葛西嘉資の発言 (厚生委員会)
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○葛西政府委員 松谷委員からたいへんこまかく事情をお聽かせいただきましてありがとうございました。今お伺いいたしますと、本年の九月一日からは全然無収入の家庭というような取扱いになつておるそうでありますが、もしはたして民生委員なり、あるいは市役所なりで調べたところが無収入の家庭であるというふうなことでありますれば、家族の構成員に差がなければ當然同額がいただけるものだと私は今そういうふうに思います。國庫及び補助金末交付につきというようなことは、市役所が申したとすればたいへんおかしなことであります。特に増額はいたしませんけれども、どんどんおつしやつていただきまして、足りないということであれば、追加交付をするということは何遍も都道府縣の當局には申してあることでありますので、これは何かの誤解ではないか、足りないということであれば、追加していくという措置は十分とるつもりでございます。實際二百數十萬、三百萬に近い要援護世帶につきましては、今申したように當然増額をすべきものに、増額が行届いておらぬというような措置もあろうかと思います。またあるいは逆に初めは女と子供だけで要援護世帶になつておつたが、主人が復員をしてきた、あるいは外地から引揚げてきたということになり、初めは収入がないから繼續してずつと扶助をもらつておつたというような者もいるのでありましようけれども、主人が、就職をして若干の収入があるにもかかわらず、依然として扶助を繼續しておるというような事例も私ども耳にするのであります。かような場合は當然扶助を打切るべき、あるいは減額をすべきものであります。そういうふうなことで扶助の個々の世帶について適正にいつておるかどうかというような點、非常に心配になりますので、これは財務當局と打合せをいたしまして、本年の十二月一日現在をもつて全國一齊に要援護世帶の實情調査をすることになつております。これはすでに地方廳にもその方針を示しまして、個々の世帶についてカードを配りまして、そうして民主委員なり、あるいは役場の吏員等が出まして、これに必要な若干の經費は財務當局からいただきまして、一齊調査をすることになつております。そういうときに今のような例は當然ひつかかつてくると思います。これは個々の世帶のほかに、あるいはよく國會で御議論がありました、金が送つてあるにもかかわらず、どこかで止まつておるというようなこともよく聞くのであります。從つてその金をこつちで送つた人、縣廳に著いた日、それから市町村に著いた日、それをどういうふうに經由しておつたかということまで、この機會に全部調査することになつております。こういう時に發見をいたしまして是正されるものも多いだろうというふうに思つております。このことを併せて御報告申し上げておきます。