葛西嘉資の発言 (厚生委員会社会事業振興に関する小委員会)
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○政府委員(葛西嘉資君) 兒童福祉法の点については、これは私から申し上げるのはちよつと如何かと思いますので、何ですが、生活保護法の保護施設の点についてだけ申し上げたいと思います。大体精神については同じだと思います。生活保護法の保護施設をなぜ或特定のもの以上のものに抑えたかと申しまするというと、これは何と申しますか、施設事務費なり何なりを出して、そうして國がやるのと同じように代つてやつて貰うというふうな考になつて行き、そうして或程度の組織なり規模なりを持つことが必要だというような心持から、或特定の、或程度の人間以上、保育所は三十人かも知れませんが、生活保護はもうちよつと低かつたかと思いますが、それもがつちりそれでなければいかんというふうには、私ども生活保護法の施設は決めておりません。大体これは知事が保護施設にいたします時には、今のところでは協議をさしております。御承知の通り知事が協議をして参る標準として私どものお示ししてあるものの中にそういうことが書いてあります。多少三十人より少なかつたかと思いますが、保護施設なんかの場合は……。そうしてそれくらいなものを一應の標準として、それ以下のものは知事の手許で申達しないでくれ、それ以上のものはやる。併し特別に何かの事情があつてやるというようなものについては、これは一向構わんというふうに言つておりまして、現に所定の人数以下のものであつても、保護施設の承認をいたした例も沢山ございます。そう機械的に何人でなければならんというふうなことを私どもは決めてこれをやつて参るという趣旨ではございません。要するに趣旨は只今申し上げましたようなふうに、これらの人を收容いたしまする相当の規模を持つて、そうして國が補助してやつて、社会援護をやるに適当だというふうなことでありますれば差支はない、と申しますのは、例えば一人の人が孤兒を扱つてやつて頂いたというふうなところの施設事務費を出すというようなことは、これは職務費を出すということは差支ないと思いますが、人件費とか何とかいうもの、或いは電燈料だとか何とかいうものを、一人の子供を扱うというようなところへ出したら、これはちよつとおかしいのであります。ただ生活補助費見たいなものや、学用品というようなものは、これは國から委託の金を出して差支ございませんけれども、施設事務費というようなもので、保母の費用とか、或いは消耗品を出すというふうなことは、一人や二人の場合はちよつとおかしいと思います。それらのところからこういうふうな基準を決めましてやつたわけでありますが、その精神に当て嵌まるようなものでありますれば、仮りに非常にクリブル・ハイムというような、或いは乳幼兒の関係というようなもので、相当の人を置いてやらなければならんというふうなものでありますれば、これは自然一定の基準として決めた人数は減つても、施設事務費を出して差支ないというふうになるわけであります。そんなものについてはどんどん承認をして、保護施設にして、事務費も職務費も出すというふうにいたしております。ちよつと速記を止めて頂きたいと思います。