木村小左衞門の発言 (国土計画委員会)
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○國務大臣(木村小左衞門君) 今度作りました治水調査會は大體技術方面を主にいたしまして、五ケ年計畫を樹立するような場合、大體委員の顔觸れを見ますと、實際に治水事業に當つておられた極くエキスパートと申しますか、權威を集めまして、長年土木の關係は内務省に屬しておりましたので、内務省に長くおられた人が多いのでありますが、學界からも學者のような方面の人も引張つて頂きまして、又政治方面、行政方面からも加わつて貰つて、そういう組織を持つて、内務省が治水計畫を立てます根本の一つ、一口に申上げますれば相談の機關にいたしたいと思つて、大事なことは行政方面、政治方面にどうしても關係が多いのでありますから、この意見を取つた方が結論を出します上に完璧を期し得るように考えますが、今度の國會法は議員を他の委員にすることができない。若し委員とする場合には、參衆兩院の承認を得なければならん。恰も或る委員を政府でお願いしましたところが、何の委員でありましたか、兩院のどつちか一方でこれが拒否せられたというようなことがありますので、これは非常に必要なことであるが、もう少しやつて見ました上で、どうしても政治方面、行政方面に是非タツチして貰わなければならんということがあつた場合には、一つ相當の政府の力を以て、内務省だけではなく、政府の力を以て要望するが、取敢えず技術方面の人たちに寄つて貰つて調査會という名の下に調査して頂きたい、というのは先程私が申上げました通り、何としても荒廢の度が大きい、戰時中の濫伐、過伐によつて治水というものは非常に荒廢の度が大きい、從つて今後の治水は自信が持てない個所が非常に殖えたものでありますから、こういうものは、内務當局の技術者だけでやつても力の及ばんことがあるだろうということで拵えましたような次第でありまして、これは政府と申しますか、内務省の國土局の一つの相談機關でありまして、今お話の審議會のような、全體の政府としてやつております形とは違つております。行く行くはそこまで進展して行く……この調査の結果を頂きまして、そういうことになるかも知れませんが、只今のところは内務省直屬の機關であつて、調査して頂くというような構想で始めたのでありますが、別にどこまでもそれで行かなければならんというのでありませんで、これらの人々の、今度寄せました調査會委員の意向なり、又その決議によりまして、學界の方面からも入れる。尚又それではいけない、行政方面からも、それから又兩院にそういう規定があれば、是非その規定は改正して貰つて、政治方面からもこれに對する意見を開陳して貰わなければならんということでありますれば、そういうことに進んで行こうということで、取敢えず昨日發足いたしました調査會でありまして、大體そういう根本精神であります。