小川友三の発言 (厚生委員会)
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○小川友三君 そうしますと、質問としまして十九條について申上げます。十九條の第三項の末尾の方に「その費用を代つて負担する措置をとらなければならない」。費用を代わつて負担するということが書いてあります。何でもかでも政府当局は金さえ出せば物を買えるという解釈を持つておりますからこの惡性インフレーションになり、千八百円のベースも守り切れないという状態に轉落してしまつたのであります。物を生産しないで、物の裏付けをしないで、やたらに金さえ出せばそれで何とかなるという根本的な錯覚がこうしたいわゆる十九條の第三項の末尾の費用を代わつて負担する措置をとり、何でもかまわず紙切れさえ出せば解決するというところに誤りがあるのでありまして、乳兒を育てるのに紙切だけでは駄目であります。國家が國営の收場を作つて、そうして政府当局の、三十五萬石前後足りないであろうという牛乳を乳兒に配給してやらなければ、乳兒の生命線であるところの主食でありますから、それを補給することはできないのであります。小さなこの設備に欠けておるところのこの法案に対しましては修正したいという意見を持つておりまして、これを三十五万石取るにはどうしたらいいかと申しますと、僅かに一万五千頭の牛を飼えばよろしいのであります。一万五千頭の牛を用意して、そうして兒童福祉法を仕上げるというところに物の裏付けのある、絶対の親心の法律ができ上るということになるのであります。
三十八條につきましても、政府の御意見を承わりますが、兒童福祉施設という項目があります。これはこればかりでなく一切兒童を虐待するのを取締るとかどうのこうのというような、物の裏付けをしないで母子手帳をやる。まるきり物の裏付けをしないで、通り一遍のお座なり主義のまま親が子を育てるような法律でありまして、兒童の福祉厚生施設として遊ぶ所を拵えるのだというような、町内会のような簡單な考を以て兒童の遊園地を造るとか、そういうことは無論幾らかは必要でありますけれども、厚生施設といつたならば、必ずそこには大きな牧場が要る。乳兒というものを入れるからには、そこに牧場がどつかと第一番に据えられまして、そうして牛乳は三十五万石前後あるのだ、それはこうした裏付けによつてやるというような施設をして貰いたいということにつきまして御答弁を願いたいと思つております。