林敬三の発言 (治安及び地方制度委員会)
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○政府委員(林敬三君) 大變これはむづかしい税金であるということは私も全く同感であります。實は私も二十年間地方廳の役人をいたしておりまして、その方の擔當を親しくやつて、このくらい賦課に對して文句があり、むづかしいことは仰せの通りであります。それで御體驗を持つておるので繹迦に説法じやないかと存じますが、他の税金から見るとやはり何と言うか、そういう段階的になつていない性格があることは私も存じております。しかしこれは條例で以て各團體で決めるということになつておりますから、ただ實際は大體歩調を合せませんと他と比較して又いろいろ議論がありますから、賦課總額の五分の一を下らないものは人頭割にいたしまして、後の分は大體基準を決めて、所得額或は家屋の賃貨價格、土地の賃貨價格或いは營業税額、そういうものを基準にして等級を設けてやつておるところでは、點數制度にしてやつておるところが多いと思います。私の在任いたしました縣では二十等級くらいに分けまして點數制度にして何は何點、何は何點ということをやつて賦課しておつたと存じます。但し町村によりましてはそんな面倒なことをしないというところもある。もつといわゆる大雜把な區分けをしておつたところもあらうかと存じますが、この度、金額が多くなつて來れば、やはりおのずからそういうふうに確實な基礎に基いてやらせる。段階的に精算の下にやらせる場合が多くなつて來ると存じます。又それが妥當であると存じております。それから税金の取り方でございますが、これは決めるのは條例で以て隨意になつておるが、年一囘でもよければ、年三囘でも、四囘でもいいのであります。ただ大抵の市町村では私の經驗では、一遍で取つておるところが多いと思います。その事情の困難なところは分けて取つてもいいことになつております。