厚生労働委員会
○参考人(高橋紘士君) ですから、リスクだからきちんとした識別政策をやらないと駄目なんです。のんべんだらりとした普遍的給付というのはリスクに対応できないんです。必要な人に必要な資源を集める仕組みをどうやるかということを無視した普遍的給付というのは、無駄遣い以外の何物でもありません。 それから、先ほどおっしゃいましたけれども、原田参考人、これは訂正していただきたいんですが、高齢者の給付は社会保険でやっております。特別会計でやっておりま
日本の国会議事録 全文検索
発言数 37件
初発言日: 1985-02-22 / 最新発言日: 2010-03-24 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
発言データをコピーしてAIに貼り付けると思想・価値観・主義主張などの分析ができます
※AIによる分析結果は必ずしも事実とは限りません。正確な判断はご自身でお決めください。
○参考人(高橋紘士君) ですから、リスクだからきちんとした識別政策をやらないと駄目なんです。のんべんだらりとした普遍的給付というのはリスクに対応できないんです。必要な人に必要な資源を集める仕組みをどうやるかということを無視した普遍的給付というのは、無駄遣い以外の何物でもありません。 それから、先ほどおっしゃいましたけれども、原田参考人、これは訂正していただきたいんですが、高齢者の給付は社会保険でやっております。特別会計でやっておりま
○参考人(高橋紘士君) 立教大学の高橋でございます。 子ども手当の議論はこれで三度目に、国会で、衆議院で二回やりまして、参考資料はお手元のお渡ししたとおりでございますが。 今の原田参考人、いろいろ一つ一つ実は反論したいことがたくさんございます。マクロエコノミクスの議論は大変立派なんですが、今起こっている事態は分散、要するに格差、様々な多様性の問題でございます。平均的な議論では通用しない事態が起こっている。それから、高度経済成長が
○参考人(高橋紘士君) お答えいたします。私が何で財務省の代弁をしなきゃいけないかと思いつつ。 子ども手当は短期給付なんですよね。そうすると、単年度収支を取るというのが原則なんです。そういう意味では、それを赤字国債で賄うというのは抑制されるべきなんです。それを野方図な設計をすることについて私はとがめ立てをしております。だから、それは結局、何といいましょうか、先ほどの御質問のとおり、お母さんたちが不安になるのは、そういう非常にいいかげ
○参考人(高橋紘士君) 現金給付というのがどういうものなのかというのを少し基本的に理解しないといけないですね。要するに、基本的には市場における購買行動の補足なわけです。要するに、市場の財や商品を買う力を付ける、そういう仕組みですから、現金給付というのはおのずからそういう意味でいえばターゲティングが必要なんです。そういうことでいえば、私は、児童手当を拡充するなり児童扶養というような今までの制度をきちんと見直しながら発展させるというのが政策
○参考人(高橋紘士君) バウチャーは制度設計が非常に難しいと思いますが、アメリカではフードスタンプという仕組みでバウチャーに近いものをやっているわけで、要するに子ども用の仕組みに、要するに財とサービスを子どものために限定するという政策手段としてあり得ますが、大変コストが掛かるし、制度設計は相当難しいと思っております。そこら辺もきちんと利害得失を考えながらやるべきで、ただ、バウチャーは相当、普遍的給付にする場合はそうやって使途を限定すると
○参考人(高橋紘士君) 要するに、公金でない、しかしコミュニティーの中で自由に使えるお金というのは実は大変重要なんです。これはそれこそ連帯原理、連帯経済という議論になるんですが、これ、伝統的にもいろいろ、そういうお金を融通し合って使う、地域共同体なり職域であったわけです。 これは、税金は非常に公金でありますからロジックが違うわけで、そういうファンドというものがないと独創的かつ自由な活動って無理なんです。制度はメーンディッシュですが、
○高橋参考人 立教大学の高橋でございます。 たまたま先回、予算委員会の公聴会で、これは公明党さんからの推薦でございましたけれども、子ども手当を批判いたしましたら、それが御縁で今度は自民党さん。私は、かつて、今井澄先生の依頼で民主党さんから参考人に登場したことがございまして、野党の参考人になるというのが私の今までのポリシーでございます。 申し上げたいことは二つございます。今回の子ども手当の政治プロセスの議論をさせていただきたいと思
○高橋参考人 私は、資源に制約がある、これをまず肝に銘じていただきたいんです。その中でどういう配分をするのがいいのかという議論で、要するに、消費税増税を封印したらもう方法はありません、はっきり言って。イギリス、スウェーデンは二〇%の消費税です。 ということを前提にして、しかし、優先順位は、私は住宅手当だろうと。とりわけ、生活不安定層は、借家層とローン返済不安定層がこれからどんどん登場しますから、そういう意味では、もちろん住宅サービス
○高橋参考人 政策というのは単年度では効果は出ないんです、とりわけ子供の政策。 そうしますと、今ある問題をどう解決するか。それから、これから起こってくる問題、これはある意味では予防です、そういうものをどうするか。そして、お金を使う部分と、人を育てなければいけないんですが、今の保育士さんでは、もっとレベルを上げていただくとか、そういうことをやると、かなり懐妊期間という経済学の言葉、時間がかかる。要するに、短期的政策と中期的政策と、ある
○高橋参考人 福祉政策にはターゲティングという考え方が、低所得世帯に限定するというのもそれですけれども、日本ではクロヨン、トーゴーサンの問題がありますので、必ずしも低所得という概念と実際の生活実態がつながらないという問題があって、なかなか難しいんですが、そういうことを含めて、住宅手当、これは給付機構をつくるのがとても大変なんですが、住宅手当をつくると割とターゲティングがスムーズにいくんですよね、とりわけ生活不安定を。 ですから、アメ
○高橋参考人 全くおっしゃるとおりでございまして、そのことをきょうずっと申し上げた。 要するに、この間も申し上げました、百年後に民主党があるか、自民党があるか、公明党さんがあるか、共産党さんがあるか、わからないです。だけれども、今の政策は確実に二十年、三十年、四十年を拘束するわけですから、やはりコンセンサスは必要です。 実は、イギリスの話は、そういうコンサルテーションペーパーをつくります。さまざまな意見を聞いて、どういうふうにや
○高橋(紘)公述人 高橋紘士と申します。 私は、社会保障政策の問題を中心にしながら、広い意味で社会サービスというものをどう考えたらいいかということを申し上げたいというふうに思っております。 全体的に私のスタンスを申し上げますと、現金給付の移転だけでは何も問題は解決しない、そういうことであります。そういう意味では、私は、今回の子ども手当が最適な政策選択であったかというのは大変疑わしく思っている、そういう立場でお話を申し上げます。
○高橋(紘)公述人 私は是々非々でございます。 基本的に、現金給付を巨大化するああいう政策はばらまきであります。これは、田中内閣のときには有効ですが、これからは有効ではない。むしろ投資は、さまざまな社会サービス投資といいましょうか、そういうものをきちんと考えるべきでありまして、私は、むしろ子ども手当は住宅手当であるべきだったという意見を持っております。 そういう意味で、全体的に否定的でございます。
○高橋(紘)公述人 一言で言うのは大変難しいんですが、私は、歴史的なことを考えますと、渋沢栄一から始まり大原孫三郎まで至る、お金を持っている人たちがさまざまな社会的貢献をする、これは今、企業の社会貢献というふうに言っておりますが、これが今急激に収縮しつつあります。そういう意味で言えば、ビル・ゲイツもそうでございますが、アメリカは、金融資本主義の国ではなくて、巨大な寄附税制の国でございます。 そういう意味で、ぜひ抜本的な寄附控除のこと
○高橋(紘)公述人 私の資料の十ページに国際比較のデータをお見せしておりますが、日本は二〇%を超える世界で最も高齢化の進んだ国で、消費税五%、直間比率、いろいろ議論がありまして、いろいろな見方がありまして、比較というのは大変難しいんですが、韓国よりも実は消費税は小さい比率なんです。 そういう意味で、先ほどいろいろな御意見がありましたが、そういう構造をつくるには相当時間がかかります。しかし、サインは出始めておりますから、消費税は即時上
○高橋(紘)公述人 世上、こういうことを言っているんですね。親が二万六千円もらって、子の世代に倍返しだという話があります。実は、私は、今回の子ども手当はバウチャーを考えたらよかったのではと。要するに、いわゆる保育所だとか現物給付、さまざまな諸サービス、そういうものに特定するような仕掛けを制度的に工夫すべきで、二万六千円配るというのは乱暴だと私は思っております。 家族政策は足りないんです、日本は。しかし、ああいう政策は論外だというふう
○高橋(紘)公述人 これはまたどこかでお話しする機会があります。 私が申し上げたいのは、家族扶養補完型のシステムはやめないといけません。要するに、家族に頼る介護はやめるということ。そうしますと、今の居宅サービスの仕掛けを抜本的に変えないといけないというふうに思っております。 これは、一方で効率化が必要です。そういう意味では、本当に必要な在宅中重度者、先ほどの、単身者が大都市では三倍にふえますから、そういうことも必要です。そういう
○高橋(紘)公述人 私の考えの一端はきょう申し上げた中に含まれておりますけれども、私は、小泉内閣のときに増税をやるべきだというふうに、非常に皮肉な評価をしておりますが、最も重要なときに最も拙劣な施策をしたのは小泉内閣の政策だというふうに思って、唯一生き残ったのは介護保険です。要するに、三・六兆を七兆にしたのは、あの介護保険がいかにファイナンシングの仕組みを、小泉内閣の重圧の中で、三千二百億の重圧の中で伸ばしてきたかという知恵をもう一度考
○高橋(紘)公述人 私は税制の専門家ではございませんが、公正さということをどう考えるかをきちんと議論しなければいけない、そういう意味では、私は、資産課税の問題は相当重要な問題だというふうに思っております。それだけ一言申し上げます。
○高橋(紘)公述人 一言では申し上げにくい大きな課題を出されましたが、一言だけ申し上げます。 私は、地方自治体行政というのが非常に重要な役割を果たすというふうに思っておりまして、公務員の教育等もいろいろお手伝いをしておりますが、政策専門性等、地域がわかるコミュニティーワーカー型公務員と僕はよく言っているんです。要するに、机の上で仕事をしないで、地域に出て、そして課題を受けとめることのできる資質のある公務員。 民主党さんの支持基盤