古賀喜太郎の発言 (予算委員会)

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○古賀委員 豫算第一分科會における審議の經過竝びに結果につきまして、簡單に御報告を申し上げます。
 本分科會に付託されました議案は、ただいま上程されておりまする各案中、皇室費及び國會、裁判所、會計檢査院、内閣、内務省、大藏省、司法省、以上の各省の所管に關する豫算でありまして、本分科會は一昨十七日の午前及ど午後、昨十八日午後の兩日にわたつて開會いたしましたが、まず政府より所管の豫算の説明を聽取いたしまして質疑にはいつた次第であります。何ぶん諸般の事情によりまして、分科の審査期間がきわめて短時日でありましたことは、まことに遺憾に思つておる次第であります。それにもかかわらず委員諸君と政府委員との間には、熱心かつ眞摯なる質疑應答が行われたのであります。まず委員會において問題になりましたおもな點をごく簡單に御報告申し上げます。
 第一に、補正第八號における各省の既定經費の一割節減は行政整理の意味を含むものであるかという御資問であつたのであります。また現業はどうかという質疑も一緒に行われましたのであります。これに對しまして政府よりは、定員と實人員とは現在差があるが、これ以上人員を増さね方針であり、一割節減は金額的のものであつて、人員の一割という意味ではない。現業に關しては目下研究中であるという答辯でありました。
 次に復金債券の市中消化の問題について、復金債券の日本銀行引受けはインフレの一因になつてはいないかという質問に對しまして、政府は復金自體の貸出しに對しましては極力これを抑制しておる。そうして保證貸出しを行うておる。復金債券に對しましては市中の消化を促進するように努力しておる旨の答辯がありました。またインフレ促進の可能性ある大藏證券の發行については、税收が完全に行われさえすれば、そのインフレの心配はないという答辯があつたのであります。
 さらにただいま問題となつております中勞委の裁定案に對する見透しいかんという質疑に對しましては、政府當局より、中勞委の裁定には從うが、財源がをい。現在のところ豫備金二十億雜件七億くらいで財源については主税局中心に案を練つてゐるとの答辯がありました。
 さらに進んで終戰處理費につきましては、物價の値上りと新規要求との内譯、新規計畫の性質等、またこれが物動面について相當つつこんだ質疑が行われたのであります。
 以上のほか、營團における價格差益金の積立金處分、問題、國民所得算定の基準及びやみ所得に對する課税の問題タバコの値上の問題に關連して、その賣れ行き、特配タバコ等について熱心なる論議が續けられまして、昨日午後質疑を終了し、討論に入らんといたしましたところ、川島君より採決を留保して、總會において議決されんことを望むとの動議が提出せられまして、この動議は異議なく決定した次第であります。詳細は速記録によつて御了承願うことといたしまして、以上簡單に御報告申し上げます。
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発言情報

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発言者: 古賀喜太郎

speaker_id: 17494

日付: 1947-11-19

院: 衆議院

会議名: 予算委員会