葛西嘉資の発言 (厚生委員会)

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○葛西政府委員 第一にお述べになりました最低生活を保障するというのは、これは生活保護法に書いてあります通りでありまして、最底の生活をあくまでもこの法律によつて保障する基準額でございますから、どうしてもそれ以上要るという場合には、所定の手續を經てやるということを申しておりますが、その通りでございます。私國會へ參りますときに、縣から二つばかり基準外の認可を大臣に申請してきた例がございます。それを今見て來たのでよく記憶をいたしております。最近だんだんとほんとうに必要であるというようなことで、大臣まで申請してくる例が大分多くなりました。これはたいへん結構なことだと思つております。まあ出せないからなかなか所定のところまで出せないという實情のあることもよくわかります。またただいまそういうふうなことを申してきている例のあることも御承知願いたい。これらは機會あるごとに言つておりますから、最低生活をあくまでも保障するという建前は今後も守つていきたいと考えます。
 第二に傷痍者で病院に入院している者の有料の問題でありますが、今山崎委員は有料のものを生活保護法でやるというふうに言われましたが、生活保護法にかかるものは生活保護法でやりますが、生活保護法にもかからないし、また自分でも出せない者がありますれば、御承知のように病院當局で減免する處置をとることになつております。元傷痍軍人だからという理由をもつて特に生活保護法を甘く取扱うことは現在の状態ではできないことは御承知の通りであります。ただでき得る限り生活保護法の温かい精神でやれるように、無差別平等という限度において、できるだけのことはやつていきたいと思つております。最近國立病院の入院患者に對する生活保護法の適用のパーセンテージを見ますと、必ずしも一般と比較して少いというふうにはなつていない。従つて國全體から申しますと、これらに對する生活保護法の適用は峻巖であつて、もつとやらなければならぬという状態にはなつていないのじやないかと思います。しかしでき得る限り生活保護法の温かい精神で指導してまいりたいと考えております。入院料の方は御承知のように健康保險できめました一點單價四圓で、たしか二十點に四圓をかけたものということになつております。最近生活保護法で變更したのは、今まで施設へ入院している場合には、入院者に對して入院料から一割を引いたものをやつて、そのほかに施設事務費を出すというやり方でありましたが、八月一日から取扱いをかえて、一割をやめて入院料は全部いく。その代り施設事務費は出さないということにいたしたいのであります。この方が若干有利のようであります。

発言情報

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発言者: 葛西嘉資

speaker_id: 25628

日付: 1947-11-10

院: 衆議院

会議名: 厚生委員会