葛西嘉資の発言 (厚生委員会)

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○政府委員(葛西嘉資君) それから第二に御質問になりました第二十二條の第二項では、いろいろの備蓄の計画がある。國の方にはその計画が書いてないという点を御指摘になりまして、國としては備蓄の用意がないのかという点でございます。この点は特に地方廳に対しましては、そういうふうなことを法律で命じまして義務づけたのでございますが、國みずからがやる場合には書く必要がないというわけで、勿論國としても相当の備蓄をして、應急に部分的に起きた場合には分けて行かなければならぬのではないかというので、國としては備蓄するつもりであります。ただ法律上書いて置かなくても國会の議決を経てやるということが、法律がなくてもできますのでそれは書いてない。やる計画はあるというふうに御承知を頂きたいと思うのでございます。
 それから第三に、日本赤十字社のお尋ねでありますが、その中の第一のお尋ねになりました支部長の点でございますが、これは現在でも或いはまだ知事が支部長になつておる所もあるかと思います。で先般定款を改正いたしまして、選挙というようなことになつておりますので、或いは民間のお方というような者が出て來る場合も了想できます。將來出て來るじやないかというふうに思つております。それから赤十字についての第二の御質問でございますが、二十一條のこの救助に協力するという点でございますか、に関聯して、二十三條の救助にどのくらいの程度入るのかということでございます。これは初めにお断りを申し上げておきたいと思いますのは、日本赤十字社が現在の組織のままではとてもできないのでありまして、現在私どもが日赤に期待をいたすものといたしましては、先刻申し上げましたように医療救助が主でございます。それから第二にはこの義捐金の募集というようなふうなものを日本赤十字社がやる、官が呼びかけるよりも、むしろ民間團体としての博愛の精神を翳しておる日本赤十字社にやらせる方がいいのではないかというふうなことで、御相談をいたしまして、全國的に呼びかけまして、義捐金の問題は日本赤十字社に今回初めてやつて貰うということになりまして、救助に対する協力といたしましては、只今のところではそれくらいしかやつておらないというふうに了解しております。併し將來日本赤十字社がその本來の使命に、機構乃至人的物的の整備を終りました暁におきましては、救助が全般にも及ぶということが望ましいことではないかというようなふうに思つております。併し災害が大きくなりますれば、とてもどれだけやつても足りませんので、國なり地方公共團体というようなものが出なければならないことは分り切つておりますが、大体そういうようなふうな氣持でおります。それからこの三十二條の應援の実施を委託するという点に関聯しての問題でございますが、或いはこの点はちよつと見当違いになるかも知れませんが、救助自体は只今委託するというようなことは、今の医療救助以外には考えておりません。日本赤十字社の現状から申しまして、その外いろいろな各方面からの應援を実際いたします。これは都道府縣知事の監督の下にやるわけでございまして、そういうふうな業務を、縣廳なり或いはそういう市町村というふうなものが非常に忙がしくなりますので、そういうふうな事務等も委託をして、手を助けて貰つて、両方を第一條にございますように、國がやる場合も、地方公共團体、日本赤十字社その他の團体及び國民の協力の下に、この救助をやるのだというふうな点で、完備された日本赤十字社におきましては、そこらにおいてもお手傳い願えるようにしておくということを表現したつもりでございます。

発言情報

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発言者: 葛西嘉資

speaker_id: 25628

日付: 1947-09-27

院: 参議院

会議名: 厚生委員会