鈴木義男の発言 (労働委員会)

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○國務大臣(鈴木義男君) この第一の御質問の即時に今からすぐこの第二十九條のような標準時間で働かせるようにせよ、誠にその通りでありまして、できるだけそういうようにいたしたい趣旨でありまするけれども、遺憾ながら仕事が生きた人間を扱うことでありまして、時間が過ぎたからそのまま放置して帰つてよろしいというようなわけに行かない種類の仕事でありましてどうしても人員を十分に充足いたしまするまで、多少のこの超過労働というものを余儀なくさせることに相成るのであります。そこでできるだけ定員の人を得たいと思いまして、努力しておりますが、如何せん、刑務職員の待遇の菲薄なることは官吏の中で最も低いものに属するような次第でありましてそのためになかなか志願者がないのであります。東京だけ少し余計であるので不思議に思つてよく調べましたところが、刑務官吏でもともかく役人になれば東京に入れる。轉入をしてそれからお暇をするといつたような趣旨の人があるので、誠にかんばしくないのであります。御承知の静岡の不祥事件のごときも、全員の三分の二近くが一年未満の勤務者なのであります。水の流れるごとく変つて行くというような状況でありまして、到底刑務官としての威信を保つことすらもできないというような状況でありまして、一刻も早く待遇を改善して頂きまして、そうして相当の人を、永続性を持つた人を得るように希望を持つておるわけでありまして、その方面に向つて努力することと相俟つて是非この基準に適う労働をさせるように一ときも早く到達させたが、それ以前は極く僅かでありますが特別手当とか、いろいろの方法で慰めるという方法をいたすことも御了承を得たいのであります。それから労働專門の裁判所ということは望ましいのでありまするが、專門とまで申すことは少し強過ぎると思うのでありまして、所によつて労働問題がそれ程ないという裁判所もありまするから、主として労働問題に理解のある特別の教養を積んだ判事、檢事を置く、そうして問題がある限り労働問題を主として扱うが、ない場合には普通事件もやはり扱う、こういう趣旨における主任判事とか檢事とか、こういうものを配する、こういう氣持なんであります。さよう御承知を願いたいと思います。

発言情報

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発言者: 鈴木義男

speaker_id: 9090

日付: 1947-10-14

院: 参議院

会議名: 労働委員会