宮城タマヨの発言 (厚生委員会社会事業振興に関する小委員会)
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○宮城タマヨ君 實はこんな好い機會を與えられまして、願つてもないことで、常々非常に希望いたしておりましたことを申上げたいのでございますが、そのために私はいろいろ厚生省關係の保護、それから司法省關係の保護に要しております費用の點、殊に委託料の點なんかが大變差がございますことなんかを調べて、皆調べ上つておりますのでございますけれども、昨晩遅く旅行先から歸りましたので、今日それを纏めるまでのことができておりませんので、この機會を惜しうございますけれども譲りまして、又他日にそれを申上げたいと思つております。ただ今草葉委員からもお話になりました通り、全く同じ目的でされておりますこの兩方の仕事を何とかして一つにいたしまして、子供を中心として、子供のために特に考える立場でこの際一つ根本的にやり直して頂きたいという念願を持つております。第四十五議會だつたと思います。少年法が通過いたしますときも、その速記録によつて見ますというと、實に感化院法と少年法がこんがらがりまして、随分議會でも問題であつたように記憶いたしておりますけれども、それ以來今日に至るまでどうしても、妙な言葉を使いますと、畑爭いと申しますか、こだわるというような點が行政面の方でも實際面の方でもございますと思つております。でございますが、根本に、子供の本當の福祉のために何が宜いかということでございますなら、決してその畑爭いや感情の上でいろいろ言うべき問題ではございませんで、今度の兒童福祉法案に出ております犯罪少年、虞犯少年についての年齢等でも、實際に取扱う方の面から、子供のためにこうあらねばならんというところに落ち着けたいというように考えているのでございます。その意味で今度根本的に考えまして、何もかも打つて一丸として、今後のいざこざの跡を斷つてしまうということは、それこそ私共この厚生委員會としての大きい責任であろうと存じているのでありますが、それにつきまして、この間GHQに參りましたときに、ルイス博士からちよつと手渡されたものを讀んで見ますと、まだはつきり私は纒めるところまで參つておりませんが、その案が、どうも今度私共が兒童局を設けまして、そうしてすべてを一つにしてやるという案に、或いは似ているのじやないかと思う點もございますので、一遍この委員會にルイス博士を招きまして、意見を聽いて見たら或いは參考になりはしないかということを考えているのでございます。それを十分に飜譯いたしまして、皆さんの御參考になるところまで私の氣が濟みましたら、こちらに提供したいと思つておりますけれども、それも他日に讓りたいと思つております。殊に、さつき草葉委員の仰せになりましたように地方に參りまして、一番の末端で實際家としては、大變司法省と厚生省と兩方如何にも對立して仕事をしておるような感じを受けるということを、困る困るということでございますが、その奥を衝いて見ますというと、委託料が非常に差がある。詰り司法省關係の方は少いものでございますけれども、もうこの方を止めて厚生省關係の方に移つたらいいだろうというような冗談さへも聞くようだつたのでございますが、冗談にいたしましても、そういうことは由々しい問題なので、ちやんとしつかりした根據がなくて、今日は數字の根據がなくて申しますので、他日に讓りますけれども、そういうこともすべて一體化して頂きたいという希望を持つておりますものでございます。今日は材料がなくて、折角の與えて頂きました時間でございますけれども、こんなことで失禮さして頂きます。