小川友三の発言 (厚生委員会)
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○小川友三君 政府委員の御答弁では、牛乳員が足りない場合は兒童福祉委員会でそれをやるというような意味が含まれておつたように思いますので、そう思つてちよつとお伺いいたします。一万五千頭の乳牛を養成しますのにどのくらいの金が掛かるか、政府は想像像ができるかどうか、想像していらつしやるかどうか、少くとも十五億万円以上の費用が掛かるのであります。それを兒童福祉委員会という、田舎の或いは町村の、或いは縣のお座なり的な人が集まつて來ても、十五億の牛を買うだけの金は絶対に集まらんのです。これはどうしても我々國会で予算を可決してやらなければ、断じてできないことであります。その他に牧場及び建築物がありますので、少くとも三十億ぐらいの費用が最低限度掛かります。これで牧場ができ、一万五千頭の牛が飼えて、三十五万石の牛乳が出るようになるのでありまして、一万円や二万円の端た金で作るのでありませんからして、とても児童福祉委員会にできないことであるということをよく御研究を願いたいのであります。それから牛を飼うのに牧草、飼料がないと一言に言われましたことにつきまして、ちよつと詳しくお伺いいたします。一万五千頭の乳牛を飼いますのに、この國内に一万五千頭ぐらいの牛を飼う飼料がないとは実に奇怪千万であります。一万五千頭の……あれは草食です。ですから草を食う動物でありますので、牧草は一万五千頭の牛を飼うのに余りある程あります。ただそれは採取しないで野山に枯らしているという休たらくでありまして、一万五千頭ぐらいの牛を飼うのに、牧草は日本に十分ありますから、安心して牧場経営に本腰を政府御当局は入れて貰いたいのであります。この点につきまして牧草の調査をしているかいないか。それからこの法案は金でないところの、物の裏付もあるようなお話もありましたが、その物の裏付というのは、具体的にいうならば乳兒に対してどれだけの脱脂綿、ガーゼ、着物、衣類、どれだけの牛乳、砂糖があるかということを具体的に言うて貰わないと、縣の方にあるようなお話ですが、縣当局にはない筈であります。ないのをあるように誤報されるのは、我々國会議員として甚だ困るわけでありまするからして、あるならばどのくらい、どの府縣にどのくらいづつ、兒童福祉の繊維資料があるか、或いは砂糖があるか、物資があるかということを詳細に御報告を願つて、足りないのはどのくらいで、どのくらいが間に合うということを科学的に説明して貰つて、それからお伺いいたしたいと思いますので、質問を保留いたします。