芦田均の発言 (予算委員会)

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○芦田國務大臣 連合國とわが國との間に、平和に關する會議がいつごろ開かれるであろうという問題は、全國民が重大な關心をもつている點であることは、ただいま原君の述べられた通りであります。しかしながら、原君も言われた通り、その講和の準備として豫備會議が開かれ、さらに正式の會議が開かれることでありましようが、一にかかつて連合諸國の意向によるのでありますから、現在の過程においていつかような會議が開かれるかということを明確にすることは、きわめて困難な問題であることを御了承ありたいと思うのであります。
 その會議に對する準備があるか。準備は先ほども申述べたごとく、一つは日本國民全體の心構えの問題、眞に平和愛好國民として、また民主的國家に漸次移行しつつある日本國民として、それがどの程度まで世界の平和會議の前に受入れられるであろうかという問題を中心として、一日も早くその態勢を整備するということが、日本國の講和會議に臨む根本的な、しかも最も重要な問題であることは申すまでもありません。原君の御質問は、おそらくそれらの問題はもはやわかりきつたことであるから、技術的に見て講和會議の準備はどこまでできているかという御質問であろうと思います。技術的の準備は外務省を初め大藏省、商工省、農林省、各省の間に、それぞれその分擔する部門において調査研究が行わるべき性質のものであります。これらの研究は、ただ役人の頭の中でだけ準備をするというわけにもいきません。書類も必要であれば、またそれぞれの人的機構も整えなければならないのでありますが、ただいま私がここでお答えし得ることは、それらの問題については、政府においても、それぞれ準備を行いつつあります。おそらくいついかなる時期に豫備會議の招集があつても、それに對して政府がまごつくようなおそれは萬々ないということを御承知おきをお願いしたい。

発言情報

speech_id: 100105261X01919471110_007

発言者: 芦田均

speaker_id: 34650

日付: 1947-11-10

院: 衆議院

会議名: 予算委員会