三木治朗の発言 (厚生委員会)
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○三木治朗君 第二章の救助の点に関しましてちよつとお尋ねいたしたいのであります、御承知のように、今日の日本といつもは軍隊というものがなくなつておりまするし、勿論在郷軍人会などというものもなくなり、或いは政府の息の掛かつてできておつたところの青年團その他のようなものもなくなつております。相当組織と訓練を経たものものが出動するのではないと、ただ多数の人間が出て來てやることは、いわゆる彌次馬的な騒ぎになつて、救助の目的を達することができないのではないかと思うのであります。この第二十二條に強力な救助組織の確立ということがあるのでありまして、この文字を見れば大変立派な仕事ができるようになることと思うのでありますが、どういう方法、どういう仕組で以てその強力な救助組織を持つのかということに大なる不安を感ずるわけであります。こういう点に対して御説明を願いたいと思います。
それから次に費用の方の問題でありますが、三十八條に最少限度五百万円の救助基金を積立てなければいけないということが記されておるのであります。今どきの五百万円という金は、昔の金の百分の一と換算すれば、僅かに五万円の金ということになるのであります。これは至つて額が少な過ぎると思う。勿論今日地方財政においても非常に窮迫しておりまして、なかなか財政的に余裕のないことは重々分つております。併しこれは積立てるのでありますから、少くともちよつと聞いてみて多少安全感をすべての人が持つ程の金額にする必要があるのではないか。それは一時に出すものでなくて一定額を積立てておればよろしい。これの十倍くらいの額にしておいても、長年掛かつて積立てるのでありますから一向差支えがないのであります。そうすることによつて、金もこれだけある、これだけの有力な救助組織を持つておるというところに國民の安全感が生じて來るのじやないかと思う。そういう点に対しまして一つ御意見をお伺いしたいと思います。