鈴木明良の発言 (予算委員会)
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○鈴木(明)委員 次に行政整理、企業整備について質問いたします。官廳機構の統合廢止と、幽靈人口が十八萬八千人もあり、歳出に二十億も冗費があると、過般の新聞紙上に報道されております。官廳の過剩人員は、少くとも四割の整理は、官廳の亂脈な經費支出を可能にするような官業組織の根本的刷新のためにも、財政經濟危機の克服のためにも、今や囘避できない時期に到達いたしておることは、政府及び萬人の認めるところでありまして、あえてここに論ずる必要はないと思いますが、老子は、國に官吏が多くなるということは、すなわちその國が滅びる前兆であるという意味のことを申しておりますが、財政經濟の立場から、まことにしかりであります。平時においてしかり。さらに戰後經濟においては、戰勝國でさえも、これは免かれないということであります。いわんや國敗れて官吏のみあるという敗戰國たるわが國の現状においては、特にしかりであります。切開すべきものはその時機を失わずに、大擔に切開すべきであります。いたずらに遷延して時機遲れとなつては、かえつて深刻な危險をもたらします。行政整理、企業整備は、必然に社會不安をもたらすために、人はその表裏の關係として、受入態勢や退職資金、失業救濟の整備ということを申しますが、まことにしかりであります。しかし失業保險制度の創設、失業對策事業等の整備と、名目的にせよ受入態勢は整いつつありまするから、政府は思い切つて一時的な退職資金を計上し、一方に國土再建事業としてダム工事、發電所、植林、治水工事、道路港灣工事等の公共事業を廣く起しまして、受入態勢を整え、急速に行政整理、企業整備を斷行すべきであると、私は思うのであります。それに關しまして、至急行政整理委員會のようなものをつくり、その實施に移るよう、政府の勇斷を促したいと思います。その決意と實施計畫について、私はお伺いしたいと思うのであります。