大原博夫の発言 (国土計画委員会)

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○大原博夫君 これは賀茂郡西高屋村と東高屋村及び豊田郡の小谷村の三箇村の出しておるものでありますが、これはすでに請願書においてしたためて提出してありますから、簡單に申し述べますと、三箇村は大體高原地帯のような所にありまして、それらから出発する川は、これらの高原地から急に下つてまいりまして、その川の出口は山が非常に迫つております。しかもその河川に沿うて鉄道も通つておりますが、わずか十五町くらいの間にトンネルは二つもはさまつておるという状態で、その河川は非常に屈曲がはなはだしいというので、そうした屈曲地に際會いたしますと、そこがせき止められてそこへ水がたまつてまいります。從つてわずかな水によりましても、これがせき止められるような状態でありまして、一昨年昭和二十年の水害から後というものは川の方が田畑よりも高くなつてきて、流砂が堆積しておるという状態で、そのために田地のある村においては百七町歩、ある村においては二百何十町歩というものが毎回そのために堆積してくるというので、水害のときには鉄道等もまつたく二尺も埋まるというかつこうでありまして、三箇村を通じますと、ある場合においては三百五十町歩また二十年の水害のときには鉄道上の浸水が二尺以上になり、遂道の決壊がある、あるいは道路が二キロにわたつて決壊をする。堤防の決壊は三十五箇所というような大きな水害を起しておるということでありますので、ぜひとも改修をいたしまして、あるいは遂道をつくつて、川を流す、こういうことにいたしませんと、年々歳々こういうことがありますので、非常にこの三箇村は困つておるのであります。その點十分御了承いただいて、ただいま期成同盟會を結成して、速やかに工事の施行をいたしたいと願つておるのでありますから、何とぞ御了承いただいて、この請願の趣旨を果しますようお願いいたしたいと思います。何とぞよろしくお願い申し上げます。
 御手洗港の請願は、御手洗港は瀬戸内海にありまして、四國と中國との間にあります。風光明媚でありますが、大體徳川時代からあるいは九州の方、あるいは四國の方の諸大名が参勤交代をいたします折でも、必ずここに上り下りに寄港しておつたというようなろころでありまして、今日でも今治、宇品間の定期船の寄港地であります。また機帆線は、形容が大きいかしれませんけれども、從來織るがごときまことに良港であります。この地は気候もまた結構でありますし、柑橘等も相當に産出してつこから送り出しておりますが、昭和四年十二月には指定港湾として内務省の指定を受けまして、二十二年一月十日には観光地として指定を受けておるのであります。地理的に申しますと、伊豫灘と燧灘というものはしばしば暴風に襲われたのであります。こうしたしけに遭遇いたしますと、ここらにおつた船はみな御手洗港にはいつてきてその難を逃れるのでありますが、大正八年以來においても、こうした難を逃れてここにはいつてきたものが二百三十六回、そのために人命救助一千七十二名というような状態でありまして、瀬戸内海の住來にはまことに大切な港でありまして、この御手洗港をひとつ根本的に改修いたしたいという希望であります。そしてこの改修ができますならば、瀬戸内海における大阪あるいは別府間の汽船の航行あるいはその他の機帆船も非常な便益を得ると思います。ひとり御手洗港のみならず、瀬戸内海の交通のためにぜひこれを改修いたしたい。こういうわけであります。何とぞ請願の趣旨をおくみとりくださいまして、御採擇あらんことを希望いたす次第であります。

発言情報

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発言者: 大原博夫

speaker_id: 17651

日付: 1947-12-05

院: 衆議院

会議名: 国土計画委員会