木村盛の発言 (厚生委員会社会事業振興に関する小委員会)
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○專門調査員(木村盛君) 請願文書表第百十六号の請願につきまして御報告申し上げます。本請願は戰死者遺族の更生対策に関する請願でありまして、請願者は福島縣小名濱町の齋藤晃君であります。紹介議員は橋本萬右衞門君であります。請願の内容は戰爭において夫を棒げ、又父を失つた遺族の者の現状が甚だ窮状に陥つておるから、是非平和日本建設のために努めておる現状に鑑みてその更生の途を計つて貰いたい。かような趣旨であります。その内容として盛つておりまする事柄を十三項目挙げております。一つは遺兒に対して最優先的に育英資金を支給して貰いたい。二が十五歳以下の遺兒に対しては学用品及び衣類の無償配給をして貰いたい。第三は母子寮並びに授産場、託兒所を設置して経費は政府の負担、経営は戰爭犠牲者團体の手で行うようにして貰いたい。第四は、全國の國立病院入院中の傷痍軍人に対し被服を支給して貰いたい。第五が、各府縣免税興業が自由に行えるよう戰爭犠牲者團体に認可して貰いたい。第六が、生業資金を戰爭犠牲者、即ち遺族、傷痍者等に優先的に配当して貰いたい。第七が、傷痍者扶助料の差別待遇を撤廃して貰いたい。第八が、傷痍者の義手、義足の修理は政府の負担でこれをやつて貰いたい。第九が、運輸省、内務省、司法省、逓信省各官吏及び從業員の衣服の加工は、戰爭犠牲者團体に対し最優先的に委託してその作業に当らしめるようにして貰いたい。第十が隠退藏物資を即時戰爭犠牲者に配給する方途を講じて貰いたい。第十一が、戰爭犠牲者を免税の対象として貰いたい。第十二が、同胞援護会は戰爭犠牲者援護を重点としてその事業が遂行されるようにして貰いたい。第十三が、輸出産業を家内工業として戰爭犠牲者團体にその資材を配給する方途を講じて貰いたい。これがその大要であります。以上御報告申し上げます。