治安及び地方制度委員会
⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。
会
会議録情報#0
付託事件
○經濟緊急對策中、料理飮食店の措置
に關する陳情(第二十九號)
○料理飮食店の措置に關する陳情(第
三十五號)
○料理飮食店の休業に伴う藝妓營業に
對する措置に關する陳情(第三十七
號)
○特別市制實現に關する陳情(第百十
三號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百三十七號)
○特別市制實現に關する陳情(第百五
十四號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百五十七號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百六十五號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百八十號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百八十六號)
○特別市制實現に關する陳情(第百八
十九號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百九十四號)
○特別市制實現に關する陳情(第百九
十六號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百十六號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百十七號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
二十五號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百二十九號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百三十號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
四十號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百四十六號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
五十號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百五十三號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百五十七號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
五十八號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
五十九號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
七十二號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百七十七號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百七十八號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
七十九號)
○特別市制施行反對その他に關する陳
情(第二百八十一號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百八十六號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
九十三號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
九十七號)
○特別市制實現に關する陳情(第三百
十六號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
三百四十一號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
三百六十六號)
○特別市制實現に關する陳情(第三百
七十三號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
三百七十四號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
三百九十六號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
四百十一號)
○料理飮食店營業の即時開業等に關す
る陳情(第四百六十四號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
四百七十三號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
五百十四號)
○特別市制實現に關する陳情(第五百
十五號)
○料理飮食店營業の即時開業に關する
請願(第四百三十五號)
○警察法案(内閣提出、衆議院送付)
○消防組織法案(内閣送付)
○地方税法の一部を改正する法律案
(内閣提出、衆議院送付)
—————————————
昭和二十二年十二月七日(土曜日)
午前十一時五十二分開會
—————————————
本日の會議に付した事件
○地方税法の一部を改正する法律案
○警察法案
○小委員長報告
—————————————
この発言だけを見る →○經濟緊急對策中、料理飮食店の措置
に關する陳情(第二十九號)
○料理飮食店の措置に關する陳情(第
三十五號)
○料理飮食店の休業に伴う藝妓營業に
對する措置に關する陳情(第三十七
號)
○特別市制實現に關する陳情(第百十
三號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百三十七號)
○特別市制實現に關する陳情(第百五
十四號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百五十七號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百六十五號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百八十號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百八十六號)
○特別市制實現に關する陳情(第百八
十九號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
百九十四號)
○特別市制實現に關する陳情(第百九
十六號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百十六號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百十七號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
二十五號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百二十九號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百三十號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
四十號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百四十六號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
五十號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百五十三號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百五十七號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
五十八號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
五十九號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
七十二號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百七十七號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百七十八號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
七十九號)
○特別市制施行反對その他に關する陳
情(第二百八十一號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
二百八十六號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
九十三號)
○特別市制實現に關する陳情(第二百
九十七號)
○特別市制實現に關する陳情(第三百
十六號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
三百四十一號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
三百六十六號)
○特別市制實現に關する陳情(第三百
七十三號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
三百七十四號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
三百九十六號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
四百十一號)
○料理飮食店營業の即時開業等に關す
る陳情(第四百六十四號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
四百七十三號)
○特別市制施行反對に關する陳情(第
五百十四號)
○特別市制實現に關する陳情(第五百
十五號)
○料理飮食店營業の即時開業に關する
請願(第四百三十五號)
○警察法案(内閣提出、衆議院送付)
○消防組織法案(内閣送付)
○地方税法の一部を改正する法律案
(内閣提出、衆議院送付)
—————————————
昭和二十二年十二月七日(土曜日)
午前十一時五十二分開會
—————————————
本日の會議に付した事件
○地方税法の一部を改正する法律案
○警察法案
○小委員長報告
—————————————
吉
吉川末次郎#1
○委員長(吉川末次郎君) これより委員會を開會いたします。先ず最初に政府提案の地方税法の一部を改正する法律案、衆議院を通過しておるそうであります。提案理由の説明を内務大臣よりお願いすることといたします。
この発言だけを見る →木
木村小左衞門#2
○國務大臣(木村小左衞門君) 只今議題となりました地方税法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申上げます。本改正法律案は、府縣民税及び市町村民税の納税義務者一人當りの平均賦課額を、現在の百八十圓及び百二十圓からそれぞれ更に二百四十圓及び百六十圓に引上げようとするものであります。府縣民税酔び市町村民税の納税義務者一人當りの平均賦課額は、先に本會期におきまして成立いたしました改正法律において、百二十圓及び八十圓からそれぞれ百八十圓及び百二十圓に引上げられたものであります。然るに最近の社會情勢に鑑みまして、政府といたしましてはいわゆる官公吏の生活補給金について再檢討を加え、協議を重ねました結果が、政府職員については一時手當金として取敢えず給與の一ケ月分、總額約二十七億三千餘萬圓を年末に支給するものといたしました。これがため近く補正豫算案第十號を提案することとなりましたのであります。從つてそれと共に地方職員についても亦一般官吏と同樣に取敢えず給與の一ケ月分、總額約二十三億五千萬圓の特別手當を支給するものとして、これが地方費負擔額約十八億四千萬圓の所要財源として止むなく府縣民税及び市町村民税の納税義務者一人當りの平均賦課額を更に引上げ、これによつて約十六億四千萬圓の増收可能額を見込みまして、殘餘の所要額は經費の節約、その他各地方公共團體の工夫に俟つの外なきに至つたのであります。御承知のごとく今日の地方財政は甚だしく困窮しておるのでありまして、今囘の特別手當等所要經費を、地方公共團體が自らの財源を以て調達することは極めて困離な事情にあるのであります。併しながらこれを國庫の支出に仰ぎますることは、國家財政亦眞に危殆に瀕しておりまする今日といたしましては、いかに考慮して見ましても不可能の實状でありまするので、住民の負擔能力及び諸般の經濟事情等を篤と考慮の上、止むなく府縣民税及び市町村民税についてこの程度の増税を行い得るように法律を改正することといたしたのであります。以上の事情を篤と御了察の上、よろしく御審議あらんことを希望する次第であります。
この発言だけを見る →吉
羽
羽生三七#4
○羽生三七君 只今の提案理由の御説明でこの法案の趣旨も分りましたし、又その止むを得ざる理由も了承したわけでありまするが、我々の考えといたしましては、中央財政と地方財政との調整は、近く發足する地方財政委員會において根本的なる檢討が加えられると思い、これに期待を掛けておるわけでありますが、それはとにかくとして、當面十六億數千萬圓というこの費用の出所が、盡く地方財政に委任されるということは、極めて地方公共團體の實状からして困難であるということを考えざるを得ないのであります。併し御説明のように中央の財源が非常に危殆に瀕しておるから、當面先ず止むを得ないものとは思いますけれども、そこで私共のお伺いしたいことは、これは當面の全く止むを得ざる應急處置であるのか、こういうことから出發して、將來も大體こういう經費の捻出が凡そかような形で繼續して行くのかということは、地方財政の將來に取つて極めて重要な問題になるわけであります。若しこういう處置というものが相當恆久的に行われるといたしますならば、先程申上げた近く發足する地方財政委員會というものは、中央の財政の財源と地方財政の財源の取扱い方について根本的なる檢討が加えられねばならないと思うのであります。若し地方財政委員會でそういう問題が取扱われて、根本的な方針が確立すれば結構でありますが、それもまだ今のところ、はつきりしないわけでありますけれども、全く應急的な止むを得ざる處置であるのか、或いは暫くはこういう形が續くものと思われるのであるか、その邊の見通しをちよつとお伺いしたいと思うのであります。
この発言だけを見る →木
木村小左衞門#5
○國務大臣(木村小左衞門君) お答えいたします。これは御想像の通り本當の暫定の、只今の應急の處置と御承知を願いたいと思います。大體提案者といたしましては實にこれは苦慮いたしました。と申しますのは、一昨日地方税法の改正法律案を參議院において五割、五〇%の程度の増額賦課を御承認を願つて可決したばかりで、まだそれが法律案となつて發令されておりません半ばに、又ここにこの五割の増額を提案いたしますということは、一體政治良心から申しまして非常に苦慮いたしました。元來内務當局ではかかる地方財政の枯渇いたしております場合には、是非ともこれは國庫の負擔を以てやつて貰わなければならんという考えを飽くまでも堅持しておりまして、殊に地方の公吏に對しまするところの一時支給金が、こういうような大衆課税によつてこれを賄われるということは非常に困つた問題であると考えまして、最後までこれを堅持しておりましたがために、實は初めからこういうことで國庫の財源がどうしても手が著けられない、枯渇し、危殆に瀕しておつてどうにもならんということでありますれば、それは衆議院に提案いたします前においても亦、提案以後においてでも、修正を願いますとか、或いは撤囘して更に提案をし直すとかいたしますような方法もあつたのでありまするけれども、最後まで内務當局といたしましては、國庫の負擔にして貰いたいという主張をいたしておりまするし、又國庫も最初から絶對にできないというのではなくて、非常に困難ではあるがなんとかならんこともなさそうな氣配でありましたので、ここまで至りましたところが、状況の推移はついにどうも國庫の負擔としてこれを認めて貰うことができません。又一面言葉を藉口するようでありますが、藉口ではありませんが、關係方面の意向もございまして、ここで止むなく提案をいたしまして御承認を得ましたような次第であります。これは御想像の通り、繰返して申上げますが、ほんの暫定的な應急の處置でありまして、將來こういうことがいつまでも續くということは、實にこれは困つたものであります。これは御承知の通り今度できまする財政委員會において十分な考慮を拂つてなにかかかる財源がなければならんように行政整理の面とかその他において捻出せられるということが當然であると思います。これは政府といたしましては本當の當面の處置でありますということを御答辯申上げます。
この発言だけを見る →岡
岡元義人#6
○岡元義人君 内務大臣にお伺いいたしますが、今大臣の御説明がありました通りに數日前、一昨日でございます、通過いたしました法案を又ここで倍額に引上げるということは、これは國會の權威にも係わる問題だと思うのでありますが、それは別といたしまして、取敢えずこれだけの高額の引上に對しまして、特別に除外しなければならないいわゆる戰爭犠牲者というものに對するお考えをばお持ちであるか、この點ひとつお伺いしたいのであります。
この発言だけを見る →木
林
林敬三#8
○政府委員(林敬三君) お尋ねのような御心配も御尤もなことであります。これは御承知のように、いわる當該府縣なり市町村で以つて増税をして賄いをつけよう思えば、増税をし得るという限度をここで示すわけでございます。そこで必ず取らなければならないというものではないのでございまして、いわゆる自治體が税の方の上において活動し得る枠というものをここに擴げるという改正に相成るわけでございます。そこで特に戰爭犠牲者と申しますか、これにいくらかけるか、或いは平均して賦課額がいくらになるかということはいずれも當該自治團體で當該の議會の承認を得て、その審議の結果に俟つてこれを決めるわけでございます。又それの賦課の方法につきましても、どういう標準でやつてどういう對象でやるかというこは、實際の具體的な細かい運用になりますと、すべて當該條例に讓つておるわけでございます。どういう人を免税するか、どういう人について特別の措置を講ずるかということも、當該自治團體で法律に違反せざる限度においては、自由に條例で決めることができることに相成つておりまするので、御心配のような點について若しこれを當該自治團體で免税すべきが妥當あるという結論が、その自治團體の議會の審議において出ました場合には、條例で以てさような措置をとり得るということに相成つております。
この発言だけを見る →岡
岡元義人#9
○岡元義人君 今の政府委員の御説明に對しまして、私が疑問を抱きますのは、先程内務大臣の御説明もありました通りに、この度のこれは止むを得ない、いわゆる十六億四千萬圓という金をどうしても徴收しなければならない。而もこの十二月中に徴收しなければならないという性格を帶びておる、いわゆる一つの法案であると思います。然らば實際縣の地方の末端におきましては、できる限り取れるだけ取らなければならんという實状になりまして、最高額の枠が決められた法案でありますけれども、實際におきましては、今まででさえも事實地方におきましては、相當無理をして、戰爭犠牲者たちが税を拂わされておるのでございます。然るにこのような一つの性格を持つた大幅の引上げにつきましては、どうしてもこれらのものを除外してやるということは、恐らくできないと思うのでありますが、政府當局におきましてそれだけの親心を持つておられるということがありましたならば、何らかそういうような方に全然關係の及ばん方法を以て、この中に一つの附則なりそういうものを設けまして、私お示しになつた方がいいのじやないか、そうでない限りここではそういう工合に仰しやいますけれども、實際の地方末端におきましては、そういうことはうまく行かないということを私は申上げたいのです。
この発言だけを見る →林
林敬三#10
○政府委員(林敬三君) 先程内務大臣からも御説明を申上げましたように、一ケ月分の給與に該當する一時手當金を地方の公吏に支給いたしますと、總額におきまして二十三億五千萬圓の手當が要る計算に、これは日本全國の公共團體分を全體として總覽いたしましたときに、私の方の計算では相成るのでございます。それでその中で以て警察官とか、教員とかいうような國庫補助のあります者を省きまして、そうして差引いて參りますと、十八億四千萬圓の所要財源がどうしても要るという結論になるわけであります。そこで今までいろいろな事業費とか、それから事務費とか、そういうものが全部一應これは緊急に要る、止むを得ず皆使用しなければならんという想定の下におきましていたしますと、十八億四千萬圓だけを税金なり何なりで取らなければならんということになるわけでございます。お話のようにこれは止むを得ないのでございまして、大體各自治體ともこの程度のことは取らざるを得ない立場になると思いますが、併し非常に裕福な自治體であるとか、或いは非常に事業費その他が運用がつく筈のものが、運用が資材が手に入らなくてつかなかつたということで、或る程度餘つて來るところ、或いは思い切つて人員整理ということをやつて、人を少くしている自治體でありますとか、その他事業費を天引にして、尚これを節約するということにいたす自治體でありますとか、そういうところにおいては、心ずこれをやらないでもいいところが例外的に出て來るだらうと思うのでございます。
それからの御心配の、特に戰爭の犠牲になつた氣の毒な人に對しても、ただ平等に行くのだからということで以て重い税金をやるというようなことを省き得る工夫というものもやり得る餘地というものは出て來ると思うのであります。ラウンド・ナンバーで綜合して、日本全國で計算をしますと、これだけのことはやり得るような制度は立てて上げなければ、これはどうにもならないと思うのでありますが、個々のものになりますと、いわゆる御心配のようなことに對して親心というものを自治體が示すということもできる餘地は、私は自治體の財政についての外のところを節約いたしますなり、外の冗費を出しますなり、そういう特殊のことをやり得るのではないか、かように考えます。又假りにそういうことができませんで、全部この税で取らなければならないといたしましても、その賦課方法について、いわゆる一般勤勞階級に對して平等に重くなるというような税のかけ方というものをいたしませんで、特に氣の毒な人に對しては、さような氣持を出す條例は定め得ると思います。恐らくそれはその當該團體の代表であるところの議員の人たちも、さようなことについては關心を持つて、そういうようなことをやるだらうと思うのであります。私の方も、これは、この法律が通過いたしますれば、それの施行についてはいろいろと地方の關係者を集めまして、その氣持というものは十分傳達する豫定でおりますが、あと實際の運用の面に當りますと、これはつまり當該自治體の理事者と自治體の議會というものの自主的な意向に任せてやるより外ないのではないかと考えます。
又戰爭犠牲者といいましても、いろいろあつて、法文でこれを一概に書くということも非常に困難なことでありまして、然らば戰爭犠牲を受けた方であつても、これは理窟になりますが、生活のいい方もあるだろうと思いますし、そこの點の、いろいろな實際の實情というものが、中央からは法文では示しにくいと思います。併し氣持の點につきましては私どもも同感でございますので、關係者を集めましたときは、その氣持は、こちらはそういう氣持はあるのだ、皆もそういう工夫をされては如何ということを、私どもの方から十分これは傳達をして行きたいと存じております。
この発言だけを見る →それからの御心配の、特に戰爭の犠牲になつた氣の毒な人に對しても、ただ平等に行くのだからということで以て重い税金をやるというようなことを省き得る工夫というものもやり得る餘地というものは出て來ると思うのであります。ラウンド・ナンバーで綜合して、日本全國で計算をしますと、これだけのことはやり得るような制度は立てて上げなければ、これはどうにもならないと思うのでありますが、個々のものになりますと、いわゆる御心配のようなことに對して親心というものを自治體が示すということもできる餘地は、私は自治體の財政についての外のところを節約いたしますなり、外の冗費を出しますなり、そういう特殊のことをやり得るのではないか、かように考えます。又假りにそういうことができませんで、全部この税で取らなければならないといたしましても、その賦課方法について、いわゆる一般勤勞階級に對して平等に重くなるというような税のかけ方というものをいたしませんで、特に氣の毒な人に對しては、さような氣持を出す條例は定め得ると思います。恐らくそれはその當該團體の代表であるところの議員の人たちも、さようなことについては關心を持つて、そういうようなことをやるだらうと思うのであります。私の方も、これは、この法律が通過いたしますれば、それの施行についてはいろいろと地方の關係者を集めまして、その氣持というものは十分傳達する豫定でおりますが、あと實際の運用の面に當りますと、これはつまり當該自治體の理事者と自治體の議會というものの自主的な意向に任せてやるより外ないのではないかと考えます。
又戰爭犠牲者といいましても、いろいろあつて、法文でこれを一概に書くということも非常に困難なことでありまして、然らば戰爭犠牲を受けた方であつても、これは理窟になりますが、生活のいい方もあるだろうと思いますし、そこの點の、いろいろな實際の實情というものが、中央からは法文では示しにくいと思います。併し氣持の點につきましては私どもも同感でございますので、關係者を集めましたときは、その氣持は、こちらはそういう氣持はあるのだ、皆もそういう工夫をされては如何ということを、私どもの方から十分これは傳達をして行きたいと存じております。
阿
阿竹齋次郎#11
○阿竹齋次郎君 議論する意味じやないが、只今地方局長のいわれたのは、この制限は必ず取らなければならないのではない、枠を作つておくということでありますが、地方の財政をそんなに甘いものだと思つておいで下さるならば、私はそれは間違いで、殆ど手一杯だ、もつと苦しい、そんな甘く考えておられては根本の考え方が變つて來ると思います。これがために、止むなく人員を整理するところができて來るところがあるかも知れませんが、但し御承知の通りに、住民税を制定せられたところの性格に背きやしないか。そもそも住民税の性格はそんなものじやない、金額をどんどん殖やして行くのじやなく、制限を上げるのは何でもないが、とにかく住民税の性格はこんなものではない。成るべく住民の全部が出し合つて、その土地の住民の責任を盡そうということが、この税を作られた根本だと思うのでございます。そこで、政府はいつも財源がないというておりながら、段々追加豫算を考えて行く、政府が財源を握つておるのだからそれは分りますが、肝腎の財布を私どもは握つておらないから、いわれるままに信じて行くより仕方がないけれども、いつも増税で追加財源が出て來るのですから、甚だ信をおくわけに行かないような氣がする。そうして今のように、地方財源の制限の範圍内でやる、そんなことを以てやることは變なことで、要するに地方に財源を與えて、そうして地方の經費を賄つて、殘りを中央に集めて來るような昔のような形になることが地方自治的にいいことだと思いますが、今のところそういうようなわけに行きませんから、そういう住民税という性格ということからお尋ねいたします。それから尚地方財源をそんなに甘いものだと見ておるのか、お考えをお伺いいたします。
この発言だけを見る →林
林敬三#12
○政府委員(林敬三君) 私どもも地方の財政というものは甘いものだとは決して考えておりません。これは實に苦しい、大部分……殆ど全部非常に苦しいと思つております。併し先程も私がそれについて申上げましたのは、この限度まで引上げますと、大抵はこの限度まで上げて來るだろうとは、かように考えますが、併しそれは上げねばならんというものではなくて、何らかの工夫のつくところでは、これは上げなくても構わないということで、これだけは絶對に取らなければならないと政府で命令する性格のものではないと思います。そこで戰爭について特に犧牲を受けて、そうして非常に苦しい生活をしておる人に對してまで絶對に取らなければならないという性格のものではない、かようなことを申上げたのであります。地方財政が苦しいということについては、私も、もうあなたに決して劣らない、むしろ私も、これは官吏でありますけれども、その方の責任者でございまして、重々存じております。又私最近までは自治團體の責任者をいたしておりまして、そのときの苦しい思いも十分存じております。この點においては決してさような甘いものとは考えておりません。それから上げましたならば、大部分の町村では、早速そこまで取らざるを得ないということになると私は思つておりまして、その間、私の申上げることが、或いは足りなくて、そういう印象をお與えしたとすれば一つ御訂正を願いたいと思うのであります。何といたしましても、實はこれについては住民税の性格論については仰しやる通りでありまして、これはいわゆる負擔分任の精神を現わすために作つたというのが、この趣旨だと思うのであります。餘りにこれが金額が多くなるということは、この税の本質を段々に逸脱して行くことになると思うのでありまして、これは極力戒めて行かなければなならないと思いますが、止むを得ずこの程度のところを、先程大臣から申上げましたように、どうしてもいたし方ない、かかる枠を擴げる措置をとらざるを得ないということになるわけでございます。やはり各人も勿論苦しいときでありますから、税は低きに越したことはないと存じます。いろいろ私どもの方も、内心苦慮いたしまして、これについていろいろ研究を重ねたのであります。幾分なりとも心を休めるといいますか、點を一つ申上げますならば、これでも休まるわけでもありませんが、これを月割にして見たのでございます、今度の増加額を。そうするとこれは大體一世帶、世帶主が納税者でございますが、一世帶當り月に入圓ほど出して頂く計算になります。大部分は昔から見ますと、物價が六十五倍とかいうようなことを言われておる今日でございまして、それ故に税を出すことも苦しいでございましようが、貨幣の單價が下つて來ておりますし、まあまあこの程度のところは、いいことではないけれども止むを得ないというところで、目をつぶつて頂けないかという氣持でございます。
それから最後に御意見がありました税というものは、國家依存の形でいいとは毛頭考えておりません。これは現存の府縣の區劃とか、財産のいろいろな偏在しておる状態とか、そういうことからなかなか困難のことはあると思いますけれども、中央依存を徹底的に、この際許される限度において、最大限度中央依存を廢して、地方自主の地方財政を持つて行かなければならないと思います。財政委員會ができましたのも、それをやるのが根本だと存じておりますし、次の國會には財政委員會の研究の結果がそこに提案されて、皆さんの御審議を受けることに相成ると存じてります。
この発言だけを見る →それから最後に御意見がありました税というものは、國家依存の形でいいとは毛頭考えておりません。これは現存の府縣の區劃とか、財産のいろいろな偏在しておる状態とか、そういうことからなかなか困難のことはあると思いますけれども、中央依存を徹底的に、この際許される限度において、最大限度中央依存を廢して、地方自主の地方財政を持つて行かなければならないと思います。財政委員會ができましたのも、それをやるのが根本だと存じておりますし、次の國會には財政委員會の研究の結果がそこに提案されて、皆さんの御審議を受けることに相成ると存じてります。
阿
阿竹齋次郎#13
○阿竹齋次郎君 簡單に……。討論じやないのですが住民税一人當りが幾らになるかということ、それはそうでしようが、外に餘計税金を納めておるのですから……。
次に政府は、財源がないと仰しやつたが、それは私共が財布を握つておらんから、政府がないと言われるならば、信じなければ仕方がありません。戰災等に遭つて、苦しい人にとれというのではありません。とれと言うてもとれません。無理に上げなければならんとは言わん。だれが好き好んで上げますかということを言うておきたい。
この発言だけを見る →次に政府は、財源がないと仰しやつたが、それは私共が財布を握つておらんから、政府がないと言われるならば、信じなければ仕方がありません。戰災等に遭つて、苦しい人にとれというのではありません。とれと言うてもとれません。無理に上げなければならんとは言わん。だれが好き好んで上げますかということを言うておきたい。
岡
岡元義人#14
○岡元義人君 先程來申上げております點につきまして、もう少し私詳しく御説明をいたしまして、御質問申上げたいのでありますが、これだけの最高價格が決められまして、これは阿竹委員からも申された通りに、最高價格を完全に徴收するということは間違いないのであります。それでただ問題は、この振り向け先が、結局中勞委の裁定によりまして、一ケ月分の地方公吏の經費に今度出されるわけでありますが、併しながらこの法の精神から申上げまして、現在失業手當法案の適用を受けることもできなかつた料飮店の失職者及び引揚者、復員者、その他の者に對して、當然これを無關心であるということは、私はあり得ないと思うのであります。少くとも三百圓持つて歸り、今一月平均が一世帶八圓だという御説明がありましたが、引揚者は千圓しか持つて歸つて來ないで、二年半もとにかく生活保護法の金さえ出さずに、受けておる者は約三分の一であります。申込をして未だに受けずに、どうやら生き永らゑているという者が、三分の二ほど全國におるのであります。その上に、三百圓ほどしか持つて歸つて來ない復員者、或いは強制徴用、強制留用によりまして、外地にいる日本人の誰かが勤めなければならん勤めを果しつつある者、そういう家族、そういう未復員家族に對しましては、家族手當一人百五十圓というものが貰えるように、今度通過するわけでありますが、強制徴用、強制留用に拉致されて行つた者の家族は、政府から一錢の金さえも頂いていないのであります。そういう人たちは、而も今は就職をしておる人たちに、中勞委の裁定によるところのこの金を支給すると、ここに私は精神において非常な矛盾を感ずるのであります。かようなことが、果してよいのかということをば、政府當局に御質問したいのと、これは特に委員長に申上げたいのでありますが、少くとも國會の權威にかけまして、一昨日こういう法案を通過させておきながら、苟くもこの國會が、またまた二日を經て、次の通常議會でというお話ならば話も分りますが、この二日を經た本日、又こういう問題を取上げて、國會はこれを通過させなければならないということは、私誠に殘念だと思うのであります。國會の權威というものは、どこにあるのかということを我々委員會が愼重に研究しなければならんと思うのであります。國民に對してどんな顔をして、我々は申譯できるか。この點を一つ、委員長は、この委員會にとくとお諮りを願いたい。
もう一つ、本日の新聞記事を見ますと、大藏大臣は、あたかもこれを中勞委に對する囘答といたしまして、すでにこの法案は、倍額決定した如き、いわゆる言辭を弄しておられます。苟くもまだ國會を通過しない前から、すでに決定した如き、こういう問題を取り上げて、新聞に發表されたということは、甚だ遺憾に思うのであります。この點につきましては、大藏大臣の答辯を私求めたいと思つております。委員長にお諮りいたします。
この発言だけを見る →もう一つ、本日の新聞記事を見ますと、大藏大臣は、あたかもこれを中勞委に對する囘答といたしまして、すでにこの法案は、倍額決定した如き、いわゆる言辭を弄しておられます。苟くもまだ國會を通過しない前から、すでに決定した如き、こういう問題を取り上げて、新聞に發表されたということは、甚だ遺憾に思うのであります。この點につきましては、大藏大臣の答辯を私求めたいと思つております。委員長にお諮りいたします。
林
林敬三#15
○政府委員(林敬三君) 引揚者などにつきまして、十分の生活のできない者についてまで課税することは、誠に不當だと存じます。法律によりますと、いわゆる生活上公私の扶助若しくは救助を受けるような立場にある者に對しては、この税法上からは、當然非課税になるのであります。そこでいわゆる生活保護法の對象になるような人については、こたは當然課税はされないということになつております。尚、併し生活保護法の對象は受けてないけれども、苦いというような人々については、これはそれぞれの條例を以て免除することができるということになりますので、そういうことになつておりますので、若しこれが通過して、實施する時には、地方との間におきまして、十分に意思の疏通を圖つて、運用上遺憾なきを期して参りたいと存じております。
この発言だけを見る →吉
吉川末次郎#16
○委員長(吉川末次郎君) 申上げますが、本日は、できるならば、只今審議しております地方税法の一部を改正する法律案について、もつと審議を進行できるならば、採決までもしたいというように思つておつたわけであります。尚警察案につきましても、討論採決に入りたいと思つておるのでありますが、時間が既に十二時半になつておりますので、一時休憩いたします。一時間後、一時半から再開いたします。
午後零時二十六分休憩
—————・—————
午後一時五十九分開會
この発言だけを見る →午後零時二十六分休憩
—————・—————
午後一時五十九分開會
吉
中
中井光次#18
○中井光次君 私は先程少し遲れて參りましたから、御質問があつたかどうか存じませんが、この地方税法で一ケ月分の給與を上げるために増税をすることになるのですか。今囘の處置だけで後の……、元は二・八というものに對する問題であると思いますから、一ケ月分を今囘解決をして、後の一・八についてはどういうお考えを持つておりますか。どういうお見込みでありますかということを一應承つておきたいと思います。
この発言だけを見る →林
林敬三#19
○政府委員(林敬三君) 御尤なお尋ねと存じます。官公吏いずれに差をつけるわけにも參りませんで、全體の問題として、政府としてはこの點のことについて苦慮をいたしておるわけでございます。それで取敢ずいろいろな工夫を凝らしまして、財源措置を辛うじて講じ得たところがこの一ケ月分でございまして、これはいわゆる官房長官からの聲明にもありますように、いわゆる取敢ずということであります。それで財源措置の工夫が尚今後見通しがつけば二・八に逹して行くように、少しでも多く、最善の工夫をして行きたいというのが政府の氣持でございます。それで公吏についてこれを見ますると、實はこの案すらいろいろ先程來御議論のありますように、相當に辛い案でございます。更に後一・八ケ月分というものについては私共も今後どうしてこれを捻出するかということについて日夜實は同僚諸君とも、或いは上の方とも檢討をいたしておるのでございますが、目下のところこれという確實な對策ができて參つておらない状態でございます。從つて何とか財源措置がつけば二・八までに逹するように、少しでもこれに近いように努力を今後とも政府は續ける。併し今具體的にこの程度までは確保し得る、この程度まではこういう措置であるという見通しはまだ何もついていないというのが現状でございます。
この発言だけを見る →中
中井光次#20
○中井光次君 そうすると、財政的の措置がつかない場合においては、二・八の問題の根柢がゆるむこともあり得る、各自治體の事情によつてゆるむこともあり得るというふうに思われますが、その點は如何でございましようか。
この発言だけを見る →林
林敬三#21
○政府委員(林敬三君) これは自治體の方について私共自治體の行政を擔當しております側から見ますと、やはり官吏の方とも睨み合して行かなければならないと存じておるわけでございまして、又官吏の方も自治體の方と睨み合せた行動をとつて貰わなければならないと思つておるのでございます。それで今のところ二・八まで將來工夫をして出し得るか、それとも出し得ないかということについては、實はまだどうしても結論が出ないのであります。併し飽くまでも努力をして、成るべく出し得るように最善の努力をするということが現状でございます。
この発言だけを見る →阿
阿竹齋次郎#22
○阿竹齋次郎君 ちよつと伺いますが、この住民税は、法律で毎年十月一日に取ることになつておるように思うのでありますが、そうしますと今後値上げいたしますと、この財源に間に合うのかどうか、どうですか。上げたところで取るのが十月一日からでできない、それでは間に合わないじやないかと思いますが、市町村でやり繰りをすればいいじやないかというが、やり繰りをする餘裕がなかろうと思います。これは御承知の通り去年四十圓に上げたのです。大都市は十二圓、都市は九圓、町村は六圓であつたのを一率に四十圓に値上げしてしまつたと思いますが、それは去年のことであります。昨年初めて府縣住民税ができたのですから、去年は市町村住民税とで百圓納めた。それを今度この案で行くと一年の間に八倍になる、物價が三倍になつたというのでさえびつくりしておるのに、住民税は八倍になつた、こういう計算が出て來ると思います。それで昨年住民税が布かれて、特に政府がこの税の本質上注意して來たことは、できるだけ負擔が過重にならないように格別の注意をしなければならん。その代り住民税は獨立の經濟をしておる者からは漏れなく取れ、但し課税は愼重にしろというお達しがあつた。つまり住民税は自治政參加負擔分任の意味におきまして布かれた税制であつたと記憶いたしております。そこで地方長官において制限外課税を百分の五十まで許されておつて、それを大抵取つておつたと思いますが、今度も制限外課税を許すのか、そうしますと大變な金額になります。
この発言だけを見る →林
林敬三#23
○政府委員(林敬三君) お尋ねの第一の、十月一日というのは、これはいわゆる納税義務者を定める期日でございます。具體的に申しますと、本年度の住民税は、十月一日にそこにおりまして納税の要件を備えた人について、これを取る、こういう期日が十月一日でございまして、この法律案が出ましてそうして通過になりますれば、實際の徴收は、その後において十月一日現在において決まつた納税義務者について取る、かようなことに相成るわけでございまして、やつて參れるわけでございます。それから納税の義務者として該當する者については、これは漏れなく、税金の性質から、取るべきでございますが、ただ先程も岡元さんも御質問ございましたように、いわゆる生活困窮者であつて、保護を受けるような者は、こたは課税の對象から除かれます。又それには生活保護を受けなくてもそれと同等又はそれよりちよつといいくらいのところで以て、除いて然るべしという者は、それぞれ條項で以てその運用を期するわけでございまして、殊に引揚者などで以て非常に氣の毒な立場にある人については、その間における施行に當りまして、實際の關係者に十分注意を促して遺憾なきを期して參りたいと存じております。
それから税が去年に比べて非常に激増しておる點は、御指摘の通りであります。ただこれは平均額がこういうことになるのでございまして、下の方の最低の人というのは、これは市町村民税で申しますと、一年に二十五圓ということになつておるのでありまして、それぞれ運用に當りましても現下の事態に鑑みて、増税分も下に極力薄く上に厚く、こういう形での課税が取られることが望ましいと思います。尚中央で干渉すべきではございませんけれども、極力さような點についても、社會政策的な課税をするように注意を促して參りたいと存じます。
それから百分の五十の制限外のことでありますが、これは中央政府の許可を受けますれば、課し得ることになつております。ただ極力これはやらないようにという、實は私の方は希望を地方に對して申述べておるわけであります。それからお話でございましたけれども、制限外を課しておるところの方が、遙かに少いのでございます。縣について申しますと、極く數縣、そういうよくよく苦しくて外に方法のないところが、許可を受けていたしたように記憶しておる次第でございます。
この発言だけを見る →それから税が去年に比べて非常に激増しておる點は、御指摘の通りであります。ただこれは平均額がこういうことになるのでございまして、下の方の最低の人というのは、これは市町村民税で申しますと、一年に二十五圓ということになつておるのでありまして、それぞれ運用に當りましても現下の事態に鑑みて、増税分も下に極力薄く上に厚く、こういう形での課税が取られることが望ましいと思います。尚中央で干渉すべきではございませんけれども、極力さような點についても、社會政策的な課税をするように注意を促して參りたいと存じます。
それから百分の五十の制限外のことでありますが、これは中央政府の許可を受けますれば、課し得ることになつております。ただ極力これはやらないようにという、實は私の方は希望を地方に對して申述べておるわけであります。それからお話でございましたけれども、制限外を課しておるところの方が、遙かに少いのでございます。縣について申しますと、極く數縣、そういうよくよく苦しくて外に方法のないところが、許可を受けていたしたように記憶しておる次第でございます。
阿
阿竹齋次郎#24
○阿竹齋次郎君 制限課税が少い、そうでしよう。これは制限内と雖もなかなかやかましい税金であつて、地方でこの税金を取るのが一番むずかしいのです。要するにこの税金は貧富の状況によつて、階段的に細かくできておらない、よそはどうか知りませんが、大抵三段か四段に分けております。だから十圓の人と十一圓の人との一圓の差ですけれども、特にその力において相違があつて、なかなかこの税金はむずかしい、一番貧困な階級でも相當取られておる、住民税という意味から行きまして。こんなことは餘計なことでありますけれども、この住民税が高くてびつくりして首を吊つた人があります。そういうことは冗談でありますが、このくらい大きい税金ですから、本當に貧乏しておつても五十圓も六十圓も、二十圓も三十圓も取られるのです、その後は冗談でありますが、そこでなんですが、これは徴税が一擧に取れるということになつております。これは一遍に取らなければならん。本當にえらい仕事である。生活保護をしなければならん、或いは貧因なものに對しては取らないようにということは御尤もです。これは法律がそうなつておるから當然やらなければならんことであります。そこで昨年は四十圓、今年は何百倍にもなると大分負擔がえらいだろうと思います。それからこれを取るには一番むずかしい、納税義務者が決らんからむずかしい、實はこの十月中に納税義務者を決定すると言いましたけれども、本當に課税するときにむずかしい税金である。他の獨立税は物件を根據としてやつておるから取り易い、その他の附加税と違つて、これは獨立税であり住民の頭割税である。非常にむづかしい税金がこんなふうに殖えるということは首つりが殖えはせんかと思います。
この発言だけを見る →林
林敬三#25
○政府委員(林敬三君) 大變これはむづかしい税金であるということは私も全く同感であります。實は私も二十年間地方廳の役人をいたしておりまして、その方の擔當を親しくやつて、このくらい賦課に對して文句があり、むづかしいことは仰せの通りであります。それで御體驗を持つておるので繹迦に説法じやないかと存じますが、他の税金から見るとやはり何と言うか、そういう段階的になつていない性格があることは私も存じております。しかしこれは條例で以て各團體で決めるということになつておりますから、ただ實際は大體歩調を合せませんと他と比較して又いろいろ議論がありますから、賦課總額の五分の一を下らないものは人頭割にいたしまして、後の分は大體基準を決めて、所得額或は家屋の賃貨價格、土地の賃貨價格或いは營業税額、そういうものを基準にして等級を設けてやつておるところでは、點數制度にしてやつておるところが多いと思います。私の在任いたしました縣では二十等級くらいに分けまして點數制度にして何は何點、何は何點ということをやつて賦課しておつたと存じます。但し町村によりましてはそんな面倒なことをしないというところもある。もつといわゆる大雜把な區分けをしておつたところもあらうかと存じますが、この度、金額が多くなつて來れば、やはりおのずからそういうふうに確實な基礎に基いてやらせる。段階的に精算の下にやらせる場合が多くなつて來ると存じます。又それが妥當であると存じております。それから税金の取り方でございますが、これは決めるのは條例で以て隨意になつておるが、年一囘でもよければ、年三囘でも、四囘でもいいのであります。ただ大抵の市町村では私の經驗では、一遍で取つておるところが多いと思います。その事情の困難なところは分けて取つてもいいことになつております。
この発言だけを見る →阿
阿竹齋次郎#26
○阿竹齋次郎君 そこで徴税の時期なんですが、大抵一遍に取つてすると思います。それからこれは階級が、二十通りになつておる。私は日本全國を調べて見ると相當細かくなつておる。戰爭に負けたので變つたが、勝つまでは文句を言うなというのでとにかく賦課しました、大雜把な取り方である。ですからこれを眞に増税する基盤となるべきものを改正することは困難と思うから、從來のように増税するのだらうから不公平な結果が出て來ると思います。それからとにかく細かい階級ができるのだから大變むづかしいものが出るだろうと思います。市町村は有難いけれども困るだらうと思います。
この発言だけを見る →岡
吉
吉川末次郎#28
○委員長(吉川末次郎君) 今衆議院に大藏省關係の議案が緊急上程されたので、それを濟まして來ると言つておりますから、暫くお待ちを願いたいと思います。他に御質疑ございませんか。質疑がなければ在外同胞引揚問題に關する特別委員會の委員長の矢野酉雄君より特に發言の御要求がありますので、この際許可いたします。
この発言だけを見る →矢
矢野酉雄#29
○委員外議員(矢野酉雄君) 發言さして頂きまして有難うございます。只今政府委員から私が御願いを申上げたいと思いましたことについて實は御説明がありましたので、或いはこれは屋上屋を重ねるの弊に陷るかと存じますが、率直に申上げますというと、大臣にしてもその他の政府委員の方がここでお仰しやつたことでも實は必ずしもそれが行われないことがしばしばあります。過般も私は私の同僚の岡部常君を通して總理大臣に對して六・三制の追加豫算についての言質を本會議で取りましたけれども、御覧の通りに六・三制追加豫算七億圓の豫算を繰込むことができなかつた。文部大臣自體も言質を與えてこれを實行していない。これらの事實に即しましてどうも政府委員の仰しやつたことだけではまだなんだか心細く感じますので、私の衷情を披瀝する次第であります。
實は一昨々日特別委員會の者は東京を中心といたしました引揚者の一時寮竝びに定著しております各寮をお見舞し、又視察をさせて頂きましたが、實に言葉に絶する窮状でございます。例えば新聞にもよく報道されましたあの國分寺の寮の如き、それは何千坪という建物と、それから何十萬坪という、總計六十萬坪はありますが、土地がそのままになつておりますのに、こんな一つの建物を與えられておるところの引揚者達は、全く窓もございません。私動亂の滿洲で、あの掠奪の後の倉庫の中に多くの、北安その他北方から、或いは東邊道から避難して來た諸君を收容したことがありますが、恰もその動亂の最中の奉天の一時收容所の如き慘澹たる姿でございます。三田の寮の如き、その光線の工合から、濕度の關係から、遊ぶ所一つも持たない子供たちの保健の立場から考えて見まして、同じこの敗戰後の日本に生を營みながら、かくも隔たりの多いかを考えたら、實にその晩私は到頭御飯も食べられないくらいでございました。私事を申上げて恐縮でございますが、矢野の次男は遠くウクライナにおいてドロシーコーフの病院で亡くなりましたのを知りましたが、これは國家から頂くのは恐らく葬式料四十圓でございます。過般の水害において公務員が亡くなつたのは一時金として十數萬圓貰つておる。(「二十萬圓貰つた」と呼ぶ者あり)こういうことを考えたときに、或いは又戰災を受けた人々が一ケ年間免税を受けたのに、全く裸のままで還つて來た引揚者はなんらの免税という恩典にも浴しない。一昨々日でありましたか、皆さんが御審議下さいました地方税の改正法律案が通過して、更に只今御審議中と聞きましたこの住民税は、やはり等しく引揚者に對してもこれは課税されるのでございましよう。引揚者約六百萬、その兩親、子供、兄弟、從兄弟總計しますと約三十萬と思つております。この人々が祖國に還つた喜びと肉親に合つた喜びに奮いながら、民主日本の建設のために協力してくれますならば、必ずや社會黨の現首班内閣が唱える一つの高度民主主義の國家が建設せられるでありましようが、逆にこの諸君がいよいよ生活に窮して最前お話申しましたところの國分寺の寮の寮長が申しましたのに、ちよつとした注意が私共が足らなかつたために一家五人全部が飢え死をしているのです、ついこの間。こういう現實に直面いたしましたときに、戰爭犠牲の公正なる負擔こそ民主日本建設のこれは第一義的な原則であらねばならんと思いますのに、有らゆる面から見まして、過般も私達が審議いたしました失業手當法案に失業者中の失業者は二年半強制勞働に服して歸つて來てあの港に上陸したあの失業者中の失業者と私は思いますのに拘らず、あの手當法案の恩典に浴することは斷じてできません。私はその際勞働大臣に對して何らかの處置に出る言質を本會議において與えられて引揚げて來ておるところの諸君に對しては何らかの光明を與えて頂きたいということを申しましたのに對しまして、勞働大臣は本會議席上において、御承知の如く言明を與えてくれました。翼くばこの法案は同じ我が日本の兄弟の公務員諸君の何か恐らく手當か何かに充當されるでありましよう。その公務員諸君の生活の困難であることも私は十分存じておりますから、皆さま權威ある委員會の方々でこの改正法律案を御可決になつて然るべきと存じます。而かもその御可決になりましたその法律において是非とも引揚者は、勿論初めから引揚げて來た全部とは申しません。何か適當に當局においては立案せられまして、是非生活に困難しておるこの引揚者諸君に對して免税の恩典を、而も寛大に與えて頂くような確實なる措置をこの機會にお願いすると共に、又委員長初め尊敬する委員皆さまが私のこのお願いに對して是非御支持願いますように貴い御時間を割いて頂いたような次第であります。何分ともよろしく御願いいたします。
この発言だけを見る →實は一昨々日特別委員會の者は東京を中心といたしました引揚者の一時寮竝びに定著しております各寮をお見舞し、又視察をさせて頂きましたが、實に言葉に絶する窮状でございます。例えば新聞にもよく報道されましたあの國分寺の寮の如き、それは何千坪という建物と、それから何十萬坪という、總計六十萬坪はありますが、土地がそのままになつておりますのに、こんな一つの建物を與えられておるところの引揚者達は、全く窓もございません。私動亂の滿洲で、あの掠奪の後の倉庫の中に多くの、北安その他北方から、或いは東邊道から避難して來た諸君を收容したことがありますが、恰もその動亂の最中の奉天の一時收容所の如き慘澹たる姿でございます。三田の寮の如き、その光線の工合から、濕度の關係から、遊ぶ所一つも持たない子供たちの保健の立場から考えて見まして、同じこの敗戰後の日本に生を營みながら、かくも隔たりの多いかを考えたら、實にその晩私は到頭御飯も食べられないくらいでございました。私事を申上げて恐縮でございますが、矢野の次男は遠くウクライナにおいてドロシーコーフの病院で亡くなりましたのを知りましたが、これは國家から頂くのは恐らく葬式料四十圓でございます。過般の水害において公務員が亡くなつたのは一時金として十數萬圓貰つておる。(「二十萬圓貰つた」と呼ぶ者あり)こういうことを考えたときに、或いは又戰災を受けた人々が一ケ年間免税を受けたのに、全く裸のままで還つて來た引揚者はなんらの免税という恩典にも浴しない。一昨々日でありましたか、皆さんが御審議下さいました地方税の改正法律案が通過して、更に只今御審議中と聞きましたこの住民税は、やはり等しく引揚者に對してもこれは課税されるのでございましよう。引揚者約六百萬、その兩親、子供、兄弟、從兄弟總計しますと約三十萬と思つております。この人々が祖國に還つた喜びと肉親に合つた喜びに奮いながら、民主日本の建設のために協力してくれますならば、必ずや社會黨の現首班内閣が唱える一つの高度民主主義の國家が建設せられるでありましようが、逆にこの諸君がいよいよ生活に窮して最前お話申しましたところの國分寺の寮の寮長が申しましたのに、ちよつとした注意が私共が足らなかつたために一家五人全部が飢え死をしているのです、ついこの間。こういう現實に直面いたしましたときに、戰爭犠牲の公正なる負擔こそ民主日本建設のこれは第一義的な原則であらねばならんと思いますのに、有らゆる面から見まして、過般も私達が審議いたしました失業手當法案に失業者中の失業者は二年半強制勞働に服して歸つて來てあの港に上陸したあの失業者中の失業者と私は思いますのに拘らず、あの手當法案の恩典に浴することは斷じてできません。私はその際勞働大臣に對して何らかの處置に出る言質を本會議において與えられて引揚げて來ておるところの諸君に對しては何らかの光明を與えて頂きたいということを申しましたのに對しまして、勞働大臣は本會議席上において、御承知の如く言明を與えてくれました。翼くばこの法案は同じ我が日本の兄弟の公務員諸君の何か恐らく手當か何かに充當されるでありましよう。その公務員諸君の生活の困難であることも私は十分存じておりますから、皆さま權威ある委員會の方々でこの改正法律案を御可決になつて然るべきと存じます。而かもその御可決になりましたその法律において是非とも引揚者は、勿論初めから引揚げて來た全部とは申しません。何か適當に當局においては立案せられまして、是非生活に困難しておるこの引揚者諸君に對して免税の恩典を、而も寛大に與えて頂くような確實なる措置をこの機會にお願いすると共に、又委員長初め尊敬する委員皆さまが私のこのお願いに對して是非御支持願いますように貴い御時間を割いて頂いたような次第であります。何分ともよろしく御願いいたします。