国民生活・経済及び地方に関する調査会
○参考人(阿部彩君) このような機会をいただき、ありがとうございます。(資料映写) 東京都立大学人文学部教授、また、子ども・若者貧困研究センターのセンター長を務めております阿部彩と申します。 今、とても差し迫ったお話を、清水さん、また渡辺さんの方から私も聞かせていただき心を打たれたところであるんですけれども、私は貧困に関する研究者として、ちょっとステップバックをしてお話をさせていただければなというふうに思っております。 私は
日本の国会議事録 全文検索
発言数 64件
初発言日: 2009-11-25 / 最新発言日: 2023-04-12 / 1 ページ目 / 全体 4ページ
発言データをコピーしてAIに貼り付けると思想・価値観・主義主張などの分析ができます
※AIによる分析結果は必ずしも事実とは限りません。正確な判断はご自身でお決めください。
○参考人(阿部彩君) このような機会をいただき、ありがとうございます。(資料映写) 東京都立大学人文学部教授、また、子ども・若者貧困研究センターのセンター長を務めております阿部彩と申します。 今、とても差し迫ったお話を、清水さん、また渡辺さんの方から私も聞かせていただき心を打たれたところであるんですけれども、私は貧困に関する研究者として、ちょっとステップバックをしてお話をさせていただければなというふうに思っております。 私は
○参考人(阿部彩君) 了解しました。 そのセーフティーネットのラインがきちっと分かっていれば、萎縮をしなくて済むので、そんなに生活にお金掛けない、エクストラにお金を掛けなくても済むようになるんじゃないかなというふうに思います。 最後、二つのところでは、その中でももしターゲティングするのであれば、私は場としてターゲティングしていただきたいということで、公教育ですね、それと定時制高校や底辺校と、あと成長産業へ若者を参入させること、大
○参考人(阿部彩君) もちろん、高校生年齢の方が一番貧困率が高いということもありますし、ただ、私が、あるのは、やはりその前の公教育というところもある中でというところはあるかなというふうに思います。もちろん、今実践されている学習支援ですとか子供食堂をやっている方にはもう本当に敬意を払いますけれども、でも、私たちが目指す社会は、学習支援塾に行かなくても、子供食堂に行かなくてもちゃんと学びが身に付く社会だと思うんですよ。それを考えれば、その公
○参考人(阿部彩君) ありがとうございます。 私から申し上げたいのは、やはり財源問題も含めて、もっと国民の方々と議論をしていただきたいなと政治家の方々にお願いしたいなというふうに思います。 サイレントマジョリティーではありますけれども、日本の中では、やはりその財源問題の話とかを非常に心配に思っている層というのがあり、じゃ、今後日本どうなるんだというふうに、成長もせずにこんな状況でどうなるんだろうと思っている層がいるんですね。です
○参考人(阿部彩君) おっしゃるとおりかなというふうに思います。 その費用を国民全体で負担しなきゃいけないんだという覚悟は国民側もする必要がありますし、また、中にはどうしてもやっていけない企業もあるんだということですよね。それも、そこのところもやはり含めて納得しなければいけない。でも、だったら、ここの方、ここの産業は例えば退出していくんであれば、じゃ、そこの、どうやってここにいる人たちを守っていくのかという議論も含めて、ですので、カ
○参考人(阿部彩君) ありがとうございます。 一概には言えないというふうには思いますけれども、この背景に、これは都市規模別だけにやっているんですけれども、人口移動というのもありまして、結局のところ、人口が都市部に集中してきているというのがあるわけなんですね。ですので、そういった意味で、実は、貧困者の人がどこに住んでいるかということを集計すると、どんどん都市部の割合が大きくなってきているということもあります。 で、その要因が何かと
○参考人(阿部彩君) ありがとうございます。 おっしゃるとおりかなというふうに思いました。先ほどキッズドアの渡辺さんからいろいろ、ちょっとした支援があればみたいなお話もあったと思いますけど、本来であれば、このちょっとした支援というのは学校の先生がやれるべきですよね。ですが、それができていなくて、本人が何らかの方法でキッズドアみたいなところがあるという情報を得て、そこへたまたま回ったらそういった情報が得られると、これ自体が恐らく間違っ
○参考人(阿部彩君) ありがとうございます。 渡辺さんの話に続けますと、私は日本の人々が意地悪になっているわけではないというふうに思うんですね。なので、損だからやらないとかそういうことではない。今、木村先生がおっしゃってくださったその障害の方々に対する支援というところもそうなんですけれども、ですけれども、このような、何といいますか、いろんな困難さを抱えているグループがたくさんあって、多くの日本の国民が苦しいと思っている中で、ゆとりが
○参考人(阿部彩君) 分断の要素になり得るとは思います。ですけれども、そこでその分断を超えさせることができるかというところを、国民は納得していただけるかというところがやはりキーかなというふうに思うんですね。 でも、日本全体として少子化はやっぱり大問題なんで、これから子供を持たない人、日本の中の男性の二五%は未婚ですし、女性も二〇%は未婚ですので、日本は生涯無子率が一番OECD諸国の中で高いわけなんですよね。なので、子供なんて全然関係
○参考人(阿部彩君) ありがとうございます。 おっしゃるとおり、非正規が増えたということはその一因かなというふうには思いますけれども、正社員だけでグラフを作っても同じような状況があるんですね。つまり、再分配前の貧困率が上がっていっているので、この問題は、単純に、じゃ、非正規問題を解消しましょうという、正規、非正規問題だけでは説明付かないというふうには思います。 ですので、正規雇用の中でもどのような、賃金の格差というのが大きくなっ
○阿部参考人 おはようございます。東京都立大学人文社会学部、また子ども・若者貧困研究センターの阿部彩と申します。 今日は、このような機会をいただき、ありがとうございます。 私は、貧困の専門家ということですので、子供の貧困の立場から、必ずしも今日の法案の範疇にとどまることだけではないんですけれども、今の子供の貧困の現状からの意見を述べさせていただきたいというふうに思います。お手元に資料を配っておりますので、そのグラフを見ながら聞い
○阿部参考人 私は保育の専門家ではないので、ここはあくまでも一般論かというふうに思いますけれども、保育の質が貧困の子供に対して非常に重要だというのは、ほかの参考人と全く同感です。ですけれども、やはり保育の質というのは人が大事。そのときに、実は、アメリカの子供の貧困対策の中で一番費用対効果が高かったものの一つが、教員の給与の賃上げでした。 ですので、やはり、先ほどの秋田先生もおっしゃったように、待遇を改善するということがまず一番大事な
○阿部参考人 御質問ありがとうございます。 私自身は、理想としては、児童手当というのは、やはり、子育てする世帯を全て国として応援していくんだといったもので、普遍的な手当になるべきだというふうに思っています。それが理想だというふうにも思います。ですので、そこの意見は全く伊藤先生と同じです。 ただ、これまでの何十年間の状況を見ていくと、児童手当の増額と負担の議論というのが必ずしも一緒になってはいないというふうに思います。なので、やは
○阿部参考人 御質問ありがとうございます。 生活保護というのが国民の権利であるということ自体が、非常にやはり国民の方に浸透していないというふうに思います。また、生活保護に一旦かかったら抜けられないというのは、今は、本当に高齢者の方ですとかそういった方々しか受けることができないという事実があるからであって、それこそがより今後変えていくべきところだと思うんですね。若い方も困ったら受けて、そして元気になったらそこから出ていくという、そのう
○阿部参考人 ありがとうございます。 多少、私の最初のものに重なりますけれども、ふだんのときであっても、コロナの前であっても、まず、生活というものが破綻している子育て世帯がかなり多い。これは三十年前と全然違う状況がある。それはまず、子育て世帯が稼ぐ能力といいますか、稼ぐことができなくなってきたといったことがあるかなというふうに思います。再分配前であれほど貧困率が上がっているということなので、ここはまずは雇用問題なんですね。 雇用
○阿部参考人 ありがとうございます。 まず再分配の観点から申し上げますと、先ほど申しましたが、私自身は、もちろん一律給付で、その分きちんと所得税や社会保険料といったところで累進的に取っていくというのは一番美しい形だというふうに思います。ただ、そこまでたどり着けるかといった中で、途中段階というのはあるかなと思っており、今の日本ではやはりその途中段階で妥協するしかないかなというところがありまして、特に負担の面での議論がまだ尽くされていな
○阿部参考人 生活保護基準の削減によってどのような世帯が受けられなくなったのかですとか給付額が下がったのかというのは、厚労省の社会保障審議会の中の生活保護基準部会でも何度も取り上げられており、これからまた調査もなされる。カットの時期と増税の時期が重なったというのもあって、金額的にはそれほど変わらなかった時期も実は数年間ありましたので、またちょっと、余り影響が見えにくいところかなというふうに思います。 ただ、子供の部分に関しては、生活
○阿部参考人 諸外国の給付つき税額控除は、かなり子育て世帯に手厚いもので、子育て世帯じゃない単身世帯とかは、あったとしてもかなり手薄なものになっているかなというふうに思います。 そういった意味で、ある特定の世帯に集中的に所得保障をしたいというものであれば、私は、給付つき税額控除というのも、ありの制度かなというふうに思います。 ただし、日本では、確定申告を全ての人がやるというような文化がまだまだないですし、マイナンバーも浸透してお
○参考人(阿部彩君) 首都大学東京子ども・若者貧困研究センターのセンター長を務めております阿部彩と申します。今日は、お時間ありがとうございます。 お手元に資料を配付してございますので、それに基づき御報告させていただきたいというふうに思います。(資料映写) まず、一ページ目ですけれども、これは皆さんも御承知のとおり、厚生労働省が発表しております相対的貧困率、ブルーの方が国民全体、オレンジの方が十七歳以下のお子さんの貧困率となります
○参考人(阿部彩君) 御質問ありがとうございます。 中高生の働く機会をといったところで質問いただいたかなというふうに思います。 高校生に関しては、私は、それがキャリアにつながるものであれば推奨されるべきだなというふうには思います。ただ、私どもも今回、高校生以上、実はこの今日御紹介した以外にも、十六歳—二十三歳の大学生年齢までを含めたお子さんたちの働く状況というのも調査いたしました。そうしますと、何らかのトラブルに遭った、いわゆる