渡邊誠の発言 (鉱工業委員会)
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○渡邊(誠)政府委員 お答えいたします。新坑からどの程度の炭が出るかという點につきましては、新しく昭和二十三年からを取上げませんでも、炭鑛の仕事は年々新しい地域を掘り終ると、次の新しい地域を掘つていくというかつこうになりますので、年度を切りまして、一齊にスタートするわけにはまいりませんので、一昨年から準備しているところも、昨年中に出炭に至らずして、本年出炭に至るというのもございますし、昨年から著手をいたしまして、繼續中のものが明年から出炭するというものもあつて、それらが總合せられまして、從來から掘つておる坑内の地域と新しい地域を足し合わせて何ほどの出炭ということになつていくわけでありまして、ここに急に新坑を開發する部分が新たに生れ出たというわけではないわけであります。從いまして、今のお話の遠幌の場合のごとき、まことに御説の通りであります。これに對しては、從來から準備が進んでいるわけでありまして、たまたま昭和二十三年度中に、新たにその地域から出るものを約五萬トンと推定をいたしまして、計畫の中に織りこんでいるわけであります。なお遠幌については、現在の日本全體としての炭鑛の情勢を考え合わせまして、なお新たに現在の計畫と並行した新たなる坑道を掘鑿いたしまして、そうして昭和二十七年と申しますか、二十八年と申しますか、將來のためになおこの地域からの増産ができるような、明年度の出炭に直接寄與いたしませんけれども、相當に寄與するための掘進坑道をも併せ行いたい。こういうふうに考えて計畫しております。