中平常太郎の発言 (在外同胞引揚問題に関する特別委員会)

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○中平常太郎君 只今伺いますと、固より事早々でございますから理想通りに進んでいないと思いますが、主として統計その他に対して御盡力になつておるようでございますが、私は統計という程度のものなら何も立派な山川氏を招聘するに及ばないと思うのであります。一事務官でできるはずです。統計なんかというものに重きを置くということはそれは一つの部面でありますが、婦人少年局長としての考え方といたしましては極めて偏つた考え方じやないかと思うのであります。現段階におきましては婦人少年局長はお一人でありますから、この大きな問題をどの程度深く掘下げてお考えになるかは存じませんけれども、將來一層この問題は深くやらなければならん問題でありますから、今一人あるところの局長さんが、この婦人少年問題は本当に根本を掴んで貰つて、婦人のあり方、或いは又少年のあり方、並びに少年の教化、少年の実態に應ずるところの処置などにつきましては可なり強い実行力を持つていて頂きたいと思うのでございます。啻に統計などを取つて、統計の一部を各省に廻して参考に供するというような程度の構めて低級なようなことのためには、私は婦人少年局長としてそれを評價したくない。もう一層深く一つ根柢に立入つて、婦人と少年の救済のため、それらのあり方に対して十分にその指導の立場に立つて行かれるようにお願いしたいのでありますが、私のお願いが労働省に附属されておるところの婦人少年局長に申上げるのは無理かとは存じますが、今現代におきましてはそれを標榜しておるところの局長は外ありません。固より厚生省には兒童局がございますから、それは救済の方をやつておりますけれどもが、もつと廣い範囲におきまして婦人少年局長として、労働と関聯する各種の方面を御研究になると同時に、社会問題としても亦深く御研究にならんことを希望して置く次第でございます。

発言情報

speech_id: 100114356X01219471111_018

発言者: 中平常太郎

speaker_id: 29198

日付: 1947-11-11

院: 参議院

会議名: 在外同胞引揚問題に関する特別委員会