在外同胞引揚問題に関する特別委員会
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会
会議録情報#0
付託事件
○旧満鉄社員の会社に対する諸請求権
に関する應急措置等に関する請願
(第九号)
○満洲における同胞救済金の償還に関
する請願(第五十五号)
○旧満鉄社員の対会社請求権確保に関
する陳情(第百三十九号)
○戰爭犠牲の公平負担に関する陳情
(第二百八十七号)
○在外個人資産の補償に関する陳情
(第三百二十六号)
○同胞救済金の償還に関する陳情(第
三百二十七号)
○青島における居留民立替金の返還に
関する請願(第二百三十一号)
○海外引揚者の送金為替支拂に関す
る請願(第二百三十二号)
○朝鮮における同胞救済資金の返還に
関する請願(第二百七十号)
○海外引揚者所有の農地に関する陳情
(第三百六十八号)
○海外引揚者に対する開拓資金増額に
関する陳情(第三百六十九号)
○在外同胞引揚促進に関する陳情(第
三百七十七号)
○在外同胞引揚促進に関する陳情(第
四百二号)
○海外引揚者の在外勤労資産等の問題
に関する陳情(第四百八号)
○在外同胞引揚促進に関する陳情(第
四百十号)
○海外引揚者の在外勤労資産等の問題
に関する陳情(第四百十六号)
○東印度における戰犯容疑者釈放に関
する陳情(第四百三十二号)
○在外同胞引揚促進に関する請願(第
三百四十三号)
○引揚者の開拓入殖に関する請願(第
三百六十号)
○在外私有財産の國家補償に関する請
願(第三百六十八号)
○引揚者の國内諸債権取扱いに関する
請願(第三百六十九号)
○同胞救済資金等の返還に関する請願
(第三百七十号)
○同胞援護会貸付の國有財産貸付料免
除並びに拂下げに関する請願(第三
百七十一号)
○在外同胞引揚促進に関する請願(第
三百七十七号)
○海外引揚者の住宅問題に関する陳情
(第四百五十六号)
○引揚者並びに戰災者に遊休公共建造
物の即時開放等に関する陳情(第四
百五十八号)
○旧鳥取氣象観測所建築物を海外引揚
者に拂下げることに関する陳情(第
四百八十八号)
○引揚者並びに戰災者に遊休公共建造
物の即時開放等に関する陳情(第四
百九十六号)
○同胞救済資金の償還に関する陳情
(第四百九十七号)
○旧満鉄社員の対会社請求権確保に関
する陳情(第五百二号)
○海外引揚者の在外勤労資産等の問題
に関する陳情(第五百三号)
○在外同胞引揚促進に関する陳情(第
五百七号)
○在外同胞引揚促進に関する陳情(第
五百十六号)
—————————————
昭和二十二年十一月十一日(火曜日)
午後一時十四分開会
—————————————
本日の会議に付した事件
○引揚者更生対策に関する件
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この発言だけを見る →○旧満鉄社員の会社に対する諸請求権
に関する應急措置等に関する請願
(第九号)
○満洲における同胞救済金の償還に関
する請願(第五十五号)
○旧満鉄社員の対会社請求権確保に関
する陳情(第百三十九号)
○戰爭犠牲の公平負担に関する陳情
(第二百八十七号)
○在外個人資産の補償に関する陳情
(第三百二十六号)
○同胞救済金の償還に関する陳情(第
三百二十七号)
○青島における居留民立替金の返還に
関する請願(第二百三十一号)
○海外引揚者の送金為替支拂に関す
る請願(第二百三十二号)
○朝鮮における同胞救済資金の返還に
関する請願(第二百七十号)
○海外引揚者所有の農地に関する陳情
(第三百六十八号)
○海外引揚者に対する開拓資金増額に
関する陳情(第三百六十九号)
○在外同胞引揚促進に関する陳情(第
三百七十七号)
○在外同胞引揚促進に関する陳情(第
四百二号)
○海外引揚者の在外勤労資産等の問題
に関する陳情(第四百八号)
○在外同胞引揚促進に関する陳情(第
四百十号)
○海外引揚者の在外勤労資産等の問題
に関する陳情(第四百十六号)
○東印度における戰犯容疑者釈放に関
する陳情(第四百三十二号)
○在外同胞引揚促進に関する請願(第
三百四十三号)
○引揚者の開拓入殖に関する請願(第
三百六十号)
○在外私有財産の國家補償に関する請
願(第三百六十八号)
○引揚者の國内諸債権取扱いに関する
請願(第三百六十九号)
○同胞救済資金等の返還に関する請願
(第三百七十号)
○同胞援護会貸付の國有財産貸付料免
除並びに拂下げに関する請願(第三
百七十一号)
○在外同胞引揚促進に関する請願(第
三百七十七号)
○海外引揚者の住宅問題に関する陳情
(第四百五十六号)
○引揚者並びに戰災者に遊休公共建造
物の即時開放等に関する陳情(第四
百五十八号)
○旧鳥取氣象観測所建築物を海外引揚
者に拂下げることに関する陳情(第
四百八十八号)
○引揚者並びに戰災者に遊休公共建造
物の即時開放等に関する陳情(第四
百九十六号)
○同胞救済資金の償還に関する陳情
(第四百九十七号)
○旧満鉄社員の対会社請求権確保に関
する陳情(第五百二号)
○海外引揚者の在外勤労資産等の問題
に関する陳情(第五百三号)
○在外同胞引揚促進に関する陳情(第
五百七号)
○在外同胞引揚促進に関する陳情(第
五百十六号)
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昭和二十二年十一月十一日(火曜日)
午後一時十四分開会
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本日の会議に付した事件
○引揚者更生対策に関する件
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矢
矢野酉雄#1
○委員長(矢野酉雄君) それでは只今から開会いたします。昨日復員局の荒尾部長と会いましで、いろいろ引揚問題について打合せをしましたが、その際皆様も御承知のように、YWCAのバーンズ会長以下各國代表十三名が、杭州における大会を前にして、日本を訪問して來られましたので、只今までもYWCAは引揚促進について一方ならんお力を頂いておつたわけでありますので、機会を得れば参議院引揚問題特別委員会という公の立場から、その節懇情に対してお礼を申上げ、又八十余万の海外に在留する我々兄弟のために、一層の御盡力を仰ぎたいと考えておりましたので、部長といろいろ打合せましたが、丁度昨日午後四時から元の東京会館において、YWCAの会合があり、そこには植村女史並びにバーンズ会長、十三名の一行が出席されるということが分りましたので、衆議院の特別委員長でありまする天野氏と打合せまして、皆さんの緊急お集りをして頂く暇がなかつたので穂積氏北条氏、岡元氏等と打合せまして、そうして婦人議員の方のおいでを願うことが会見の内容を効果あらしめると思いましたために、高良とみ議員にお願いして、昨日私と天野衆議院特別委員長と高良女史と榊原婦人代議士とが参りまして、そうして先ず植村女史にお会いしまして、感謝を申上げると共に、引揚促進についての懇請いたしましたところ、非常に喜んで頂きまして、そうしてバーンズ会長以下の方々にも御斡旋いたしますからというので、お待ちしておるうちに、一行がお見えになりましたから、本特別委員会を代表いたしまして、私はバーンズ会長外十三名の各國代表に一々お会いをいたしまして、お礼を申上げると共に、更に骨を刺すようなこの寒さの中にまだ八十余万人の諸君が残つておられる実情を申上げまして、そうして一日も早く懐かしい祖國に帰ることができるように一層の御援助を仰ぎたい。殊に宗教的立場から國境を越えて、今までも各種の事業に努力しておられますこれらの團体の責任者の方々にお会いをして、御懇情を申上げます機会を得ましたことを非常に私は喜んでおります。來る十五日首相官邸におきまして、更にこの種の会合が催されそうでありますから、私は今度は文書を草しまして、この各一人々々に現在在留しておるところの日本の兄弟の各地の実数と、更に如何に遺族のものが首を長くして待つておるか、又生活問題の非常に困窮しておる実情等も書きまして、そうして手紙としてお一人お一人に差上げたいと思つておる次第であります。以上昨日の会見の様子の一端を御披露申上げる次第であります。尚各議員の方々はそれぞれの立場で又特殊の御関係がある方もあるやに思いますので、就中婦人議員の方は御関係密接の方もおありとも思いますから、それぞれの立場においてこの問題解決のために各種の方途を講じて頂きますように、委員長といたしまして、皆さまにお願いをしておく次第であります。厚生大臣は衆議院の本会議を控えておられまして、非常に御多忙でありますから、できるだけ質問等は簡潔にして、そうして時間を十分に活かしたいと思いますので、そういうお心組の上に御質問をお願いしたいと思うのであります。
この発言だけを見る →岡
岡元義人#2
○岡元義人君 厚生大臣にお伺いいたします。先月の特別委員会におきまして、岡元議員から提案をいたしてありました、外地におけるところの強制留用者の留守家族、強制徴用者の留守家族に対する対策については、大臣は、これは考慮してあるというお話を承つたのでありますが、その後如何相成りましたか、この点早急に処置を要するものであるということは十分分つておる問題でありまして、是非とも明確な回答が頂きたいのであります。
尚もう一つ、先日淺岡議員の本会議における回答に、庶民金庫の放出金の件につきまして、厚生大臣よりお話がありましたのですが、あの放出金の最後の一億五千万円はすでに放出されたのでありますか、それとも未だ放出されていないか、それから次の一億六千万円は本月中に是非とも出して頂くように、先月の特別委員会でお願いいたしましたときに、厚生大臣より、十一月一杯であればまだ十分期限もあるからというお話でございましたのですが、この点、一億六千万円は本月中に出して頂くものであるか。
尚本会議における淺岡議員への回答の中に、一世帯当りの七千円ということを厚生大臣は仰しやつたのでありますが、これは特に岡元議員からお願いいたしまして、少くとも三倍に引上げて欲しい、一万五千円ということをお願いしたいのであります。この七千円はすでに決定的なものであるか、それとも尚引上げられる見込があるか、この点お伺いしたいのであります。
又先日の厚生大臣の御回答によりまして、一般引揚者があの御回答を聞きまして、十六億円という問題につきましては今からそれだけのものが出るのだろうかというような、或いは新聞の記事の書き方が悪かつたのかも知れませんが、そういうふうに解釋したところもあるのでありますが、この点は政府当局におかれましても十分に考慮されまして、そうして、一般國民が間違いのないように解釋するように注意する必要があるのじやないかという点を指摘したいのであります。以上の点につきまして御回答を願います。
この発言だけを見る →尚もう一つ、先日淺岡議員の本会議における回答に、庶民金庫の放出金の件につきまして、厚生大臣よりお話がありましたのですが、あの放出金の最後の一億五千万円はすでに放出されたのでありますか、それとも未だ放出されていないか、それから次の一億六千万円は本月中に是非とも出して頂くように、先月の特別委員会でお願いいたしましたときに、厚生大臣より、十一月一杯であればまだ十分期限もあるからというお話でございましたのですが、この点、一億六千万円は本月中に出して頂くものであるか。
尚本会議における淺岡議員への回答の中に、一世帯当りの七千円ということを厚生大臣は仰しやつたのでありますが、これは特に岡元議員からお願いいたしまして、少くとも三倍に引上げて欲しい、一万五千円ということをお願いしたいのであります。この七千円はすでに決定的なものであるか、それとも尚引上げられる見込があるか、この点お伺いしたいのであります。
又先日の厚生大臣の御回答によりまして、一般引揚者があの御回答を聞きまして、十六億円という問題につきましては今からそれだけのものが出るのだろうかというような、或いは新聞の記事の書き方が悪かつたのかも知れませんが、そういうふうに解釋したところもあるのでありますが、この点は政府当局におかれましても十分に考慮されまして、そうして、一般國民が間違いのないように解釋するように注意する必要があるのじやないかという点を指摘したいのであります。以上の点につきまして御回答を願います。
一
一松定吉#3
○國務大臣(一松定吉君) 留守家族に対しまする、生活に困つておる人に対する政府の救助の手は、過般申上げましたように、特別にどうという取扱いはできないのでありまして、やはりこの生活保護法を運用するという以外に方法はないのであります。物價高の今日においては、それでは非常に窮乏を來しておるという状況であるが故に、これらの点を緩和すべく考慮するということを申上げましたが、これは実はそういう点に思いをいたしまして、今或る関係方面に交渉を進めておるのでございますが、それは余り遠からないうちに解決できようと思いますから、それまで一つ発表を差し控えたいと思いますが、努力をいたしておるということだけは御了承を賜わりたいのであります。それから貸付けの目標といたしまして、第一次の計画が十六億で、第二次の計画が六億六千六百六十余万円ということになつておるのでありまして、それらのものをすでにどしどし貸付けに從事いたしておりますが、まだ全部の貸付けを終つてはおりません、のみならず、段々物價の騰貴ということも考えまして、第三次の計画を実施すべく、一人当り貸付けの金額を七千円に増加しようと、こういう考えであります。現在は御承知の通り、三千円から五千円に引上げられましたが、それでは十分でないから、もう少し引上げようというので、七千円を目標に今計画を立てております。議員の方の御質問では、それでもできないからして、少くとも、二倍若しくは三倍にというような御希望でありましたが、どうも今の我が國の財政状態からそこまでは参りません。七千円まで引上げる、そういうことにいたしますれば、一家族に割当てるところは七千円でありましても、十人寄れば七万円、百人寄れば七十万円ということになりますから、そういうように力を協せてそういうような方面の生活の維持のできまするように善処して頂くということが正しいのではないか。それを自分一人で思う存分に使つて生活ができるというようなことでありましたならば、申し分ないのでありますが、そこが我が國の財政の窮乏と睨み合せまして、それらの点を一つ御同情を賜わりたいのであります。
この発言だけを見る →岡
岡元義人#4
○岡元義人君 先程お伺いいたしました一億五千万円の金額はすでに放出いたしておりますが、尚一億六千万円は本月中に出して頂けるかということについて御回答をお願いしたいのであります。
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矢
矢野酉雄#6
○委員長(矢野酉雄君) ちよつと委員長からもお願いして置きますが、その問題は非常に関心を持たれておる問題でございまして、三億二千万円がまだ残つておるのでございます。それを大藏省当局に対しまして、全額放出してくれるようにということを要望しておりますが、今お話のありましたように、一億何千万円かは十一月末までにはできるのであるというような当局の返答がありましたので、大臣としても、大臣の立場と、又一面大藏省の方面とも連絡を取つて頂きまして、確実に早く一つ善処して頂きたいと思います。
この発言だけを見る →一
一松定吉#7
○國務大臣(一松定吉君) これは本会議でこの前も申上げましたように、私の今までに調査したところによりますると、第一次と第二次ということに分けておりまして、第一次のやつは、第一回が昨年の九月二日一億円、第二回が本年の一月の十日二億円、第三回が本年三月の十七日の一億九千百万円、これが第一次の放出状況でありまして、第二次のものが、只今お示しの五月二十七日に一億五千万円、すでにこれは放出済みであります。第二回が九月三十日の二億円、こういうようなことになつておりまして、その事業の実績から申しますると、七月末日現在の申込の金額が十九億九千余万円、貸付金額が十億七千余万円ということになつておる。そういたしまして、貸付人員は、七月末現在で二十四万八千余人と、こういうことになつておる。そういうことが今私の手許に分つております。それ以外の詳細のことは、今申しましたように、よく調査いたしまして、適当な機会に申上げることにいたします。
この発言だけを見る →岡
岡元義人#8
○岡元義人君 度々繰返して申訳ありませんが、この庶民金庫の放出金は、先日厚生大臣に屡々と岡元議員から、更生資金のために悲劇を捲き起しておるのだということを愬えたのであります。只今残つておりますところの三億一千万円は、少くとも十一月中に必らず放出して頂きたいと、申しますのは、政府の方で勝手に区切られますために、地方に参りますと、二十万円貰えるように決まつておりました金額を、約五万円に削る、これでは実際の事業はできないのであります。又すでに半年以上も掛つてこの金が区切られて放出されるということになつておりますために、二十万円申込んで二十万円の事業を計画しておりましたものは、その五万円しか貰えなかつた金では、事業が著手できませんので、次の金が來るまで待つている。そういたしますと、この五万円をただ銀行に預けて、次の金が來てから事業に著手しなければならんという実情にありますが、次の金が到著して來る時にはすでに前の五万円の金は返済しなければならんというような矛盾が全國随処に起きているのであります。私は先日厚生大臣に特にこの問題をお願いしたのは、折角出して頂く金であるから、これは生きた金として使わして頂きたい、死んだ金になつたのでは何にもならないということを申上げたのであります。この庶民金庫の金は少くとも引揚者にとつては命の綱とも頼む金であります。でこの金がそういう工合に散り散りに切られて來て、折角の事業も起すことができないというのでは、政府の温かい思遣りも、私ほ水泡に帰するのではないかと考えられますし、この一億五千万円月初に出すというお話を承つておりますので、一億五千万円すでに出たのか、或いはこの後に残つておりますところの一億六千万円は今月中に必らず出して頂くのかということをばこの特別委員会において厚生大臣からはつきりお伺いしたかつたのであります。
尚もう一つ先程七千円の問題がありましたが、この七千円は第二次の貸付金にも今後これを採択して行かれる積りでてざいますか。それともいわゆる第二次までは從來通りに行きまして、第三次のこれから起きて來る放出金というものについて七千円というものをお示しになつたのですか。その点を一つはつきりお伺いしたい。
この発言だけを見る →尚もう一つ先程七千円の問題がありましたが、この七千円は第二次の貸付金にも今後これを採択して行かれる積りでてざいますか。それともいわゆる第二次までは從來通りに行きまして、第三次のこれから起きて來る放出金というものについて七千円というものをお示しになつたのですか。その点を一つはつきりお伺いしたい。
一
一松定吉#9
○國務大臣(一松定吉君) つまり増額するということは、それらの事業資金では十分に思うだけの仕事ができないということが基本になるのでありますから、その意味において五千円を七千円に引上げる、こういう意味でありますから、第二次計画は、第二次に放出する金が残つておるから、それを放出してしまうまでは五千円であつて、それから後は七千円であるということはしない。やはりそれはいわゆす生活資金に必要であるという建前からやる。私は七千円ということに決まれば、ももすぐにその時に溯つてやるということが、これは正しいやり方だと、かように考えております。それから今あなたのお話の放出することを決めておる。それによつてこれらの受入れる人の方はそれぞれ計画を立てておる中に金が思うように來ないがためにこの計画は思うように進捗しない。御尤もです。そういうことのために政府は親心を以てそれだけのことをしてやろうと思つたことが、十分に受入れる方でそれだけの効果を挙げられんということでは、これはやはりどうも政府の責任でありますから、そういうことは成るだけそういうような遅滞のないように受入れる人は思うように政府から借入れて、予定のごとくこれを利用することができるように努力いたすということを申上げておきます。
この発言だけを見る →北
矢
矢
矢野酉雄#12
○委員長(矢野酉雄君) それでは速記を始めて。御披露するのを忘れておりましたが、昨日三重縣の在外同胞帰還促進聯盟支部長である谷本亀次郎さん外各郡市の代表の方々がおいでになりまして、特別委員長を通して、この委員会に非常に御盡力を賜わつて感謝に堪えないと言つて御挨拶と共に公文書を以てこの感謝の衷情を訴えて頂きました。私たちまだお應えすることのできないのに汗顏の至りでありますが、一層心を引締めてこの問題解決に努力したいと思つておりましたので、この際御披露を申上げておきます。
この発言だけを見る →北
北條秀一#13
○北條秀一君 本日特に労働省の山川婦人少年局長に御列席願いましたので、この好機に山川局長に一言お願いを申上げまして、今後の局長の手腕をお願いしたいと考えておるのであります。勿論この点につきましては、井上委員及び木内委員の両婦人議員がおられますので婦人としての立場からお話があると考えるのでありますが、本日は小川局長が予定外に御出席願いましたので、十分なる御準備がないと思いますが、從つて私の方の希望だけ申上げてお聴取を願いたいと考えております。
今日敗戰後の日本に非常に大きな社会問題としてありますのは未帰還同胞の留守家族、或いは戰禍によりまして死にましたところの遺家族、こういう人たちの問題が最も大きな社会問題としてあるわけであります。よく新聞紙上に出ておりますように、未亡人の風紀上の問題でありますとか、或いはその家族の風紀上の問題でありますとか、種々な問題が生活困難という問題と絡みまして非常に沢山世上に起きているわけであります。更に又これらの遺家族、留守家族の子弟たちが、ともすると不良性を帯びまして、東京都においては沢山の家なき子供たちや、或いは親なき子供達が浮浪しておりまして、或いは掏摸をやり強盗をやり泥棒をやるというような状態になつておる。これらの婦人たち或いは孤兒たち或いは浮浪兒というようなものに対して、婦人少年局長である山川先生は十分な御認識と御処置を願えることと思うのでありますが、こうした非常な悲惨な戰爭犠牲者に対しまして、特に今後強力なる社会政策を施行して頂きたいことをお願いするのであります。
もう一つは、まだ外地に八十五万の未帰還者がおるわけであります。これらの帰還促進は、日本國民一人として一日も速やかならんことを願わんものはないのでありまするが、特に山川局長はそうした社会の婦人運動の中におきまする優秀な地位にあられますので、是非これらの社会の婦人の輿論を通じまして、これらの未帰還者が即急に日本に帰りますように絶大な局長の協力をお願いして止まないのであります。このことにつきましては更に婦人議員の方からお願いがあると思いますが、時間の都合もありますので一言私からお願いする次第であります。
この発言だけを見る →今日敗戰後の日本に非常に大きな社会問題としてありますのは未帰還同胞の留守家族、或いは戰禍によりまして死にましたところの遺家族、こういう人たちの問題が最も大きな社会問題としてあるわけであります。よく新聞紙上に出ておりますように、未亡人の風紀上の問題でありますとか、或いはその家族の風紀上の問題でありますとか、種々な問題が生活困難という問題と絡みまして非常に沢山世上に起きているわけであります。更に又これらの遺家族、留守家族の子弟たちが、ともすると不良性を帯びまして、東京都においては沢山の家なき子供たちや、或いは親なき子供達が浮浪しておりまして、或いは掏摸をやり強盗をやり泥棒をやるというような状態になつておる。これらの婦人たち或いは孤兒たち或いは浮浪兒というようなものに対して、婦人少年局長である山川先生は十分な御認識と御処置を願えることと思うのでありますが、こうした非常な悲惨な戰爭犠牲者に対しまして、特に今後強力なる社会政策を施行して頂きたいことをお願いするのであります。
もう一つは、まだ外地に八十五万の未帰還者がおるわけであります。これらの帰還促進は、日本國民一人として一日も速やかならんことを願わんものはないのでありまするが、特に山川局長はそうした社会の婦人運動の中におきまする優秀な地位にあられますので、是非これらの社会の婦人の輿論を通じまして、これらの未帰還者が即急に日本に帰りますように絶大な局長の協力をお願いして止まないのであります。このことにつきましては更に婦人議員の方からお願いがあると思いますが、時間の都合もありますので一言私からお願いする次第であります。
矢
山
山川菊榮#15
○政府委員(山川菊榮君) 私どもそのお話は今日初めて伺うわけでございませんので、微力で何事もできませんが、今度の機会で各國の婦人代表の方々によくお話申上げまして、できるだけ御盡力をお願いしたいと思つております。
この発言だけを見る →中
中平常太郎#16
○中平常太郎君 丁度山川局長が見えておりますからお尋ねしてみたいと思うのでありますが、統計的なことでありませんから……近來の少年の腐敗は大変なものであります。司法当局の方に廻るのが一ヶ年に四万件を超えている。固より皆拘置処分を受けるのばかりでありませんが、訓戒その他保護司に委託する程度のものでありますけれども、私考えるのに、今政府におきましても局長として御活躍なされてるのは山川さんでありまして、労働省に席を置いておられますが、労働関係における婦人少年というような考えは相当研究になつていると思います。この婦人少年問題は啻に労働のみから考えるわけにいかない。今北條君の言われたように本当の社会問題になつているのでありますから、現段階におきましては山川局長といたしましては労働という面は固より大事でありますが、それのみならず婦人少年に対しましては全体的に社会問題として扱つておられるかどうか。動もするとその省に属する部分に厚くして、他の方面は閑却し易いものでありますが、これは日本の生産増強から考えましても、どう考えましても廻り廻つて生産に影響することで、又風紀、衛生或いは日本の根本の道義の昂揚という問題におきましても悉くこれ影響するものでありますから、極めて廣い範囲におきまして婦人少年部面を扱つて行かなければいけませんが、そういうふうに機構がなつているかどうか。又局長の考えでそんなふうに廣くお考えになつているのかどうか、一労働者としての問題かどうかということをお伺いしたいのであります。
この発言だけを見る →山
山川菊榮#17
○政府委員(山川菊榮君) 婦人少年局の仕事は三つに岐れておりまして、婦人労働課と申しますのは、婦人勞働に関する仕事、調査、研究が主でございます。それから年少労働課と申しますのは、十二歳以上十八歳以下の未成年者の少年少女の労働に関するもの、それからもう一つ婦人課というのがございまして、これは職に就いていない婦人、主婦や母親の問題も引括めて一般的な婦人問題、それから婦人の地位向上を取扱うということになつております。大体におきましてこの婦人少年局の仕事と申しますのが、実態調査とか、研究とか、資料を発表して諸方面の御参考にするというようなことに主力が置かれまして、それ以上いろいろな問題につきましては、直接の権限は大抵教育ならば文部省とか生活問題は厚生省の兒童局とか、そういうふうになつております。併し労働問題と申しましても、一つ裏を返しますと忽ちそれが不良少年少女とか、或いは闇の女とかいろいろな犯罪関係にも通じておりまして、それを引離して考えることができませんので、どうしても余程密接に厚生省なり、又問題によりましては司法省の方、それから文部省と密接な連絡を保たなければなりませんので、只今まだ内部の体制が確立いたしておりませんので、そこまで行つておりませんけれども、いろいろ計画を立てまして、労働省の内部のほかの局、例えば安定局というような方面とも連絡いたしまして、失業救済、それから外の省と密接な連絡を保ちたいと思いましていろいろ計画しておりますが、その方面につきましては又皆さまの御盡力をお願いいたしますから、宜しくお願いいたします。
この発言だけを見る →中
中平常太郎#18
○中平常太郎君 只今伺いますと、固より事早々でございますから理想通りに進んでいないと思いますが、主として統計その他に対して御盡力になつておるようでございますが、私は統計という程度のものなら何も立派な山川氏を招聘するに及ばないと思うのであります。一事務官でできるはずです。統計なんかというものに重きを置くということはそれは一つの部面でありますが、婦人少年局長としての考え方といたしましては極めて偏つた考え方じやないかと思うのであります。現段階におきましては婦人少年局長はお一人でありますから、この大きな問題をどの程度深く掘下げてお考えになるかは存じませんけれども、將來一層この問題は深くやらなければならん問題でありますから、今一人あるところの局長さんが、この婦人少年問題は本当に根本を掴んで貰つて、婦人のあり方、或いは又少年のあり方、並びに少年の教化、少年の実態に應ずるところの処置などにつきましては可なり強い実行力を持つていて頂きたいと思うのでございます。啻に統計などを取つて、統計の一部を各省に廻して参考に供するというような程度の構めて低級なようなことのためには、私は婦人少年局長としてそれを評價したくない。もう一層深く一つ根柢に立入つて、婦人と少年の救済のため、それらのあり方に対して十分にその指導の立場に立つて行かれるようにお願いしたいのでありますが、私のお願いが労働省に附属されておるところの婦人少年局長に申上げるのは無理かとは存じますが、今現代におきましてはそれを標榜しておるところの局長は外ありません。固より厚生省には兒童局がございますから、それは救済の方をやつておりますけれどもが、もつと廣い範囲におきまして婦人少年局長として、労働と関聯する各種の方面を御研究になると同時に、社会問題としても亦深く御研究にならんことを希望して置く次第でございます。
この発言だけを見る →矢
矢野酉雄#19
○委員長(矢野酉雄君) 念のために申上げて置きますが、復員局の官房長森田俊介氏、第一経理部長遠藤武勝氏、只今の山川菊榮局長、外務省管理局の鈴木課長が只今のところお見えになつております。大藏省関係は要望しておりますけれども、まだ参りません。
この発言だけを見る →岡
岡元義人#20
○岡元義人君 お尋ねすることは大藏省にも関係があるのですが、一應外務省関係から鈴木課長でもお分り頂けると思うのですが、閉鎖機関の取立申告書、これは告示が全國に出たのでありますが、これに対して告示の徹底が全國に行つておりませんので、十月二十五日日銀を通じて申告するようになつておりましたが、殆ど大半の者が知らないのであります。速やかにこの取立申告の延期をば大藏省を通じて再び全國に告示を出す意図があるかないか。又この問題はどういうような方法で今後支拂いをなさるかということに対する、できたらこの委員会にはつきり明示して頂くことおば切に願う次第であります。
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鈴木政勝#21
○説明員(鈴木政勝君) 只今の御質問に対してお話申上げます。第一の申告の期日の告示が一般によく知られてないという点でございますが、これはたびたび新聞でも公告もいたしておりますので、閉鎖機関の処理といたしましては、できるだけ趣旨の徹底するように取り計らつておるわけでありまして、從つて尚そういつた事実について御存じない方のあるということは、これはまあ若干そういう場合があり得るとは考えまするが、余りそういうことは從來私ども承つておりませんので、或いはお尋ねのように特別な措置が必要であるかどうかという点につきましては、実は私どもそういつた事実をよく存じておりませんのです。從いましてこれは大藏省の方とも御相談いたしまして、若しそういつた措置が必要であるならば何等かの方法を講じなければいけないのではないかというふうに考えております。ただこれはたびたび申上げることでございますが、閉鎖機関のそういつた措置につきましてはいろいろと関係方面との関係もございますので、必しもできるということは申上げ兼ねる状態でございます。その点御了承願いたいと思います。
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岡
岡元義人#23
○岡元義人君 今の債権取立申告の問題でありますが、そういう何がはいつておらなかつたと聞きましたのですが、私がこの度休会を利用いたしまして各地を廻つたのでありますが、殆んど大半知らなかつたという実情であります。この特別委員会の委員でさえも知らない者があつたのであります。こういう実情でありますから少くとも私の休会中に各地方を廻りまして話を聞いてから日本銀行へ押掛けて行つて、すでに期限が來ておるので殆んど全部が受付けられずに非常に困つておるという実情にありますから、できるだけこの問題は差支のない限り期限を延期して頂く。たとえそれが資料だけに止まる問題であつたにしろ、あの申告の期限の中で出しました書類は恐らく半分にも行つていないのじやないかというくらいに思つておりますから、この点考慮を願いたいのでありますが、尚この支拂いの方法につきましては、特にいろいろな関係筋との関係もあることは十分承知いたしております。併しながら一体この引揚者関係の問題に関してはなにもかも殆んどが申告を取らせる、或いはなになに手続を取らせる。ただそれだけでありまして、一般引揚者が一体これはどうなるのだというようなことが全然分らないでしまうということは、政府当局においても相当考うべきじやないか、なんらかの目途をば明示することが非常に大事なことじやないか。先に在外資産問題におきましてもお話申上げました通り、僅か千円しか持つて來ない金の中から申告書をば二百円も三百円も拂わして申告させる。又この債権取立書の申告にいたしましても、わざわざ田舎から相当の汽車賃を使つて、日本銀行のあるところまで出て來なければならん。それにも拘わらずこれがどういう工合になるのだということに対しては、これはなにも分らんとこういうような突つぱなし方をせずに、少くも責任あるところの一つの目途だけは與えてやる必要があるのではないかと思います。勿論いろいろ関係筋との関係もありますから、その点はできる範囲でも結構ですが、なにかできるのであつたならば必らずそういうことをはつきりさせて、そうして申告させるというような方法を取つて頂きたいということをお願いいたします。
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鈴木政勝#24
○説明員(鈴木政勝君) 只今の点につきましてお答え申上げたいと思います。御承知の通り閉鎖機関の今回の特殊整理というものは、國内債務の処理ということだけに限定されておるわけでありまして、從つていわゆる外における債務の弁済整理ということは、全然その建前に含まれていないのであります。本委員会におきましてしばしば御説明申上げたように、問題は満鉄閉鎖機関の引揚社員の会社に対する請求権の問題でございますが、この問題が一体今度の閉鎖機関の特殊整理として扱われるや否やということが非常に問題であつたわけであります。当初まあ政府といたしましてそういつた引揚者、いわゆる在外勤務社員の会社に対する請求権が今回の閉鎖機関の特殊整理に一体なるのかならないのかという非常に不明確な疑問が実はありましたので、取敢えずそういつた申告だけはさしておこう。こういうことで申告をして頂くような措置を取敢ず取つたわけであります。その後いろいろとこれは関係方面との解釈等もありまして、まだはつきりした決定にはなつていないのでありますが、今日までの状況におきましては、そういつた在外勤務社員の会社に対する請求権というものは在外資産とかいろいろな関係上、これは今回の特殊整理では扱えないのではないかというような大体の空氣になつておるわけでございます。從いまして申告させながら何らはつきりしないということは、そういう事情があつたわけでございますので、その点御了解願いたいと思います。
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