江口見登留の発言 (労働委員会)
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○政府委員(江口見登留君) 自発的に見かねて、あんなまずい所に入つており、机も椅子もないということで、関係事業者の方から申出のあつたということも一つ聞いております。特にこちらから寄附を勧誘しないで、好意的にそういう醵出があつたという場合にはこれまで禁じようとは実は思つていないのでございます。こちらから強制的にお願いせずに出して頂く分はやかましく禁ずるという程でもありません。と申しまするのは、豫算が非常に窮屈でありまして、大藏省といろいろ折衝するのでありまするけれども、地方の要望しておる程度にはどうしても國費が出ないのでありまして、そういうときにそういう申出があれば、これは助け舟というようなことで監督署が受入れておられるであろうと考えておるのであります。寄附の問題は、実は皆樣におかれましても役所が新らしいだけに、又役所の性質が性質であるだけにできるだけ健全でなければならんというお心持からいろいろ話題に上るのだとは思いまするが、実はその他の役所におきましても從來通りそういう惡習が行われておりまして、監督署と並んだような役所が同時に寄附募集をして監督署の方は大いに集まつたが、もう一方の方は集まらないとか、そういうような例もあります。ところが役所が役所であるだけにそういう問題が特に目立つて皆樣のお耳に入るのではないかと考えたのであります。勿論我々は嚴重に強制してはならない。しかし申出があつた場合に足りないときには、その好意は受入れてもよかろうというようなつもりであります。