文教委員会
○野本品吉君 その学生の生活を守っていくというようなことの一つとして、例の学寮の問題もあるわけでしょう。現在、学寮というのは大学教育における特殊な機関として生まれておるわけですが、十九か二十と思っておるのですが、数は間違いありませんか、学寮。
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初発言日: 1947-07-31 / 最新発言日: 1965-05-11 / 1 ページ目 / 全体 92ページ
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○野本品吉君 その学生の生活を守っていくというようなことの一つとして、例の学寮の問題もあるわけでしょう。現在、学寮というのは大学教育における特殊な機関として生まれておるわけですが、十九か二十と思っておるのですが、数は間違いありませんか、学寮。
○野本品吉君 いま御説明いただきましたが、大体それは三十九年度あるいは現在の数字ですか。
○野本品吉君 寮の数。全部の学校にあるわけじゃないのでしょう、学寮というやつは。
○野本品吉君 学生の生活の補導の問題については、学生補導審議会というのですか、ありまして、ずいぶんりっぱな答申が出ていることを私は承知しております。で、その後、あれは三十七年ごろだと思いますね、答申が出ておるのは。その補導審議会のりっぱな答申というものがその後具体化されつつありますか。それからもう一つあわせて、各大学は補導審議会の答申に基づいて学寮というものをいかに経営していったらいいか、管理運営をどうしたらいいかということについて、研
○野本品吉君 私は三十五年と思っておりますが、数年前に、育英会のいろいろのことにつきましてものを申したことがあります。その後関心を持ち続けながら今日に至っておるのでありますが、いろいろ問題があると思うのでありますが、文部省から提供された、たとえば「わが国の高等教育」という本の中にあること、その他の文部省で提供されました資料に基づきまして私の気づいた点について質問いたしたいと思います。時間もありませんからきわめて簡潔に申したいと思います。
○野本品吉君 いま大臣から御説明のあったとおりに、その返還金の額あるいは返還の率、その点におきましては三十八年は七年に比べて六八・八%になっておる。三十九年は返還の率は要返還願の七七・八%になっておる。四十年は八五・九%を想定をしておる。そこで、私は一番遺憾に思いますのは、育英会当局の非常な努力、非常な苦心によって返還率が高まってきた。高まった返還率、それに相当する金額が育英奨学のために使われないで、政府の貸し付け金額を返還率の高まった
○野本品吉君 大臣もいろいろお考えになっておるようでございますが、重ねて申しますが、私は育英奨学の金というものはまだ十分だとは思っておりません。それで、不十分な育英奨学の政府の金というものは、返還を高める努力によって返還金が多くなってくる、それで減してはいけませんけれども、少なくともこっちでこれだけ入ってくるんだから、もう増額しなくてもいいというような大蔵省的な感覚でこの問題が扱われますと、一切、育英の仕事全体の伸びがここで停止してしま
○野本品吉君 そこで返還金の問題で、実は私は先年、政務次官をしておりましたときに、政務次官会議で学費の貸与を受けておるものの返還を完全にするためには、まず公務員からその範を示す、公務員からということで育英会の人たちと二、三回話し合い、いろいろ相談して、その結果各省庁の人事管理を担当しておる方は、その省庁における奨学金を受けた者がだれとだれとだれで幾ら借りているか、それに対する償還計画を立てて、そして省庁でまとめて償還の実績をあげるように
○野本品吉君 私は国家公務員の中に相当学費の貸与を受けておる者がある。そうしてそれらの方々で返還の義務を完全に果たしておらぬ数が相当ある。そこで、育英会の返還金の問題を最終的に解決するためには、まず公務員から完全に返還するようにしなければいかぬ。そこで、国家公務員でまずその範を示してもらって、それから逐次地方公務員に及ぼす、それで公務員が全部完全に返還の実があがったときに、今度は民間の会社等へ呼びかけていく、こういう段取りでいくのが適当
○野本品吉君 その次にお伺いしたいのは、学生の生活の実態です。学生生活の実態を経済的なそろばんの面から見ますとどういうふうになっておるかということは、一応、文部省で出されたこの印刷物にもありますが、私はここで、これはいまの学生生活ですね、生活の費用がどのくらいかかるか、現時点においてどのくらいに見込まれておるか、それからして、家庭からの仕送りの額がどのくらいになっておるか、そういうようなことについて、一応、大学局長から御説明いただきたい
○野本品吉君 私はアルバイト自体が非教育的であるとか何とかというふうには考えないのです。アルバイトそのものの中から学び取る、体験していくものの中にも、事柄の中にも大切な点もあろうと思いますが、要するにアルバイトをしなければ学生生活を継続することに困難な学生が四五%、半数近くおるということについては、このアルバイトの問題について文部省はもっと積極的に、学生にふさわしい働く場所、これを提供することにもっと私は熱意をこめていかなければならぬと
○野本品吉君 いまのが三十八年ということになれば、いろいろ物価が上がり、学生の費用も多くなっているのですから、少なくとも私は月に二万以下で上がるはずはないと思うのですが、したがって、父兄から相当額送らなければ完全に学生生活を続けることができないというのが金の面から見た実態であろうと思う。そういうふうな状態であるときに、今度は父兄の所得の問題を考えなくちゃならぬ。そこで、これも文部省で提供された資料でありますけれども、家庭の所得階層別学生
○野本品吉君 そのアルバイトをしなければ学生生活を継続することができないという、そういう学生の数は大体四四・五%と承知しておるんですが、間違いありませんか。
○野本品吉君 そこで、学生の半数近いものがアルバイトをしておるということになりますというと、文部省では、育英会法のどこかにある学生の補導あるいは生活指導ということが、育英会法の中にうたってあるわけですから、そこでそのアルバイトをしておる学生に対して、適当なアルバイトのあっせんとか、それらは文部省あるいは育英会の手でなされておりますか。私は学生だけのそういうあっせん機関というようなものは承知しておりますけれども。
○野本品吉君 学生生活を守るために一応学寮というものが逐次できつつある。そこで一つ伺いたいのですが、私の知っておる者が今度学寮のお世話になることになった。私のところに遊びに来まして、東大へうかってこういうことになったからとあいさつに来た。そのときにその若い、高等学校を出たばかりの者ですが、非常にふしぎに思ったことがある。それは入寮を認めるか認めないか、入寮の承認、拒否、この事柄が一切学寮の学生委員にまかされておるからであります。先生が一
○野本品吉君 私がこの点を伺いますのは、先生が一人もついておらないで学生の委員だけによってそういう重大な問題が決定される。この学寮は国のものですね、国のものの使用が学生である委員によって左右される、こういうことになると、文部省はそういう学寮の問題について責任をとることはできないのじゃないかな、それはどうですか。
○野本品吉君 それで、さらにそれに関連したことですが、入寮を承認するか、拒否するかという有力な参考資料として、そこの寮へ入ることを希望する者に対して、試験ということはありませんが、論文を書かしておるのですね。で、その論文というのは、いわゆる期待される人間像に対する所感を書けと。それであとで提出する。その問題の選定自体がいいか、悪いか、これはきょうの議論ではありませんが、私はそういうことについて文部省が責任をとることのできないようなそうい
○野本品吉君 この点については、世間のだれが聞いてもふしぎに感ずることは当然だと思うので、私は将来、文部省あるいは大学当局というものは、そういう重大な問題についての決定をする際の責任の地位において、やはり全部学生にまかしてしまうというようなことは改められるべき問題だと、かように考えておる。 それからその次の問題は、その大学が、先ほど申しましたように学徒補導審議会の答申に基づいて、教育計画における学寮の位置づけとか、あるいはその管理運
○野本品吉君 それと、これは私は特に大臣に申し上げたかったんですが、政務次官がおられますからですが、まあ先ほど来確かめてまいりましたような事柄を通して、総合的にどうしたらいいかの問題を考えてみますと、いろいろ案はあろうと思うのです。そのうちの私は大きな一つは、大学の地方分散という問題が考えられると思う。あるいは現在の新制大学を拡充整備して、そして収容能力、教育能力を高めていく。このことは、先ほどお話がございましたように、自宅から通学する
○野本品吉君 そのことは、まあなかなか容易な仕事ではないと思いますけれども、そういう方向に向かって具体的に一歩一歩進めるということが、一つには入学難の競争の緩和の問題にもつながり、もう一つは経済的な利益も一つはある。そして金がかからないからという、それではこの程度のことならばうちのせがれもやれるじゃないかということで、さっき申しました低所得者の子供というものは、そういうことによってその志をとげさせることが相当程度できるのじゃないかと、こ