穗積眞六郎の発言 (在外同胞引揚問題に関する特別委員会)

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○穗積眞六郎君 只今厚生大臣から十一月までに残りの三億何千万円の金を貸出すように努力して見ようというお話でございまして有難いと存じますが、これは繰返して申上げますまでもなく、今引揚者が資金というものを得る見込といたしましては、この生業資金が殆んど一本だと云つてもいいのじやないかという状態にあるのであります。政府の方でもいろいろ考えて下すつておりますが、現実にやり得る途として推し進めて行つて頂ける可能性の一番多いのはこの金のみだといつてもいい状態にあるのでございます。百二十万世帶も帰つておりますものに途がたつたこれ一つでありますのに、それに対しての金というものが去年において二十五億出してやろうというまでのお考えがあつたのでございますが、なかなかいろいろの関係でできません。これに対して私たちも政府がいろいろ御工夫下すつたことについては有難いと思つております。結局のところ二年かかつて十六億が出るか出ないかというようなことになつておるのであります。從つてこれはどうぞ大臣の異常な御努力によりまして、この決まりました六億六千万円の残り金の、三億何千万円というものは必ず十一月までにすつかり行き渡るようにお出し下さいまして、その上にも後の増加額というものを先程のお言葉の通りお願いいたしたいと存ずる次第でございます。これがもう引揚者といたしましては、金融の途で今現実にやり得るたつた一本の途と存じますので、誠にくどいようでございますが、極力お願い申上げて置きます。

発言情報

speech_id: 100114356X01019471016_017

発言者: 穗積眞六郎

speaker_id: 4463

日付: 1947-10-16

院: 参議院

会議名: 在外同胞引揚問題に関する特別委員会