葛西嘉資の発言 (在外同胞引揚問題に関する特別委員会)
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○政府委員(葛西嘉資君) お答えいたします。引揚者、それから戰爭で傷ついた人、或いは戰災で傷ついた人でも、これからの人の更生に資するためそうして而もこれに適当な宿舎を附設したようなものを持つた施設を作りたいという計画を持つておるのは事実でございます。全國に約十一ケ所ばかり、或いは國立病院のいらないものを使いますとか、或いは軍需工場の建物を拂下げて頂くとか、寄宿舎を改造するとかいうようなものをいたしまして、全國に十一ケ所と思いますが、これに今のような傷痍者であります、勿論軍人だけでございません、引揚者も皆入つてのそういうふうな収容施設を、これは國費を以て造るということの計画を持つております。ただこれは今の計画としましては縣に全額補助をいたしまして縣をして経営させる。從つて國立ではありません。縣をして経営させるというふうな計画でございます。この点は政府部内では大藏省とも大体話が進んでおりますので、関係方面と了解がつきますれば直ちに実行したいというふうに今思つております。四國では多分善通寺に造るような予定になつております。ただこの点はこの計画だけでありませんので、一般の傷痍者というものが、先程も中平委員からお述べになつたと思いますが、比較的生活保護法の実情に即してると申しましても、重度傷痍を持つた人等につきましてはなかなか面倒でございます。適当な若干の手助けをするということが必要だというようなことから、相当廣い範囲の傷痍者に対する保護の対策というふうな具体的な計画を以ちまして関係方面の了解も得なければなりませんので、折角話合いを進めております。もう二ケ月も継続しておりますので恐らく最近承認が得られるのではないかというふうに思つております。その上で実行をしたいというふうに考えております。