中平常太郎の発言 (厚生委員会社会事業振興に関する小委員会)
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○中平常太郎君 この請願につきましては、請願者が現在戰爭犠牲者というふうに局限いたしております範囲におきましても不明確でありますが、ややもするとこの請願者の考え方は戰爭の犠牲の人は國家が優待せよというような氣持があるのではなかろうかと思うのでありますが、これは政務次官もお話の通り、現在戰爭の犯罪者も出し、又戰爭によつて受けた損害は、戰爭をやつて損害を受けたなれば、戰爭したら損がいく、辛いのだ、だから戰爭は損だ、戰爭するものじやないという建前に今日立つている実情であり、又政治の面におきましても、更生せしめる面におきましても、そういうような建前から政治の面が執られているのでございますので、極めて局部的にはお氣の毒な点があると思うのでございますが、生活保護法一本で救済する場合においては、公平な、國民全体の休戚を考えて、保護をなさつておられる現在の状態におきまして、戰爭の犠牲者ということで、なにかの特権を得ようとする考え方は、請願者の方に多少の誤解がありはしないかと思うのでございます。その点は私といたしましては、このままで採択することは、我々といたしましてもどうかと思つております点がございますので、御一考を煩わしたいと思う次第であります。