法務委員会
○野間参考人 それでは、十分間ないし十五分という非常に短い時間で十分自分の考えをお述べすることはできませんですが、できるだけ簡単に皆さん方にお聞きいただきたい、このように考えます。 ただいま太田典礼氏から、アメリカの例が非常にふんだんに出されてまいりました。そして私も、アメリカの生物学者のメダワーという方の「ライフサイエンス」という書物の中の安楽死を認めてもいいではないか、そういう意見を読みましたときに非常に愕然といたしました。私は
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発言数 6件
初発言日: 1979-03-14 / 最新発言日: 1979-03-14 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○野間参考人 それでは、十分間ないし十五分という非常に短い時間で十分自分の考えをお述べすることはできませんですが、できるだけ簡単に皆さん方にお聞きいただきたい、このように考えます。 ただいま太田典礼氏から、アメリカの例が非常にふんだんに出されてまいりました。そして私も、アメリカの生物学者のメダワーという方の「ライフサイエンス」という書物の中の安楽死を認めてもいいではないか、そういう意見を読みましたときに非常に愕然といたしました。私は
○野間参考人 その点、日本の考えの方が安楽死を認めやすいというふうにお考えのようでございますけれども、それは逆ではないか。もちろんキリスト教は自殺を禁じておりますけれども、アメリカにおいても大統領は大体代々キリスト教信者の中から選ばれておるわけで、日本においてこそ逆に安楽死に対する反対が起こってくる。 たとえば親鸞の考えています自然法爾という考えがございますが、これは自然の法のままにというふうに解釈されていまして、人間が死に直面しま
○野間参考人 まず「高瀬舟」の例でございますが、これは一つの問題提出としての作品であって、森鶴外の実生活においてはこの逆であったわけです。実生活におきましては、この「高瀬舟」執筆の前に、お嬢さんの茉莉さんが発病しました。だから安楽死を企てようとしたのです。ところが、死期切迫の診断であったのですけれども、その病気は誤診でありまして、安楽死をしなくてよかった。、実生活上はこういう逆なものであった。その実生活の逆のものを逆手にとって安楽死の作
○野間参考人 安楽死というものは何であるのかという問題ですね。これを考える前に、先ほどからたびたび出てまいりますけれども、具体的に嘱託殺人とかそういう問題が出てきている、これを認めるか認めないかというふうなところでしぼって、そして安楽死というものはどういうものかというところへ論を進めるのではなくて、いま現在、人間が死ぬとか生きるとかということ、こういう問題が非常に薄れてしまっていまして、自分が生きている、この世界の中で、あるいは地球の上
○野間参考人 家族の経済的問題とか家族の心労、これは非常に大きいと思うのですね。現在の医療制度で、私も病院に入っていたこともございますが、その当時から比べて、完全看護と言いながら重病の方は夜は付添婦の方を頼む、一日一万円を超える代金、これが一カ月あるいは三カ月続きますと非常に高額な医療費になってまいります。 そういう点から言っても、家族に対する負担が申しわけないという考え、そういうことが生じてきますと、何らかの形で早く死の方へ近づき
○野間参考人 いまおっしゃられた御心配ですね、当然起こってきますことで、つまり、直接に申し上げるのは悪いように思いますが、この安楽死法案の試案の中には、ナチス的考えがかなりにじみ出ていると申し上げるほかないのです。