鈴木茂三郎の発言 (予算委員会公聴会)
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○鈴木委員長 それでは會議を開きます。
これからただいま本委員會において審議中でございます昭和二十二年度一般會計豫算補正(第七號)及び昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第三號)、いわゆる昭和二十二年度豫算追加案につきまして、この案は現在インフレーシヨンの進行過程における相當巨額の豫算追加案でございまして、その國民經濟と大衆の生活に及ぼす影響が重大なるものがあるばかりでなくて、その中にはいろいろな條件を含んでおるように考えられるのであります。すなわち一般的に見ましては、一、經濟再建は財政支出によるか、金額上の措置によるか。二、追加豫算は健金財政を維持し得るか。三、追加豫算とインフレーシヨンの關係及び見透し。四、千八百圓基準の是非。五、追加豫算とその財源。六、脱税の防止と大口やみ利得捕捉の方法。七、國鐵及び通信等の特別會計の赤字と獨立採算制。こまかつ各論といたしましては、歳入において、一、追加豫算における所得税及び法人税増徴の可否。二、新規財源としての非戰災者特別税の可否。三、追加豫算における大衆課税の可否。四、追加豫算における專賣益金増徴の可否。五、各種租税滯納の防止とその對策。歳出におきまして、一、官公吏の待遇改善と經費節約。二、終戰處理費と資金計畫及び物動計畫との調整。三、學術、教育、文化費は十分であるか。四、失業對策費は十分であるか。五、災害復舊費は適當であるか。六、地方財政の國庫補助は適當であるか。七、産業復興のための資金と資材の供給に關する對策は適當であるかどうか。というような種々な案件が含まれておりますに鑑みまして、その審査の愼重を期するために公聽會を開いて、本日及び明日御出席の公述人の皆さんの御忌憚のない御意見をお聽いたしたいと存じます。つきましては、いろいろな手續、時日が少くございましたために、いろいろな手續上につきまして、行き違いなどもございまして、公述人の選定その他御通知の上に粗略な點があつたかと存じますが、この點は委員長においておわびをいたしたいと存じます。
それではこれより公聽會を開き、公述人の御意見を拜聽いたしたいと存じます。まず朝日新聞社の論説委員、評論家の土屋清君の御意見の發表をお願いいたしたいと存じます。土屋君。