田中源三郎の発言 (鉱工業委員会)

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○田中(源)政府委員 ただいま山口委員のお話のごとく、國家産業再建の面から考えまして、國民生活の上から考えまして、石炭、亞炭、薪炭をいうものは、重要な役割をもつておるわけであります。從つて政府はでき得る限り、これらの輸送面につきましては、食糧に次いで、もしくは同等の立場におきましての輸送量を考えておるのであります。毎月の輸送量の上におきましても、主食一〇〇%石炭一〇〇%の輸送をいたしておるのみならず、冬期の國民生活の上から考えまして、他の物資の輸送を一時停止いたしましても、今日薪炭の輸送については、最大の努力を拂い、またこれに對する配車をいたしておるような現實でございます。從つて刻下生業再建上におきますところの輸送の役割というものは、申すまでもなく重大でございまして、御指摘のごとくに、今後におきましても、重要産業資材に對する輸送を優先的に取扱つていくという政府の考え方は、變りはないのであります。しかしながら、ここで現在の日本の經濟力竝びにその他の物資面等を考慮いたしますときに、はたして政府が豫期しております通りの實際の成績をあげ得られるかどうかということを、一應考えてみなければならぬのであります。たとえば石炭の生産が減産をいたす場合においては、電力、輸送力、その他の工業の生産が逐次低下するということは、免れない實體でございます。何をおきましても、まず輸送力の確保におきましては、電源及び燃料の確保をいたしていく。次には鐵資材がこれに伴わなくては、一國の交通量を確保いたしていくということはでき得ないのでありまして、今後それらの燃料、電力、電源、あるいは鐵資材等において、あるいは輸送力の制約を見ることもあるかもしれませんが、御指摘のごとくに、國家産業再建の上におきましては、まず重點的に、それらの重要資材に對して、輸送力を第一においてやつていくということにつきましては、御同感であり、政府といたしましても、さような觀點からいたしておりますことを、特に御了承をお願いいたしたいのであります。

発言情報

speech_id: 100104283X03919471128_026

発言者: 田中源三郎

speaker_id: 6813

日付: 1947-11-28

院: 衆議院

会議名: 鉱工業委員会