岡元義人の発言 (在外同胞引揚問題に関する特別委員会)

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○岡元義人君 第一項の庶民金庫の貸出残額の三億一千万円をば、十一月中に放出して頂くということをばお願したのは、十分大臣の方でもお分りだと思いますが、先程來述べましたように、この度の放出金が発表されまして、大体地方には本年の六月に渡るという指令を全國引揚者連合会の方へ通知を出しておるのであります。各地方におきましてはすでに六月に貰えるという金が未だに貰えないというような状態なのでありまして、この六ヶ月間におきますところの物價高ということ〓〓〓してその当時に計画した事業体ができ上るかということをばこの際熟慮して頂きたいのであります。
 次に昨年中に残りました三億幾らをば出して頂けるか頂けないかということを、勿論大藏当局との何もございましようが、大体の見通しをば大臣のお答えを煩わしたいと思うのであります。
 尚この庶民金庫の貸付金の不円滑という点について、もう一言だけ申述べさして頂きますが、無盡会社が取扱つております。信用組合も取り扱つております。併し地方無盡会社におきましては、必ず借入金に対する利息の前引をやつております。と同時にいわゆる無盡会社に加入しなければいけないという一つの條件が、非常に不円滑に庶民金庫の金をば寝かした因なのでありますが、最近この問題につきましては、相当交渉いたしまして、かようなことのないようにということを言つておるようでございますが、地方においてはまだ実際に実施されておらんのであります。非常にこの問題で引揚者は難澁いたしておりますから、願わくば厚生大臣からこういう問題につきまして大藏省と連絡を取つて頂きまして、少くとも引揚者の庶民金庫から出る金の利息を前引で取つたり、或いは無盡の加入を強要するというようなことが絶対ないように、再度又御考慮を煩わしたいと思うのであります。

発言情報

speech_id: 100114356X01019471016_013

発言者: 岡元義人

speaker_id: 348

日付: 1947-10-16

院: 参議院

会議名: 在外同胞引揚問題に関する特別委員会