河口陽一の発言 (本会議)
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○河口陽一君 本日上程の追加予算に対しては全面的な意見はありますが、そのうち特にわが日本農民党といたしまして默過でき得ざるものに、農業生産調整費の一億九千五十九万四千円があります。本歳出は、もちろん農業生産調整費に基くもので、過去における供出の不手際を是正するの考えにほかならないのであります。立法の精神は、あくまで農民を主体におかず、官僚勢力の温存にほかならないのであります。かようなことで食糧の増産供出を確保されるというお考えのもとに本予算の通貨を望まるるところに、私は根本的な間違いがあると思うのであります。(拍手)農民に対し新しき挑戰的法であると言わざるを得ないのであります。(「ノーノー」)
絶対量の不足せる日本の現下の食糧問題の解決は、消極的なる供出制度の強化では不可能で、どうしても積極的なる増産確保のための科学的技術の飛躍的向上強化によつて必然的に起きる増産意欲、供出意欲によらなければならないと考えられるのであります。從つて、予算は消費面を極度に圧縮いたしまして、生産面に重点をおくことを私は主張いたすのであります。
この見地よりいたしまして、本予算に一億九千余万円はさらに増額をいたし、それを悉く食糧増産のために、科学的技術指導費に轉用いたしまして、食糧の飛躍的一大増産をはかり、もつて混迷せる現下の食糧の不安を一掃するの施策を立てるに同意せられんことを望み、自由党修正案に賛成をいたして、終りといたします。