社会労働委員会
○政府委員(藤繩正勝君) いまお尋ねの長南さんの事件でございますけれども、この概要についてまず申し上げますと、被災者が就労していましたソニー仙台工場の塗布工程でありますが、トルエンあるいはメチルエチルケトン等の有機溶剤に磁性粉と接着剤を加えて混合した、いわゆる磁性塗料をプラスチックフィルムに塗布する工程でございます。フィルムの巻き出し、塗布、乾燥、巻き取りという四つの工程からなりまして、一連の装置によって行われているものでございます。磁
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発言数 936件
初発言日: 1961-08-02 / 最新発言日: 1976-10-28 / 1 ページ目 / 全体 47ページ
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○政府委員(藤繩正勝君) いまお尋ねの長南さんの事件でございますけれども、この概要についてまず申し上げますと、被災者が就労していましたソニー仙台工場の塗布工程でありますが、トルエンあるいはメチルエチルケトン等の有機溶剤に磁性粉と接着剤を加えて混合した、いわゆる磁性塗料をプラスチックフィルムに塗布する工程でございます。フィルムの巻き出し、塗布、乾燥、巻き取りという四つの工程からなりまして、一連の装置によって行われているものでございます。磁
○政府委員(藤繩正勝君) この工場は多量の有機溶剤を使うわけでございまして、先ほど申し上げましたように、局所排気装置あるいは全体換気装置というようなものも一応整備をされておったわけでございますが、問題は払拭作業を行うときにこれらの予防措置の機能が停止しておるというようなこと、それから先ほど申し上げましたような幾つかの法規違反があったということでございます。そういうことで、私どもとしましては監督署から厳重措置をいたしまして、事件を検察庁に
○政府委員(藤繩正勝君) 労働安全衛生法上の責任の追及につきましては、先ほど来申し上げ、またいま先生が御指摘になったようなことで罰金刑が言い渡され、刑が確定をいたしておりますから、そういう意味では刑事上の責任が事業主にあるということはきわめて明確であります。 それから労災補償につきましても、先ほどお答えしましたように、業務との因果関係をありと監督署は認定をいたしまして措置をいたしておりますので、その点の責任も明確でございます。
○政府委員(藤繩正勝君) 有機溶剤の有毒性につきましては、昭和三十五年ごろだったと記憶いたしておりますが、東京の下町におきまして、いわゆるヘップサンダルに使いますところのベンゼンの中毒というものが、当時大きく社会問題として取り上げられました。その結果、この規則の制定、強化が行われたわけでございますが、本件につきましても、この磁気塗料に含有されておりますメチルエチルケトン、トルエン、これは現行有機溶剤規則の規制する対象になっておりますので
○政府委員(藤繩正勝君) 長南さんのこれにつきましては、先ほど来お答えいたしておりますように、四十九年の二月に急性肝炎と診断されるまで約九カ月ないし十カ月、非常に濃度の高いジメチルホルムアミドを含む有機溶剤蒸気に暴露されていたという事実があるわけでございます。 それから、いまお話が出ました解剖所見から見ましても、中毒性の肝障害であるということが認められておるわけでありまして、しかも、業務以外の原因によるものではないと私どもは認めまし
○政府委員(藤繩正勝君) いまお述べになりましたように、この有機溶剤の関係の事業場というのは非常に零細な、特に家内労働なんかに多く見られるわけでございまして、この被災の問題はゆるがせにできない重要な問題かつ非常にむずかしい問題であります。そういう意味で、私どももっと勉強しなければいかぬというふうに思っております。 それともう一つは、確かに急性のものは措置されるけれども、慢性のものが見逃されるのではないかという点、これも私どもいま問題
○政府委員(藤繩正勝君) 先ほどもお答えしましたように、この大きな事故あるいは急性の中毒等はわりあい把握されやすいわけでございますが、慢性のものにつきましてはとかくなかなか表面に出にくいという悩みがございますけれども、これは企業の方には労働安全衛生法の規定によって死傷病報告を提出する義務がある。この義務の履行について私どもとしてはなお一層厳正な指導あるいは措置をやらなければならぬと思いますし、それから、労災保険につきましては、私ども役所
○政府委員(藤繩正勝君) こういった有機溶剤ばかりでなく、当委員会でもたびたび議論になっておりますような白ろう病にいたしましても、じん肺にいたしましても、あるいはクロムにしましても、塩ビにいたしましても、最近問題になっておりますような多くの職業性疾病につきましては、労働安全衛生法であらゆる労働者に義務づけられておる一般健康診断のほかに特殊健康診断、これが義務づけられております。これをいかに完全に実施するかということが非常に大事な問題では
○政府委員(藤繩正勝君) ソニーの事故は、先ほど来御説明申し上げておりますように、一応の換気装置というようなものはあったわけでございますが、短時間の作業ということから稼働をさせないというようなことで事故が起こった、あるいは保護具の着用がさせてないというようなことでございます。この種の災害防止のために、当該工場につきましては、作業環境測定の実施、保護具の着用、換気装置の稼働、有機溶剤健康診断の完全実施、こういう改善を命じまして、その結果の
○政府委員(藤繩正勝君) いまお尋ねの件は、職業安定局の所管でございますので、関係官がおりませんが、私の承知しておる限りでお答え申し上げますと、そういうことが先国会で衆参両院で盛んに論ぜられまして、労働省といたしましても、特に政府機関の雇用率の向上について閣議等で発言もし、各省にお願いをしてきたと思うんでございます。その結果の数字につきましては、恐らく掌握していることと思いますが、その点につきましては関係局と相談さしていただいた上で、ま
○政府委員(藤繩正勝君) 当事故の概要につきましては、ただいま警察庁の方からお話がありましたようなことでございまして、私どもは災害の原因は直接的には作業間の連絡が不十分であったために、現場スイッチ盤上のバルブの誤操作であり、それからバルブを誤操作してもなおポリプロピレン等が噴出しないための措置があるんですが、これが履行されていなかったということも原因ではなかろうかというふうに思っております。労働省がとりました措置でございますが、私どもも
○政府委員(藤繩正勝君) この点につきましては、先般の委員会でも先生から御質問があったわけでありますが、私ども労働省といたしましては、クロム問題が出てまいりました以降におきまして、クロム障害専門家会議というものを設けまして斯界の権威者にお集まりをいただき、この問題を徹底的に御検討願っておるわけでございます。そしてことしの一月に「クロム化合物による健康障害に関する検討結果中間報告書」というものが出まして、それについて、がんについてあるいは
○政府委員(藤繩正勝君) 先ほど申し上げましたように、一月の報告は中間報告でありまして、その中間報告としてこの専門家会議に集まっておられます専門家の方々のコンセンサスの結果、かような見解であるということを申し上げたわけでございますが、たびたび御説明いたしておりますように、クロムの問題はなお検討を要する問題がたくさんございます。先生がいま御指摘になられましたような情報も、私どもあちこちにあるということを承知いたしております。したがいまして
○政府委員(藤繩正勝君) いまおっしゃいましたのは、三十七年の九月に出ました労働基準局長の通達のことであろうと思いますが、この通達は、当時ILOの勧告を受けまして、当時の水準でわが国のじん肺法で言っております型の判読について、こういう国際基準に従ってやれば一番いいであろうということで通達を出されたわけでございます。その後、国際的な研究も進みまして、また実際の判読のための方法といたしまして、一定のフィルム読影というものの統一が望ましいとい
○政府委員(藤繩正勝君) 先ほど申し上げましたようなことで、私ども大変つらい状態にあるものでございますから、来年度もいままでのペースでなく、大幅な増員をぜひ認めてほしいということで、行政管理庁その他にお願いをしているところでございます。
○政府委員(藤繩正勝君) 林業労働の実態につきまして、先ほど来先生もるるお述べになりましたが、林業が非常に山間僻地で行われているというような実情、あるいは有期事業といいますか、非常に季節的要因が強い。零細経営である。あるいは屋外労働でありますから監督が十分にいきがたい、あるいは一人親方か雇用労働者かわからないというような非常に複雑な労働形態であることは、先ほど来お述べになったとおりでありまして、私ども鋭意やっておりますけれども、実際問題
○政府委員(藤繩正勝君) 現在チェーンソー取扱者につきましては、チェーンソーの適正な取り扱いについての正しい知識を有することが必要でありますので、現在特定の伐木事業に従事する者に対しては特別の教育を義務づけております。特定の伐木事業と申しますのは、直径七十センチメートル以上の立木、直径二十センチメートル以上のかかり木等の伐倒でございますけれども、そういうものに対して義務づけておりまして、これは労働安全衛生法に基づく規則で義務づけておりま
○政府委員(藤繩正勝君) 林業の振動病対策につきましては、予防面あるいは補償面につきまして、昭和四十五年以来累次の通達を出して指導をしてまいっております。それからまた、林災防等関係団体を督励しながらやってきておりまして、林野庁が今回こういうことを出されましたので、私どもはさらに現場の連絡を密にするという意味で通達を出したわけですが、その間少し時間があり過ぎるではないかという御指摘につきましては、できるだけ早く対応したつもりでございますけ
○政府委員(藤繩正勝君) 通達を出しましても、実際にそれが現場に徹底して守られるということが大事でございまして、これはなかなかまた実際問題としてむつかしい、行政でもいつも頭の痛い点でございます。 それから、各省連絡を密にしてと、いつもお答え申し上げますが、各省間の連絡を本当の意味で効果的にするということもなかなかむつかしい問題でございます。しかしながら、私どもも従来、たとえば建設業について賃金不払い等については建設省と、あるいは自動
○政府委員(藤繩正勝君) 現在監督官の定数三千七十でございまして、事業場は約二百九十万というふうに言われております。個別の事業場を監督したことがあるかという御質問でございますが、これはもとより私どもは年間十八万件ぐらいの個別の事業場を監督いたしておるわけであります。それ以外に、それでもとうてい全部をカバーできませんので、集団指導その他のいろんな手法に頼って監督指導を行っているわけでございまして、ただ問題は十八万件やってもなかなか尽くせな