伊藤卯四郎の発言 (鉱工業委員会)
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○伊藤委員長 ただいま菊川君からお尋ねになりました件につきまして、きわめて重要な點だけを御報告申したいと思つております。
二十日に、二十一日午前十時より本鑛工業委員會を開くことを、公報をもつて各委員諸君にお知らせをいたしておいたのでありました。ところがその夕方、十五名の委員各位の連署をもつて、委員長不信任を意味する聲明書が發表されておりました。そこで聞くところによれば、その夕方同じく委員長不信任に關する件で、委員會を開けという要求を、委員部の方にされたということを聞いておるのであります。これはしかし正式に委員長が聽いたことではありませんで、また聞きの程度であります。そこで二十一日の午前十時開會の招集をいたしておりましたので、私も委員室にまいりまして理事會を開きましたところ、理事七名がお集まりになつておられて、委員長として申出ましたことは、議事の整理上、また委員會の秩序を保持するという諸般の事情等の上に立ちまして、午前中會議を開くことは不可能であるということを感じましたので、午前中の會議は開かず、午後から開くことに延期するということを提唱したのであります。そのとき四人の理事は、委員長の申出に賛成でありましたが、あとの三人の理事は反對であつたのであります。そこで理事會の意見を一つにまとめることができませんでしたので、委員長の判斷におきまして、集まられておつた全委員各位に、委員長の意思をお傳えしまして、委員長及び四名の理事は退席をされたのでありました。その後お殘りになつた委員各位によつて、臨時委員長代理を選任されて委員會を開き、委員長不信任の決議をされたということを、これも正式ではありませんが、さようなことを承つておるのであります。そこで私はそういうやり方は、これは委員長の權能を壟斷したところの、まさに違法行為であるということを感じておるのであります。そういう點から、私はさようなやり方は、はなはだ惡例を殘す事である。よつてその旨を議長にも報告をいたしておきまして、議長はかような惡例に対しては、十分處置の考え方をしてもらいたいということを申出てあるというような事情であります。大體以上のような大要であることを、菊川君に御報告しておきます。