稻村順三の発言 (予算委員会)
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○稻村委員 そうしますと、私は陛下の御巡幸がある場合には非常に重要な意味を帶びておりまして、國民をある程度非常に激勵するというような役割りをもつことは認めるものでありますけれども、しかし今日のごとくインフレーシヨンが非常に激化している上に、さらに各地に災害があり、そういういろいろな事情が重つており、國家財政もまた非常に膨脹いたしまして、健全財政その他いろいろな聲がやかましくなつておる折柄、陛下が宮廷費だけでは、とても賄いきれないという御事情があるのにもかかわらず巡幸をなさつて、そうして相當の費用がかかつているというようなことは、これまでの宮中に對する考え方と、今後の宮中に對する考え方とは、國民の間に非常に相違をきたしておると思うのであります。そのときにこの頃少し私は陛下の御巡幸の數が多數ぎる。そのために非常に何と申しますか、私たちはその點宮中においても十分考えていただき、宮内省としても十分考えていただきたい、かように考えておるものであります。
〔「國民が要望しているんじやないか、何を言うんじや」その他發言する者あり〕