田中源三郎の発言 (運輸及び交通委員会)
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○田中(源)政府委員 お説に對するお答えとしては、ただいま御質疑になりましたお説のごとく、廢止と同時に新しく船員法を實施いたす豫定であります。これは申すまでもなく臨時立法であります。從來の法令は勅令に委任して立てられた委任立法でございます。しかしその委任立法は、一定の單行法律と同様な力をもつた委任立法が過去において行われておるのであります。從つてこれを政令でもつて廢止しようとこう思つておつたのでございますが、政令で廢止するということは、如上申し述べましたるごとく、すなわち強きところの勅令でありまするので、その筋との話合いもございまして、これは新憲法の精神に則つて單行法律でもつて廢止することが常道であろう、かような關係からいたしまして、これを法律をもつて廢止しなければならぬという實情に至りまして、その間の事情で率直に申し上げれば手間がとつたということになつたわけであります。つまり政令ではいけないというわけで、結局法律をもつてやらなければならぬという關係がありまして、船員法の施行と同時に廢止することができなかつたことが第一であります。御了承願いたいと思います。