米窪滿亮の発言 (本会議)
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○國務大臣(米窪滿亮君) 私に対する御質問に対してお答えいたします。それは將來失業手当、或いは失業保險を支給する場合の基準はどこへ持つて行くかと言うお尋ねであつたと思うのであります。大体においてこれは標準報酬というものを決めまして、それの何パーセントということでやつて行くことが、從來我が國における既に実施しておるところの各種の保險、その他諸外國の例などで、これは生活費を保險及び手当等でカバーするということは、これは極めて理想的で望ましいことでございまするが、これについては國の経済とも睨み合さなければなりません。又或る考え方によると惰民を作るという逆作用も多分にあるのでございます。我々はこの失業対策として失業保險、失業手当というものによつて、失業者を救うというのが第一義的の目的でないのでございまして、失業者に対して適当なる職業を與えるということが第一義である。これがどうしてもできない場合に、初めて第二義的の手段として失業保險、失業手当というものを支給するということであるわけでございます。從いまして生活費を失業保險及び失業手当でカバーするということは、本旨に合わないのでございます。簡單でございますが、これを以て‥‥(拍手)