前尾繁三郎の発言 (予算委員会)
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○前尾政府委員 先ほどの主計局長の説明に幾分補足いたしたいと思うのでありますが、一つは大體において上半期におきましては申告納税の制度が必ずしもうまく運行されるというふうに考えておりませんので、當初からある程度豫想いたしておつたのでありす。從いまして、一面におきましては、間接税が今囘の追加豫算におきましても自然増收を相當出しておるのでありますが、間接税の自然増收というような形。それから一つは源泉課税の給料の引上げ等に伴いまして、當然ある程度の増收が出てまいるわけであります。それらは上半期におきましてはあまり出てまいらないかつたのでありますが、それが下半期になりますと、當然その自然増收としての形のものが現れてまいるわけであります。ただ申告納税の所得税につきましては、これは自然に三箇月以後において申告されるわけでありますから、三箇月のずれは必ず出てまいるわけであります。しかし三箇月經ちまして、ただちにそのときどきの状態によりまして申告納税がされるというふうになれば、それは非常に結構でありますが、なかなかそうはいかない。そこで更正決定をやつていかざるを得ないというように相なりますと、またその間二月や三月のずれが生じてまいります。しかしこれは技術的には當然起るべき問題でありまして、それを解消するということは、實際できないのであります。その方法としては、要するに申告納税のいわゆる修正申告によつて、そのときどきに應じた申告を出していただくという理想的な形態にまで達しなければ、それは不可能でございます。なお二月三月のずれは、これはやむを得ないのでありますが、ただいま申し上げましたほかに、滯納のものにつきます加算税等につきましては、從來よりも日歩を相當引上をいたしまして、今囘引上の税法を出すことになつておるのでありますが、そういうように引上あるいは處罰をきつくするというようなことで、ぜひとも正直な申告を出していただくというふうな方向で考えておるのであります。しかし當然起るべきずれにつきましては、また一〇〇%納税されるということは不可能なことでありますので、われわれは大體の點につきまして、相當的確な豫想をもつてすべての計畫をやつておるのであります。その計畫から考えますると、必ずしもわれわれは今までその計畫から非常に懸隔を生じておるということはないのでございます。