京大学の藤田と申します。 本日は、このような機会、貴重な機会をいただき、ありがとうございます。 私は、金融庁において自動車損害賠償責任保険審議会の会長を拝命しているほか、今回の制度改正に係る関係者における議論の場となりました今後の自動車事故対策勘定のあり方に関する検討会の座長も務めさせていただいておりました。この検討会は、令和三年八月から検討を開始し、本年一月に中間とりまとめを公表しております。本日は、
○参考人(藤田友敬君) 御質問どうもありがとうございました。中間とりまとめの非常に細かいところまで精読されて、まず感謝いたします。 御指摘のあった、まず、読み上げられた、言及された部分というのがどんなコンテクストでこういうことが言われたかということを説明した上で、今後の在り方について説明させていただければと思うのですけれども。今御指摘のあった箇所ですね、インフレの問題ですとか、名目だから物価上昇との関係で心もとないと、この手の議論が
○参考人(藤田友敬君) 実は、自動運転に伴う責任の制度の在り方ということは国土交通省も以前から関心を持っており、かつて民事責任に関する検討会を設けたことがあります。 当面は法改正しなくても何とかもつだろうということは理解されているんですけれども、非常に長期的に見た場合、そもそもどういう方に責任を負担させるかということを検討しなきゃいけない、とりわけ完全自動運転が実現した場合にはそうなるだろうという問題意識はその場でも共有されておりま
○参考人(藤田友敬君) 御質問どうもありがとうございます。 まず第一に、検討会における議論の一番重要なポイントはどこだったかということですが、これ今まで繰り返し申し上げましたように、被害者支援、事故防止対策を持続的に行っていくことの必要性はもう共通の認識で、これは異論は全くなかったところです。また、充実させていく様々な、今足りない様々な部分があることも共通の認識でした。 だから、議論があったのは、もう繰り返しですけれども、今繰戻
○参考人(藤田友敬君) どうもありがとうございました。 施策を見える化し、効果検証を定期的に行うということは、恐らくユーザーの理解を得るための最も重要なことでございます。 実は、この中間とりまとめを行いましたのがこの一月なんですけれども、先週でしたかね、更にこの検討会、再度開催いたしまして、この辺りどういう形でその検証の仕組みをつくっていくかということを早速検討させていただきました。今御指摘があったような点ですね、効率性を余りに
○参考人(藤田友敬君) 御質問をどうもありがとうございます。 御指摘の繰入金ですね、一般会計の貸出しの話は、特にユーザー団体の方が強く問題視し、最後の最後までいろいろこの議論において条件付けて、なかなか首を縦に振ってくれなかった最大の原因ではありました。ただし、まず注意していただきたいのは、ユーザー団体ですら、つまりユーザーの立場、これ以上の負担というのに対して一番慎重な立場を取るはずのユーザー団体ですら、賦課金というのはおよそあり