米窪滿亮の発言 (労働委員会)

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○國務大臣(米窪滿亮君) 第二項を設けた理由は、職業紹介は經営者の利益にも偏重しない、又勞働者側の要求にも偏らない、こういう、いわゆる職業紹介事業の中立性を保持するために第二項を掲げたのでございまするが、日本の勞働爭議の實情から見て、私も山田さんの疑念とされる點も必ずしも現實的でないとは思はないのでありまして、これは一つの委員會において皆さんの御意見に從つて行きたい、こういう工合に考えております。若し強いて言うならば、この部門別に職業紹介をするかしないかということを分けずに、或いは事業別ぐらいに分けて行くことが現状に即したことかも分りませんが、一應はこういう工合にはつきりと、或部門においては爭議が起つており、他の部門において爭議の起り得る情勢でないと職業紹介所が判斷した場合においては、職業紹介事業の中立性から言つても、こういう規定を設けることがいいと思つて入れたのでございまするが、皆さんの御意見によつて日本の今日の勞働運動の實情、或いはその他の現實性から考えて、そうしてこの第二項を入れることが、現實的に見て甚しく危險であると、こういうことであるならば、政府といたしましてもこれに對して何ら原案に對する支持を強く主張するものでないとこういう工合に申し上げたいと思います。

発言情報

speech_id: 100115289X00619470920_014

発言者: 米窪滿亮

speaker_id: 9227

日付: 1947-09-20

院: 参議院

会議名: 労働委員会